がんの療養中に 障害年金がもらえると聞きましたが

回答者・大沢かおり
東京共済病院がん相談支援センター医療ソーシャルワーカー
発行:2014年5月
更新:2016年4月

  

1年前に進行大腸がんが見つかり、化学療法を受けています。いまは家業の手伝いもほとんど止めて病気療養中です。家業が自営であるため、治療費の支出に対し、少しでも家計の負担を減らしたいと思います。聞いたところによると、がんによる支障の程度によっては、障害年金という手当が出ると聞きました。どのような手続きが必要なのでしょうか。国民年金に加入しています。条件などについても教えてください。

(52歳 女性 神奈川県)

診断後1年半が経ち 提出書類が認定されれば

東京共済病院がん相談支援センター
の大沢かおりさん

障害年金は、病気やけがが原因で生活や労働に障害を来したとき、生活を保障するために支給される年金です。あまり知られてはいませんが、がんによる障害でも、申請によって日常生活が後述(一般状態区分2級)のような状態以下と認定されれば、障害年金が給付されます。

一般状態区分2級:「身のまわりのある程度のことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの」

給付額は、国民年金加入の2級の場合で、年額792,100円が2カ月に1度の分割で支給されます。また、未成年の子どもがいる家庭の場合は、第1子第2子について各227,900円が加算されます。

給付が開始されるのは、「障害認定日」からとなっています。この障害認定日は、「初めて医師の診療を受けたときから1年6カ月経過したときに障害の状態にあるか、65歳に達したとき」とされています。

手術などのがん治療によって障害の状態に至った場合、例えば、人工肛門を造設した場合は、その手術日が障害認定日になります。

申請用紙は年金事務所で入手し、必要事項を記入すると同時に、医師からの診断書も必要です。記入の仕方については、病院のソーシャルワーカーなどに相談するといいでしょう。

国民年金加入の場合。厚生年金では条件、支給額が異なる

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