各種がん

急性骨髄性白血病

これから登場する分子標的薬に期待! 急性骨髄性白血病(AML)の治療はそれでも進化している

2019年12月

「今後登場してくる分子標的薬の中に急性骨髄性白血病の決定打があることを期待しています。そのためにも1次治療から使えるようになってほしい」と語る照井さん 急性骨髄性白血病の治療は進歩の兆しを見せているものの、現状、治療の基本は、化学療法で白血病細胞を叩くこと。寛解後は、予後を3段階に分けて、予後良好群以外は今も造血幹細胞移植が標準治療とされている。移植関連死の頻度を思えば、できることなら移植を回避し...

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新薬登場で骨髄移植が不要な患者が増加する可能性 急性骨髄性白血病(AML)に対する新しい分子標的薬が次々に登場予定

2018年11月

「一部の患者さんは新しい分子標的薬の登場で骨髄移植を行わなくても治癒する可能性が出てきます」と語る矢野真吾さん かつては不治の病の印象が強かった血液のがん、白血病は、近年、化学療法の進歩により、根治を見込めるがんへと変わりつつある。その中の急性骨髄性白血病についても化学療法の選択肢が増えつつある。現在、有効性の高い1剤が保険承認され、7剤もの分子標的薬の臨床試験が日本で行われている。そんな急性骨髄...

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医学会レポート 米国血液がん学会(ASH2015)から

2016年2月

昨年(2015年)12月、米オーランドで開かれた米国血液がん学会(ASH2015)からトピックスを取り上げた。いずれも学会期間中にプレスカンファレンスで取り上げられた研究報告をダイジェスト化したものである。 FLT3遺伝子変異成人AML患者において、分子標的薬midostaurin が生存率を有意に改善 成人白血病で最も多いタイプの1つである急性骨髄性白血病(AML)。これらの患者の約30%にFL...

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貴重な患者さんの声が明らかに!急性白血病治療後の患者QOL調査

2015年6月

「今回の調査は患者さんの声という意味でとても貴重なものだと思います」と語る黒澤彩子さん新薬や移植などの治療法の改善により、白血病などの血液疾患を完治させるケースも増えており、最近ではいかに治療を終えた後のQOL(生活の質)を維持することができるかが問われるようになってきた。そうした中、国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科では、急性白血病患者さんを対象に治療後のQOL調査を実施。回答内容を吟...

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経過観察から移植まで幅広い治療の選択肢がある 高齢者に多い急性骨髄性白血病 生活の質を重視した治療が大切!

2013年1月

「高齢者の急性骨髄性白血病の治療はQOLを考えて行うべき」と話す谷口修一さん 60歳以上の高齢者に多い急性骨髄性白血病。最近はさい帯血移植やミニ移植などが普及し、高齢者でも強力な治療ができるようになりましたが、化学療法も含めて、副作用や治療死などのリスクがあり、適切に治療法を選択することが重要です。高齢者になれば増える急性骨髄性白血病■図1 急性骨髄性白血病の主な症状急性骨髄性白血病は具体的な症状...

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新たな造血幹細胞移植法も出てきた! 化学療法と移植で根治を目指す急性骨髄性白血病の最新治療

2012年4月

「この10年間で造血幹細胞移植の方法はかなり多彩になりました」 と話す 神田善伸さん 血液がんの1つである急性骨髄性白血病の治療では、化学療法や造血幹細胞移植が行われます。 最近では、その移植に関して新たな試みも始まっており、治療選択肢が増えてきました。 抗がん剤が効きやすいが…… [急性骨髄性白血病の症状] 急性骨髄性白血病は骨髄のなかで悪性化した白血病細胞が増え続...

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予後予測に基づいて寛解後療法を選択。分子標的薬の開発や免疫療法もスタート リスク別薬物療法で急性骨髄性白血病の生存率アップを目指す

2011年9月

急性骨髄性白血病の薬物療法に力を入れる 宮脇修一さん 性骨髄白血病の薬物療法が大きく変わりつつある。とくに再発防止のために重要な寛解後療法では、予後因子に基づいた予後予測によって治療法が選ばれるようになり、長期生存率の向上が期待されている。 日本人の白血病の5割を占める急性骨髄性白血病は日本人に多いのが特徴だ。欧米人の白血病のうち、急性骨髄性白血病が占める割合は2~3割だが、日本人の白血病で...

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リスクの大きな造血幹細胞移植をやるべきか、いつやるべきかを判断する 再発リスクを測り、それに応じた治療戦略を立てる ~急性骨髄性白血病の場合~

2010年12月

群馬県済生会前橋病院 白血病治療センター長の 佐倉徹さん 65歳未満の合併症のない急性骨髄性白血病の患者さんでは、約80パーセントに完全寛解が得られても半数以上が再発する。 再発を防ぐために強力な化学療法や造血幹細胞移植が行われるが、その副作用は命に関わることもある。 そこで今、急性骨髄性白血病の再発リスクをさまざまな方法で計測し、それぞれに応じた治療戦略を立てようという試みが進んでいる。 急...

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治療の主体は抗がん剤を用いた化学療法と造血幹細胞移植 新薬など進歩著しい急性骨髄性白血病の最新治療

2010年4月

近畿大学医学部 血液内科教授の 松村到さん 急性骨髄性白血病の治療方法は、寛解導入療法、寛解後療法ともに化学療法が主体となっている。 加えて最近では、分子標的薬をはじめとした治療法の研究や新薬開発の進歩にめざましいものがある。 完全寛解の長期間維持を目指す 急性骨髄性白血病の治療は、まず治療前に1~10兆個ほどあるとされる白血病細胞を数種類の抗がん剤を用いて約10億個程度まで減少させることから...

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急性骨髄性白血病の最新治療 分化誘導や分子標的などの新療法の出現で飛躍的効果の足がかり

2006年10月

まずは「完全寛解」をめざし、さらに治癒へ 治療は1回だけで終わるものではない。急性骨髄性白血病の治療目標は、治癒すなわち病気を完全に治して、健康な日常生活を取り戻すことだが、その前段階として、全身症状が改善した「*完全寛解」の状態に到達するための治療が行われる。 まず「*寛解導入療法」といって、白血病細胞を強力に攻撃する治療を行う。ここで効果があっても、手をゆるめるとすぐ白血病細胞は増加してく...

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