免疫チェックポイント阻害薬

免疫チェックポイント阻害薬で治療中、命に関わることもある副作用の心筋炎に注意を!

2023年12月

「免疫チェックポイント阻害薬を投与する際には、命に関わることもある心筋炎を見逃さないために心電図と血液検査が重要です」と話す田尻和子さん がん治療の薬物療法には脱毛、倦怠感、嘔吐・悪心などさまざまな副作用がありますが、近年、治療薬の開発が進み、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、抗体薬物複合体薬など、これまでの細胞障害性抗がん薬と異なった作用機序の新薬が次々と登場し、これまでにない副作用も多く...

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キイトルーダ登場前の時代との比較データから確認 進行性尿路上皮がんの予後が大幅に延長!

2023年5月

「現在治療中の進行性尿路上皮がん患者さんは、キイトルーダはもちろん、バベンチオやパドセブといった新規薬剤の治療を受けることができます。これから数年後のデータでは、生存期間がさらに延長していることが期待されます」と語る田口さん 進行性尿路上皮がんの治療は、2017年にキイトルーダが使用できるようになって大きく変わりました。キイトルーダがなかった〝旧時代〟と、キイトルーダが使えるようになった〝新時代〟...

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肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の治療効果は腸内細菌が関係!

2023年3月

「欧米を中心に免疫チェックポイント阻害薬の効果は腸内細菌によって修飾されると報告があったのですが、日本人の腸内細菌叢は欧米とは大きく異なるので、日本人の研究が必要と考えました」と語る庄司文裕さん がんの治療で重要な存在になってきた免疫チェックポイント阻害薬。肺がんの治療でもすでに多くの患者さんに使用されるようになっています。この免疫チェックポイント阻害薬の効果に、患者さんの腸内細菌叢の状態が関係す...

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複合がん免疫療法が、がん薬物療法の主力に! 免疫療法の個別化医療を目指す

2022年4月

「当面、がん薬物療法の主役は免疫チェックポイント阻害薬といっても過言ではありません」と語る北野滋久さん 日本で初めて「免疫チェックポイント阻害薬」が話題になったのは2014年7月、世界に先駆けてオプジーボがメラノーマに承認されたときだ。現在、免疫チェックポイント阻害薬は6剤に増え、適応がん種も拡大した。そして今、がん薬物療法は「複合がん免疫療法」の時代へ突入している。免疫チェックポイント阻害薬との...

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胃がん新ガイドライン「条件付き承認」で増える治療選択 1次治療でオプジーボ承認

2022年1月

「今回1次治療に適応拡大されたオプジーボは、臨床試験の結果からバイオマーカーCPS5以上で積極推奨となっていますが、5未満でも状況に応じて使用可能となりました」と語る牧山明資さん 2021年11月、免疫チェックポイント阻害薬オプジーボが、治癒切除不能なHER2陰性の進行・再発胃がんに適応拡大された。3次治療以降ではすでに承認されていたが、それに1次治療も追加となった形だ。これを受けて12月、日本胃...

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乳がん治療にも免疫チェックポイント阻害薬が登場! トリプルネガティブ乳がんで承認、さらに――

2021年2月

「トリプルネガティブ乳がんが臨床試験で良い結果を出しているので、今後、ホルモン受容体陽性、HER2陽性乳がんでの開発も加速すると思います」と語る尾崎さん 乳がん治療にも、ようやく免疫チェックポイント阻害薬が見えてきた。現時点で承認されているのは進行・再発トリプルネガティブ乳がんに対するテセントリク(一般名アテゾリズマブ)のみだが、現在、早期トリプルネガティブ、さらにはホルモン受容体陽性、HER2陽...

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初期治療から免疫チェックポイント阻害薬選択の時代へ 腎細胞がん治療はここまで来た!

2020年6月

「これからの腎細胞がんの薬物療法は、6年先を見据え、10年先を意識していかなければならない」と語る冨田善彦さん 腎細胞がんに免疫チェックポイント阻害薬が承認されて4年。今年(2020年)2月の米国臨床腫瘍学会泌尿器がんシンポジウム(ASCO GU 2020)では、免疫チェックポイント阻害薬による2種類の治療法について長期追跡結果が報告された。さらに、新潟大学医学部泌尿器科学教授の冨田善彦さんが、免...

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患者にもわかりやすく明確化された推奨する治療・しない治療 全面改訂された「大腸癌治療ガイドライン」2019年版

2020年3月

「ガイドラインは医師用と銘打っていますが、患者さんにもわかりやすくなりました」と語る橋口陽二郎さん わが国で増え続けている大腸がん。国立がん研究センターのがん登録、統計による2019年の罹患数予測は、がん種全体で1位、男女別では男性1位、女性2位。死亡数予測では、全体で2位、男性で3位、女性で1位だ。その大腸がんの治療の指針となる「大腸癌治療ガイドライン」の2019年版は全面改訂され、さまざまな点...

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肺がんⅢ期の化学放射線療法後にイミフィンジが効果 放射線副作用の肺臓炎をいかに抑えるかが重要

2020年2月

「肺臓炎をうまく抑えて、化学放射線療法後、イミフィンジの投与をできるだけ早く開始したほうが良い結果が出ています」と語る大西 洋さん 非小細胞肺がんⅢ期における化学放射線療法は標準治療だが、最近、治療後の免疫チェックポイント阻害薬の上乗せ効果が認められ、その治療が標準治療化されてきた。今後はさらなる延命効果を望むために、様々な治療の組み合わせが臨床試験を通じて模索されていきそうだ。ここでは手術不能非...

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小細胞肺がんに17年ぶりの新薬登場! 初の免疫チェックポイント阻害薬・テセントリク承認

2020年2月

「小細胞肺がんは進行が早いので、化学療法で進行を抑えながら免疫療法の反応が出るのを待つ、という治療戦略が功を奏したのではないかと思います」と語る西尾誠人さん 非小細胞肺がん治療は、ここ数年、目覚ましい進歩を遂げてきた。一方、この20年弱、新しい治療法も薬も登場しなかった小細胞肺がん。そんな中、昨年(2019年)、長い沈黙を破って待望の新薬が承認された。これまでの化学療法に免疫チェックポイント阻害薬...

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