長谷川記子の心と体の特効薬

果物の甘い香りで冬を乗り切りましょう


(2005年1月)

はせがわ のりこ
星薬科大学薬学部卒業。
香りや予防医学への興味から、ヨーガ・薬膳・ハーブのアロマテラピーを研究。
薬剤師、アロマテラピスト。著書『ガンを癒すアロマテラピー』(リヨン社)

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イラスト:りんご

空気が乾燥する冬は、風邪を引きやすくなります。がん患者さんも介護をされる方もウイルスや細菌から呼吸器系を守って、この季節を乗り切ってほしいものです。殺菌、抗菌、消毒の効果があるティートリーの精油を室内にたくと、空気を浄化することができます。このティートリーはオーストラリアが原産で、天然の抗生物質といわれています。同じオーストラリア原産のユーカリにも殺菌、抗菌、消毒の効果や、のどの痛みを鎮める作用があります。カップ1杯の水にティートリーもしくはユーカリの精油(または両方をブレンドしたもの)1~2滴を入れ、ラジエーターなどの加湿器か市販のアロマポットを使って、部屋に香りを漂わせてください。1日2回、朝夕30分ずつ、時間がないときは15分だけでも構いません。きれいな空気と豊かな香りで風邪予防を心がけましょう。

また、冬はどんよりとした日が多く、気持ちが沈みがちです。ときどき外の空気を吸って気分転換をしてほしいのですが、外出が難しい方もいるでしょう。この場合は、スウィートオレンジの精油がお勧めです。甘酸っぱいスウィートオレンジの香りは、だれもが大好きな香りの1つです。心が暗くなったとき、リフレッシュしたいとき、幸せな気持ちを心の内に呼び起こしてくれます。

室内に香りをたくのが面倒なときは、テーブルや棚にりんごやみかんなどの果物を飾るだけでもいいでしょう。赤や黄色の暖かな色合いと甘い香りで気持ちが明るくなります。ティートリーやユーカリの香りばかりでなく、オレンジやりんごの香りも取り入れて、ときにはウキウキした気持ちになってほしいと思います。

ところで、皆さんはどんな色が好きですか。これまで私は多くのがん患者さんにカウンセリングをしてきて、がん患者さんは紫や白を好む方が多いということを感じました。白や紫を好む方は、カラーセラピーからみると純粋で思慮深い方です。がん患者さんがよく好むラベンダーの精油は、フローラル調の香りで、イライラを鎮め、心身ともにリラックスさせる効果や不眠を解消する効果があります。

ただラベンダーが好きな方も、たまにはほかの精油を使ってみてください。気持ちを落ち着かせることは大切ですが、ワクワクするような気持ちも必要だと思うのです。たとえば『冬のソナタ』ばかり見ず、ときには落語やお笑い番組を見て思いきり笑ってみてはいかがでしょうか。

ほどよくバランスを保つほうが、免疫力も上がるようです。果物の甘い香りや、スウィートオレンジなどの精油を上手に活用して、冬を元気に過ごしましょう。