膀胱がん手術後、再発予防の抗がん剤治療を受けているが中止したい

回答者:赤倉 功一郎
東京厚生年金病院 泌尿器科部長
発行:2005年8月
更新:2013年12月

  

膀胱鏡検査で膀胱がんが見つかり、切除手術(経尿道的腫瘍切除術)を受けました。現在は、抗がん剤のアドリアシン(一般名ドキソルビシン)を膀胱に注入する治療を受けていますが、副作用のため、排尿時などに痛みが強く出ます。この治療は再発予防のために行っていると言われました。それならば1度治療を中止したいと考えているのですが、再発する危険が高まるのでしょうか。

(東京都 男性 66歳)

A 副作用が強く、つらいのであれば中止してもよい

がんの組織型や、単発か多発かの違いなどによりますが、膀胱がんはほかのがんに比べて、一般的に再発率の高いがんです。

ただ、初発で単発の膀胱がんの場合は、再発予防として、アドリアシンの膀胱注入治療はあまり行いません。そうすると、この方の場合は、多発がんなど、何らかの理由で再発率が高いと判断したので、再発予防の治療をしていると考えられます。

膀胱がんの再発を予防するアドリアシンの効果は、10数パーセントといわれます。再発予防として抗がん剤治療を行うとのことですから、がんは手術で全部取り切れたと考えてよいのでしょう。

そうであって、副作用が強く、つらいということでしたら、抗がん剤治療は中止されてもよいと思います。主治医とよく相談してみて下さい。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート1月 掲載記事更新!