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森川那智子のゆるるんヨガ de ほっ!

ゆるゆるセルフケア!(21) 眠るシバ神のポーズ

イラスト●星奈レイ
発行:2009年7月
更新:2013年8月

  

森川那智子(もりかわ なちこ)
こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。
『こころがラクになる本』(大和書房)
『リラックスヨガ』(成美堂出版)など
著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/

ゴロ寝で〝ほっ〟

眠るシバ神のポーズ① 右体側を下にして横臥し、右腕を伸ばす。左手は胸の前の床につける。

夏、風の通る部屋でゴロ寝をしていると実に気分爽快です。あんまり気持ちがよくて、ついだらだらと過ごしてしまい、気がつくともう夕方ということもよくあります。部屋の片付けも掃除も洗濯もやりそびれてしまい「あ~あ、今日は1日中何にもしないまま、ごろごろしてしまったなあ……」と後ろめたくなります。

「ゴロゴロだらだら」は、たいていの場合、あまり好感をもたれないようです。

② 右手で頭を支え、つま先まで体をまっすぐ伸ばす。

1人暮らしの若い女性が、彼氏に抱く不満でダントツに多いのがこれです。確かに、ずっとゴロゴロだらだらやっていたら、たいてい嫌われますよね。

もちろん亭主の「ゴロゴロだらだら」は家族全員からかなり嫌われます。

家族みんなで仲良く円満に「ゴロゴロだらだら」していたら、うちの中を清潔に快適に保つことはできません。食事も宅配ピザかカップラーメンということになりかねません。

③ まず息を吐いて、肛門を閉じ腹部を軽く引き締める。息を吸いながらゆっくりと左脚を、大きく上げる。右脇腹を床に押し付けるような感じで。自然呼吸で10カウント、キープし、静かに②に戻す。

つまり、気ままにゴロゴロだらだらすることや、清潔で健康的な日常性とのバランスは難しいのです。

何より、こんなこといつまでもやっていたらまずいなと心の中ではじりじりしていたら、せっかくの休息効果も半減です。もったいないですよね。

さて今回紹介するポーズは「眠るシバ神のポーズ」です。このポーズは最初のスタートの姿勢をとったときから、なんだかいい気持ちがします。肘枕(自分の肘を曲げて枕代わりにする)という姿勢自体が、のどかで気ままな気持ちにさせるのでしょう。

④ 次は両脚をそろえて上げる。息を吐いて腹部を軽く引き締める。息を吸いながらゆっくりと両脚を上げる。自然呼吸で10カウント、キープする。完全なくつろぎのポーズで息を整える。左右交代して2セット行う。

畳の部屋で行なえば最高です。左右交互に2セット行い、最後の完全なくつろぎのポーズを少し長めに取って、ゆったりくつろぐ。ゴロ寝で気分爽快です。

両脚をそろえて行なうポーズ(④参照)では、あまり脚を高く上げなくていいです。少しきついと思いますが、お腹の力を緩めないで行なってください。

肘枕でTVを観ているときのCMタイムにこのポーズをはさむと、なんだか得したみたいな気分になりますよ。

眠るシバ神のポーズ

① 右体側を下にして横臥します。右腕をぐぐーっと伸ばし、左腕は胸の前の床に手をつきます。

② 右手で頭を支えます。足のつま先まで体をまっすぐ伸ばします。

③ まず息を吐いて、肛門を閉じ腹部を軽く引き締めます。息を吸いながらゆっくりと左脚を、膝も足の甲も正面に向けたままで大きく上げます。そのとき右脇腹を床に押し付けるような感じになります。

自然呼吸で10カウント、キープして、静かに②に戻します。

④ 今度は両脚をそろえ行います。まず息を吐いて腹部を軽く引き締めます。息を吸いながらゆっくりと両脚を上げます。③のように大きく上がらなくても大丈夫です。できるところまで上げましょう。自然呼吸で10カウント、キープしましょう。

完全なくつろぎのポーズで息を整え、左右を交代して同様に2セットします。

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