理想的な定期検診の頻度は?

回答者:山口 俊晴
がん研有明病院 副院長・消化器外科部長
発行:2005年6月
更新:2019年7月

  

私は、胃が痛くなることがたまにあります。1年に1回検診を受けていますが、胃が痛くなる度に不安を感じています。検診は、どのくらいの頻度で受けるのが理想的なのか、教えてください。

(東京都 男性 48歳)

A 原則的に1年に1回、40歳以上は受けるのが望ましい

胃がんは初期の場合症状はありませんが、早期では半分近くの方に症状があります。これは、胃がんと別に胃炎や胃潰瘍があったために起きた症状で、たまたま検査をして胃の痛みと直接関係の無い胃がんが見つかったのです。胃がたまに痛くなっても、1年に1回きちんと検査を受けていればまず心配はありません。ただし検査は血液検査だけでなく、胃の内視鏡検査を受けることをお勧めします。

レントゲン検査も有用なことがありますが、技術的にはレントゲン検査のほうが難しく、かなりの熟練者が丁寧に検査しなくては早期の病変は見逃すことがあります。検査の頻度は原則として1年に1回程度でよいのですが、胃潰瘍やポリープが発見された場合などは念のため生検を行い、良性と判断されても3カ月あるいは6カ月後に再検査するのがよいと思います。

検診はすべての人が一定の年齢(40歳)になれば受けるのが望ましく、特に近親者にがんの方がいる場合には注意が必要です。なお、自分が胃の痛みと思っていたのが、原因が胆石であったり、すい臓の病気であったりするので、CTや超音波検査も定期的に受ける必要があるでしょう。

近親者=両親とその兄弟、祖父母、兄弟姉妹

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