長谷川記子の心と体の特効薬

あなたの命のエネルギーを信じて


発行:2004年5月
更新:2013年8月

  

はせがわ のりこ
星薬科大学薬学部卒業。
香りや予防医学への興味から、ヨーガ・薬膳・ハーブのアロマテラピーを研究。
薬剤師、アロマテラピスト。著書『ガンを癒すアロマテラピー』(リヨン社)

アロマオイルが欲しい方、アロマのカウンセリングを受けたい方は、サプリメントスタジオ「Joy Heart(ジョイハート)」にお問い合わせくださ
い。専門薬剤師がアドバイスいたします。「ジョイ ハート」はこころと体の両面からあなたの健康をサポートします。カウンセリングは予約制です。
〒171-0022東京都豊島区南池袋 2-23-5-1F(池袋駅西武口から徒歩5分) 電話・ファクス
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イラスト:ジャスミン

アロマテラピーのトリートメントを受ける際に、とても大切な心の持ち方についてお話しましょう。

アロマテラピーは、大自然の恵みである精油を用い、病気で悩んでいる方を癒すことにより、その方の自然治癒力を引き出していきます。動物はみな、心身ともに弱ったとき、じっと動かずにくつろいで患部を癒し、自分のもつ自然治癒力によって、徐々に回復させていきます。今がんに悩む方は、ご自身の体の内に、がんの患部を癒す力があることを信じてください。

アロマトリートメントを受けるということは、心から健康になりたい、体内のバランスを取り戻したいという、あなた自身の無意識の生きる力を高めることなのです。痛みや不眠など、さまざまな症状に悩んでいる方は、そんな気持ちにはなれないといわれるでしょう。でも心の内に目を向けて、ありのままの心と身体の状態を受け入れてみてください。「がんがあって、本当にどうしようもない身体だ」などと、決してマイナスの形で自分を追い込まないことです。「受け入れる」とは、「がんが体の中にあるけれど、そのがんを含めて、私の体全体が生きている」と、前向きに思う心のあり方です。できればここに、感謝の気持ちを込めましょう。がんが身体の中にあるのに、ほかの細胞たちが共にバランスをとって生かしてくれている。今感じる痛みや不快さえ、生きている証だと思ってみてください。

次に、心の中のこだわりについても放ってしまいましょう。家族のことや、将来のこと、他人から言われた批判など、心にささっている「こだわり」という杭を、1本1本抜いてください。そしてがん細胞やほかの痛み、不快な症状とともに、身体の中から「こだわり」が消えるところをイメージしましょう。

なぜアロマテラピーのトリートメントを受けるときに、今までストレスと感じることを取り除くことが大切かというと、心の中の状態は、身体のホルモン系、免疫系、自律神経系の動きに現われるからです。ストレスを受けると大脳の中にある、これら3つの系をコントロールするセンターである視床下部に影響を与えてしまいます。アロマテラピーは、香りが直接このコントロールセンターに作用します。アロマトリートメントを受けるときは心からくつろぎ、あなたの内にひそむ生命のエネルギーを信じてください。

精油の中には、生きる力が湧き上がってくる香りがあります。ベルガモット、ローズマリー、ジャスミン、ローズなどです。トリートメントオイルを作る場合は、ベルガモット、ローズマリー、ジャスミン各2滴とスウィートアーモンドオイル30ccを混ぜ合わせます。またローズ4滴、ジャスミン2滴、スウィートアーモンドオイル30ccを混ぜたものも効果があります。快い幸せな気持ちでトリートメントを受ければ、熱い生命の力を感じることができるでしょう。

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