検査・治療法

他疾患合併患者さんのがん治療

高齢者のがん治療をどのように進めるか 新たな指針『高齢者がん診療ガイドライン』

2023年9月

「高齢者はがんになったときのためにも、インフルエンザや肺炎球菌ワクチン、そして帯状疱疹ワクチンなどの予防接種を事前に受けておくようにするとよいでしょう。それが高齢者のがん治療を安全に、かつ効果的に進めるのに役立ちます」と語る石黒さん 高齢のがん患者さんには、体力が低下している人や、複数の病気を抱えている人が多いため、一般のがん患者さんと同じようにがんの診療を進めるわけにはいきません。そこで、『高齢...

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高齢者の大腸がん治療では併存疾患対策を十分に

2016年5月

「高齢者は術後早くから動くことが大切です」と語る中野大輔さん 大腸がんの罹患率は50歳代から増加し、高齢になるほど高くなる。近年、高齢で大腸がんになる患者の数は増え続けている。では、高齢者が大腸がんになった場合、治療法は若年者と違うのだろうか。治療を受ける際、気をつけるべきポイントは何だろうか。高齢者における大腸がん治療上の注意点を聞いた。 高齢者のがん進行は遅いというのは迷信 まず、大腸がんにお...

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がん治療に支障を来すケースも 併存疾患を見極めた治療法の選択が重要に

2015年12月

「ご自身で治療の目的とその治療に伴って併存疾患にどのような影響があるのかを見極めて治療法を選択していくことが重要です」と語る渡邊清高さん 人口の高齢化に伴い、がん患者の平均年齢も高くなり、多くのがん患者が、がんと診断された際に糖尿病などがん以外の病気、つまり併存疾患(併存症)を持っていることが明らかになっている。併存疾患はがん治療の効果、副作用などの面で大きな影響を及ぼすことになるため、併存疾患を...

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データからみた がん患者における併存疾患の有病率

2015年12月

特集1「併存疾患の基礎知識」においても述べられているように、わが国においては「がん登録」のより充実した整備が進められているものの、残念ながら「がん患者における併存疾患の罹患動向」に関しては、具体的な数字(有病者数、生存率など)が得られていないのが現状だ。既存のデータから併存疾患の有病者数(率)を算出する試みもなされているが、如何せん現在実施されている「がん登録」では、登録項目に「併存疾患」が存在し...

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高齢がん患者の治療選択に役立つ 包括的な機能評価ツール

2015年12月

「高齢者のがん治療は、臨床研究を進め、データを蓄積することが重要です」と語る長島文夫さん 日本のがん罹患者の65歳以上の割合は約3分の2。併存疾患を抱えていたり、生理的・精神的な機能の低下が見られる高齢者も多く、標準的ながん治療を行うかどうかの見極めは重要だ。そのため、高齢がん患者に対し、リスクを評価して治療法を選択していく必要性が高まっている。高齢期のがん治療の現状と対策、高齢がん患者の機能評価...

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心疾患をしっかりケアしてがん治療 手術や化学療法を乗り越えるカギとなる

2015年12月

「術後の循環器のケアももちろん大切」と話す志賀太郎さん 心臓や血管など循環器に疾患を併発する患者は多い。がんになる前からの病気が顕在化したり、がん治療の副作用で起こってしまったりとその形態は様々だ。循環器診療とがん診療との連携を強めようという動きも出てきている。循環器疾患を併発する症例への対応について専門家に伺った。 何年もかけて循環器疾患が現れることも 「循環器疾患があるとがんになりやすいという...

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血糖を上手くコントロールしながら がん治療を進めていくことがカギ

2015年12月

「がん患者さんの糖尿病管理はがん支持療法の1つとも言えます」と語る納 啓一郎さん 日本人の2人に1人ががんに罹る時代、高齢化社会の進行と糖尿病患者数の増加とが相まって、糖尿病とがんを併発する患者数は増加の一途をたどっている。では、実際に糖尿病を患っているがん患者の治療はどのように進めていくべきなのか。高血糖を来してしまう薬剤の存在、食欲不振時の対応などについては、患者もぜひ知っておきたいところだ。...

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長引く咳は慢性閉塞性肺疾患(COPD)を疑うことが重要

2015年12月

「がんになってからでも禁煙は重要です」と語る滝口裕一さん 肺疾患の中でも潜在患者が530万人以上と推測されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙歴が深く関係している病気。高齢者になるほど有病率が高く、COPDを併存していても気づいていないがん患者が少なくないという。COPDの症状や治療法、がん治療への影響や治療中に注意することなどについてレポートする。 男性では死因の第8位という深刻な病気 慢...

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定期的なスクリーニングが重要 透析患者の腎がん治療

2015年12月

「透析腎がんは早期に発見して、適切な治療を受けることが重要です」と語る中澤速和さん 透析治療を受けている患者は腎がんの発症頻度が高くなることが知られている。透析期間が長くなると発症リスクはさらに高まり、他臓器に転移している場合は予後が非常に悪い。早期発見のための定期的な検査が欠かせない。 罹患率は 一般人口の10~20倍との報告も 糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症などの病気で腎機能が著しく低...

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肝機能改善によりがん治療が可能に――肝炎などによる治療不能例

2015年12月

「肝機能低下でがん治療を諦める前に、肝臓病専門医に相談していただきたい」と話す持田智さん 慢性肝炎や肝硬変など、肝疾患を抱えたままがんになる人が少なくないが、肝機能が著しく低下していると、がんの手術や化学療法が十分にできないことがある。しかし、肝疾患に対する治療が進歩して、かつては「治らない病気」といわれた肝硬変も治せる時代となり、肝疾患を上手にコントロールしながらのがんの治療が可能になっている。...

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