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連載

ドイツがん患者REPORT

ドイツがん患者REPORT 39 「バランスをとる」

2018年1月

「11月なのに暖かいなあ」と思っていたら、突然の雪景色。にわかにクリスマスの雰囲気になりました。ドイツでは、クリスマスが日本のお正月。最大のイヴェントであるのは、今も昔も変わりません。家の近くの赤十字広場でも小規模ながらクリスマスマーケットが開店しました。毎年同じような店ばかりに思えるのですが、この30年ほどでスウィーツはクレープ屋がメインになったりと、少しずつ変化はありますが、ホットワインの店前...

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ドイツがん患者REPORT 38 「777のレシート」

2017年12月

ゼローダ治療を止めたため、健康保険の支払い方を変える 11月は、役所の手続きなどで何かと忙しく、例年は健康保険の自己負担免除の申請をしていました。郵便や電話でもできるのですが、手続きに自信のない僕は、健康保険の事務所に毎年直接出向いていました。ドイツの一般の健康保険加入者は、処方箋がある薬の購入のときは、1割の自己負担、もしくは5〜10ユーロの自己負担となります。僕のように、恒常的に薬の服用が多い...

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ドイツがん患者REPORT 37 「新しいウォーキングシューズ」

2017年11月

「誕生日のプレゼント、何がいい?」と友人に聞かれ、しばらく考えた後に「ウォーキングシューズ」と答えました。ドイツでは、売っていないからです。ジョギングシューズ、ランニングシューズ、フィットネスシューズ、もちろん多種多様のサッカーシューズが店頭に並べられています。しかし、日本によくあるようなウォーキングシューズを見かけたことがありません。友人は「ドイツで本当に売ってないの?」と、半信半疑でした。先日...

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ドイツがん患者REPORT 36 「2度目の再発から5年」

2017年10月

2012年8月、大腸がんの再発で、腹膜に転移した腫瘍を切除。これが僕にとっては、最後の手術となりました。そして9月の終わりから、現在も続けているゼローダ(一般名カペシタビン)治療が始まり、朝夕3錠、1日計6錠の服用が始まりました。腹膜切除手術前も、大腸がん肝転移手術の後遺症か、それとも抗がん薬による副作用か、その両方か原因はわかりませんが、ひどい下痢をすることが多かったのです。しかし、毎日6錠のゼ...

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ドイツがん患者REPORT 35 「スペインからやって来た犬」

2017年9月

最近、僕は娘の犬のお守りをしています。家内が月曜の夕方、仕事帰りに娘のところから犬を預かってきて、木曜か金曜の夕方返しに行きます。娘はダイエット栄養士の勉強をしながら、就職に向けて実地訓練に入ったため、その間家で預かっているわけです。日本では「犬を室内に残して、留守しても問題ない」と思われるでしょう。しかし、ドイツでは犬を引き取るとき、「6時間以上室内に監禁しないこと」という条件があります。また、...

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ドイツがん患者REPORT 34 「知らない人の告別式」

2017年8月

2017年6月1日、僕はミュンヘンの大きな墓地にある斎場にいました。ミュンヘンには東西南北に大きな墓地があり、出向いたのは東。告別式で、演奏をするためです。レギーナという名前、イタリア系のファミリー出身、乳がんで亡くなったこと以外故人について僕はなにも知りません。演奏の話を持ってきたバンド仲間のデーブも、直接には知りませんが、故人の姪がデーブの古くからの友人という関係です。姪は2年前、デーブの娘ナ...

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ドイツがん患者REPORT 33 「息子とボランティア」

2017年7月

先月、息子が半年間の「放課後学校」の手伝いのボランティアを終えました。いい経験になったと思いますが、息子がボランティアに行くことになった理由は、「子ども手当」をもらうためだったそうです。ドイツでは、就職していない25歳以下の若者は、子ども手当がもらえます。専門学校に通っているとか大学生であるなど、もちろん一定条件が必要ではありますが。息子は現在21歳。1年半前にギムナジウムを卒業して、大学入学資格...

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ドイツがん患者REPORT 32 「難民支援チャリティーライブ」

2017年6月

3月26日、僕のバンドINKSは、久しぶりにライブをしました。個人が主催する難民支援チャリティーライブで、主催者は仕事を引退してもう長いおじいちゃんです。僕らが彼に声をかけられたのは2年前、ネパール地震被災者へのチャリティーライブのときでした。彼はそれ以前に僕らのライブを今回会場となった店で見ていて、声をかけたそうです。店の名前は「イルクーツク」。ウォッカとロシア料理が名物ですが、とくにロシアとの...

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ドイツがん患者REPORT 31 「憂鬱なときの過ごし方」

2017年5月

今でも1日のうち4〜5時間は、腹痛を伴う生活が続いています。何日かおきに、腹痛が半日以上続くときもあります。僕が痛みに鈍いせいか「鈍痛」という表現がぴったり、そんな感じです。腹痛が始まるとよく下痢も伴うので、しょっちゅうトイレに行くはめに陥ります。夜に腹痛が起こっても寝ますが、途中で何度もトイレに行くために起きなければならず、寝不足で始終ぼーっとした感じです。このような生活は、4年前にゼローダ治療...

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ドイツがん患者REPORT 30 「医療大麻の健康保険適用」

2017年4月

2017年1月、ドイツでは医療大麻に健康保険の適用が決まりました。以前から、医療に大麻を使用することは認められていましたが、その費用は全額患者負担となっていて、それが一部の患者間で問題になっていました。癲癇(てんかん)の患者さんたちの多くが、医療大麻で発作が治まるとして服用しているのですが、多くの癲癇患者さんは高給な職業につけず、自己負担では月額数万円以上になる医療大麻の費用を払え切れないようでし...

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