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連載

ドイツがん患者REPORT

ドイツがん患者REPORT 31 「憂鬱なときの過ごし方」

2017年5月

今でも1日のうち4〜5時間は、腹痛を伴う生活が続いています。何日かおきに、腹痛が半日以上続くときもあります。僕が痛みに鈍いせいか「鈍痛」という表現がぴったり、そんな感じです。腹痛が始まるとよく下痢も伴うので、しょっちゅうトイレに行くはめに陥ります。夜に腹痛が起こっても寝ますが、途中で何度もトイレに行くために起きなければならず、寝不足で始終ぼーっとした感じです。このような生活は、4年前にゼローダ治療...

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ドイツがん患者REPORT 30 「医療大麻の健康保険適用」

2017年4月

2017年1月、ドイツでは医療大麻に健康保険の適用が決まりました。以前から、医療に大麻を使用することは認められていましたが、その費用は全額患者負担となっていて、それが一部の患者間で問題になっていました。癲癇(てんかん)の患者さんたちの多くが、医療大麻で発作が治まるとして服用しているのですが、多くの癲癇患者さんは高給な職業につけず、自己負担では月額数万円以上になる医療大麻の費用を払え切れないようでし...

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ドイツがん患者REPORT 29 「R.Y.S 設立5周年記念パーティ」

2017年3月

2017年1月30日。月曜日の夕方、以前17年間住んでいたミュンヘン・シュバービングという旧繁華街の老舗のレストランで、「R.Y.S」設立5周年記念パーティが開かれました。この団体の〝専属バンド〟とも呼ばれている僕のバンドInksが、パーティを盛り上げるために演奏しました。「R.Y.S」にいろんな形で参加したり、援助した人たちが大勢集まり、パーティは始まりました。それぞれの胸にはいろいろな思いが湧...

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ドイツがん患者REPORT 28 「ジルヴェスター(大晦日)」

2017年2月

ドイツのクリスマス休暇は、12月24日の午後から始まり26日までが公式の祭日です。その後の大晦日まではレームダック化してしまい、もう今年は終わったという気にさせられます。12月の22、23日が土日の年などは、3日間の有給休暇を取るだけで10日間の長期休暇になります。とくに子持ちの人たちは優先して有給休暇が取れるようになっているせいか、街が少し寂しい感じがしてきます。とは言え、もう終わったような気に...

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ドイツがん患者REPORT 27 「アドヴェント(Advent)」

2017年1月

「もう、いくつ寝ると、お正月……」 師走になれば、やたらと気せわしい気分になって、「はやく来い来い お正月」と、童謡の歌詞のように毎日願っていたことを、この季節になると思い出します。僕の住むドイツでは、お正月ではなくって、クリスマスが最大のイベントです。子供はもちろんのこと、 大人もプレゼントやクリスマスの準備に追われて多忙ながらも、クリスマスが来るのをうきうきと待ち望んでいるように見えます。日本...

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ドイツがん患者REPORT 26 「ロニヤの洗礼式」

2016年12月

10月の終わりに 10月30日の日曜日。夜中の2時から3時の間に(午前3時になるとき、時計の針が2時に戻され、夜が1時間長くなる)、夏時間から冬時間に変更されました。これからは、日本との時差は8時間になります。おかげで、11時半から始まる洗礼式に行くのに、ちょっと余裕ができました。僕のバンドで、ボーカルとフルートを担当しているフランツィに、赤ちゃんが生まれたのは今年の1月でした。ロニヤと名付けられ...

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ドイツがん患者REPORT 25 「バリアフリー」

2016年11月

がんを宣告されてから、ほぼ9年になります。その前と後では、僕の生活は大きく変わらざるをえませんでした。外出するときは注意深く行動する、とくに気をつけて歩くようになりました。抗がん薬の副作用で、今でも指先や足の感覚が元に戻ってないからです。いつも雲の上を歩いているような感覚で、足元がどうしても不安です。酷い痛みはないものの、少し長く歩くと長時間正座した後のしびれたような感覚になってしまいます。歩行が...

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ドイツがん患者REPORT 24 「ミュンヘンで起こったアモック」

2016年10月

8月24日。僕は約1カ月前に〝アモック〟で、9人の死者を出したショッピングモールに用事があって出かけました。 〝アモック〟の意味 2016年7月22日の金曜日(イスラム過激派の大きなテロは、イスラム教の祝日の金曜日に起こることが多い)、人が一番集まってくる午後6時頃。自宅からは直線距離にして約5kmのオリンピア・アインカウフツェントラムというショッピングモール前のマクドナルドで、ドイツ人とイラン人...

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ドイツがん患者REPORT 23 「チャリティ・ライブコンサート」

2016年9月

6年前の大腸がん告知から2度の転移を体験し、いまも抗がん薬治療中の小西さん。この夏、がんサバイバー企画のチャリティ・コンサートに参加しました。 7月30日。僕のバンド〝INCS(インクス)〟はチャリティ・ライブコンサートに参加しました。いつものことながら、どういう内容か知らなかった僕は、会場に到着してチャリティ・コンサートだと知りました。バイエルン地方のラジオなどでコンサートの宣伝を兼ねて、何度...

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ドイツがん患者REPORT 22 「散歩」

2016年8月

6年前の大腸がん告知から2度の転移を体験し、いまも抗がん薬治療中の小西さん。体力回復のために行ったのは散歩でした。 現在も僕は長期の化学療法中ですが、僕にとっての〝闘病〟は、腫瘍の発覚から取り付けたストーマを外すまでの13カ月間だったと思っています。その間に僕がやっていた体力維持は散歩でした。 散歩を始めるきっかけ 2009年の終わり。僕はアメーバ性赤痢のため緊急入院。そのとき、直腸がん肝転移と...

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