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連載

ドイツがん患者REPORT

ドイツがん患者REPORT 43 「つらかった再発の告知」

2018年5月

ドイツでは、患者本人に病気を告知します。それががんであっても昔から隠さないで直接伝えます。今では日本でもそうなったようですが、僕が日本に住んでいた30年前は、主流ではなかった。がんという病気が不治の病ではなくなってきたことと関係があるのか、患者に告知するのが普通になったと聞いています。10年前に高熱と腹痛で救急入院した僕も、内科医から「大腸がんで、肝臓に大きく転移している」と直接告知されました。僕...

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ドイツがん患者REPORT 42 「僕にとっての健康寿命」

2018年4月

全ての店が閉まってしまう日曜日以外、僕は歩いて10分ほどのスーパーに買い物に行きます。行く時間は決まって12時半から1時半頃。この時間帯は仕事をしていない人々が買い物に来るので、多くの高齢者を見かけます。 いつも買い物に行く近所のスーパー 杖ではなく歩行補助具がトレンド 半強制的に隠居となって9年目、僕も彼らのお仲間です。最近は、歩行補助具を利用している老人が目につきます。病院では当たり前の歩...

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ドイツがん患者REPORT 41 「定期検診とCT検査」

2018年3月

腫瘍内科での定期検診 今年(2018年)も1月の初旬、腫瘍内科の定期検診を受けてきました。8年近くも3カ月に1度、腫瘍内科の検診を受け続けています。そこでの手順は、いつも同じです。最初に近況を聞かれ、このときに体調に問題があれば相談します。その後に診察台に乗り、聴診器を当てられて触診をされます。僕は、直腸がん・肝転移でしたので、重点的にその辺りをエコー検査されます。何も異常がなければ「また3カ月後...

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ドイツがん患者REPORT 40 「本当に腹がたった出来事」

2018年2月

「母(僕の義姉)にその絵を見せると、とても気に入ったので、クリスマスプレゼントとして贈りたいのです。何とかなりませんか?」クリスマスの1週間前に、甥っ子からメールが届きました。僕は、腹痛に襲われていて時間が早く過ぎて欲しいと思うときに、よく絵を描いています。そのときは、バンドで制作を予定していたCDのブックレット用の歌詞に合わせた絵を描いていました。ここしばらくは、A4サイズのものを、細いカラーペ...

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ドイツがん患者REPORT 39 「バランスをとる」

2018年1月

「11月なのに暖かいなあ」と思っていたら、突然の雪景色。にわかにクリスマスの雰囲気になりました。ドイツでは、クリスマスが日本のお正月。最大のイヴェントであるのは、今も昔も変わりません。家の近くの赤十字広場でも小規模ながらクリスマスマーケットが開店しました。毎年同じような店ばかりに思えるのですが、この30年ほどでスウィーツはクレープ屋がメインになったりと、少しずつ変化はありますが、ホットワインの店前...

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ドイツがん患者REPORT 38 「777のレシート」

2017年12月

ゼローダ治療を止めたため、健康保険の支払い方を変える 11月は、役所の手続きなどで何かと忙しく、例年は健康保険の自己負担免除の申請をしていました。郵便や電話でもできるのですが、手続きに自信のない僕は、健康保険の事務所に毎年直接出向いていました。ドイツの一般の健康保険加入者は、処方箋がある薬の購入のときは、1割の自己負担、もしくは5〜10ユーロの自己負担となります。僕のように、恒常的に薬の服用が多い...

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ドイツがん患者REPORT 37 「新しいウォーキングシューズ」

2017年11月

「誕生日のプレゼント、何がいい?」と友人に聞かれ、しばらく考えた後に「ウォーキングシューズ」と答えました。ドイツでは、売っていないからです。ジョギングシューズ、ランニングシューズ、フィットネスシューズ、もちろん多種多様のサッカーシューズが店頭に並べられています。しかし、日本によくあるようなウォーキングシューズを見かけたことがありません。友人は「ドイツで本当に売ってないの?」と、半信半疑でした。先日...

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ドイツがん患者REPORT 36 「2度目の再発から5年」

2017年10月

2012年8月、大腸がんの再発で、腹膜に転移した腫瘍を切除。これが僕にとっては、最後の手術となりました。そして9月の終わりから、現在も続けているゼローダ(一般名カペシタビン)治療が始まり、朝夕3錠、1日計6錠の服用が始まりました。腹膜切除手術前も、大腸がん肝転移手術の後遺症か、それとも抗がん薬による副作用か、その両方か原因はわかりませんが、ひどい下痢をすることが多かったのです。しかし、毎日6錠のゼ...

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ドイツがん患者REPORT 35 「スペインからやって来た犬」

2017年9月

最近、僕は娘の犬のお守りをしています。家内が月曜の夕方、仕事帰りに娘のところから犬を預かってきて、木曜か金曜の夕方返しに行きます。娘はダイエット栄養士の勉強をしながら、就職に向けて実地訓練に入ったため、その間家で預かっているわけです。日本では「犬を室内に残して、留守しても問題ない」と思われるでしょう。しかし、ドイツでは犬を引き取るとき、「6時間以上室内に監禁しないこと」という条件があります。また、...

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ドイツがん患者REPORT 34 「知らない人の告別式」

2017年8月

2017年6月1日、僕はミュンヘンの大きな墓地にある斎場にいました。ミュンヘンには東西南北に大きな墓地があり、出向いたのは東。告別式で、演奏をするためです。レギーナという名前、イタリア系のファミリー出身、乳がんで亡くなったこと以外故人について僕はなにも知りません。演奏の話を持ってきたバンド仲間のデーブも、直接には知りませんが、故人の姪がデーブの古くからの友人という関係です。姪は2年前、デーブの娘ナ...

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