各種がん

食道がん

グラス1杯のビールで赤くなる人はとくに注意を! アルコールはがんの強力なリスクファクター

2024年8月

「食道がんは〝酒飲みのがん〟と言われますが、実は日本の食道がん患者さんの7割はアセトアルデヒドを分解しづらい〝お酒に弱い人〟です」と話す横山顕さん 頭頸部がん、食道がん、胃がん、肝がんに加えて、大腸がんと乳がんも、アルコールが発がんリスクの1つであることが判明しています。しかも、大腸がんと乳がんは、たとえ微量でもアルコール摂取が始まった時点から発がんリスクが始まり、摂取量に比例して上がっていくとい...

詳細はこちら

ビタミンDの驚くべき効果がわかってきた 消化管がん手術後の再発・死亡リスクを大幅に減少

2023年11月

「アマテラス試験などのメタ解析から、毎日ビタミンDを服用することで、がんによる死亡を12%抑制できることがわかりました。世界中で毎年1,000万人ががんで命を落としています。ビタミンDを服用することで、がんの死亡を10%抑制できたら、毎年100万人の命を救えることになります」と語る浦島さん がんによる死亡を減らすと期待されているビタミンD。日本で行われたアマテラス試験を始め、世界中でいくつもの興味...

詳細はこちら

食道がんの薬物療法が大きく動いた! 『食道癌診療ガイドライン2022』の注目ポイント

2023年1月

「食道がんの薬物療法は、今後も免疫チェックポイント阻害薬の併用療法を中心に開発が進むと思います」と話す加藤健さん 2002年に初めて『食道癌治療ガイドライン』が刊行されて20年。2017年の第4版から「食道癌診療ガイドライン」と名を改め、昨年(2022年)9月、5年ぶりに2022年版が刊行されました。今回の注目点は薬物療法。長年変化のなかった薬物療法にようやく新薬が登場し、初めて治療アルゴリズムが...

詳細はこちら

放置せずに検査し、適切な治療を! 食道腺がんの要因になる逆流性食道炎

2022年7月

「東北大学病院では、とくに2㎝以上のバレット食道に対しては細心の注意を払い、定期的な内視鏡検査を行っています」と語る小池智幸さん 日常的に胸やけや胃もたれを感じていませんか? それは、もしかしたら逆流性食道炎のサインかもしれません。胃酸の逆流によって起こるそうした症状は、QOL(生活の質)を落とすだけでなく、ときにバレット食道、さらには食道腺がんを引き起こす要因になりかねないことがわかっています。...

詳細はこちら

免疫チェックポイント阻害薬が薬物療法に変革をもたらした! 食道がん、キイトルーダが1次治療に加わる見込み

2021年6月

「30年間の沈黙を破って、今、食道がんの薬物療法は歴史的とも言える進化の途上にあります」と語る加藤健さん 長らく難治とされてきた食道がんに、ようやく光が射してきた。免疫チェックポイント阻害薬が第Ⅲ相試験を突破して、30年ぶりに薬物療法が進化を遂げたのだ。2次治療に承認されて標準治療となったオプジーボ、キイトルーダに加えて、今、1次治療にも大きな進化が起ころうとしている。食道がん治療に訪れている大変...

詳細はこちら

5年生存率を約2倍に改善! 食道がんの術後ペプチドワクチン療法

2021年4月

「第3相試験は登録が終了しています。経過を2年間追ったところで再発率、5年経過したところで長期成績を見ることになっています」と語る安田卓司さん 食道がんの術後補助療法として、「ペプチドワクチン療法」が効果的なことが明らかになってきた。日本人の食道がんの9割余りを占める食道扁平上皮がんで、術後にリンパ節転移が認められた予後不良の患者さんを対象に、術後補助療法としてペプチドワクチン療法を行うと、5年生...

詳細はこちら

ステージⅡとⅢの食道がんに放射線減量の化学放射線治療 食道がん治療に切らずに食道温存への期待

2019年8月

「食道がんも患者さんがベストのタイミングでベストな治療が受けられる可能性は高くなっています」と語る浜本康夫さん ステージ(病期)ⅡとⅢ(T4を除く)の食道がんに対し、根治をめざす治療としては、化学療法を行ったあとに手術をする術前補助化学療法が標準治療とされている。そして、手術が難しい場合や希望しない場合には、抗がん薬と放射線を併用して行う化学放射線治療が選択肢となっている。そんな中、放射線の線量を...

詳細はこちら

若手術者の養成が重要課題に 保険適用になった食道がんに対するダヴィンチ手術の現状

2019年8月

「患者さんのために今年中にはダヴィンチ手術を再開したい」と語る太田喜洋さん 2018年4月、ロボット支援下手術である「ダヴィンチ」による手術が消化器領域でも保険適用になったことは大きなニュースだった。とくに周囲に心臓、肺という重要な臓器や大動脈などの血管や神経が密集する食道がんの手術では大きなメリットだ。そのダヴィンチによる食道がんの手術を、2010年より先駆けて実施してきた東京医科大学病院消化器...

詳細はこちら

進行・再発食道がんに対する化学治療の最新知見 免疫チェックポイント阻害薬登場により前途が拓けてきた食道がんの化学療法

2019年8月

「食道がんは、新しい薬が生まれてこない領域でしたが、免疫チェックポイント阻害薬の登場により、一気に大きく進歩できると考えています」と語る加藤健さん 進行・再発食道がんに対する化学治療において、大きなトピックがある。2019年1月、解析終了した「ATTRACTION-3」という臨床試験の成績結果、免疫チェックポイント阻害薬の*オプジーボ(一般名ニボルマブ)が、2次治療において、従来のタキサン系の抗が...

詳細はこちら

治療成績を向上させるための様々な工夫 食道がん化学放射線療法後のサルベージ食道切除術

2017年10月

「完全切除ができた場合には、長期生存が多く認められることから、今後、手術による合併症を克服していくことには大きな意味があると考えています」と述べる大幸宏幸さん 食道がんの化学放射線療法を受けたものの、がんが残ってしまった場合(遺残)や、いったん消失した後に再発した場合には、サルベージ(救済)食道切除術が行われることがある。この手術は合併症が起こりやすく、死亡率も高いことが知られている。治療成績を少...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!