闘病記

スペシャルインタビュー

人間は死ぬ瞬間まで生きています 柳 美里 × 鎌田 實

2016年2月

東日本大震災後、南相馬に移り住んだ芥川賞作家の波乱に富んだ半生昨年10月下旬、福島県南相馬市で「海と山の結婚式~草花をまとって自然を祝福しよう~」というイベントが開かれた。芥川賞作家の柳 美里さんと、本欄のホスト・鎌田さんが、同イベントに参加すると聞き、普段から交流があるお2人に、お互いの境遇から、柳さんの今は亡き彼とのがん闘病の顛末など、しみじみと語り合ってもらった。 柳 美里さん「余命という言...

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政治も健康も「あきらめない」精神でがんばりたい 小沢一郎 × 鎌田 實

2015年9月

甲状腺がん、狭心症を乗り越え日本の政治をリードしてきた男の「あきらめない」精神かつては自民党幹事長、民主党代表として永田町をリードした小沢一郎さんも、すでに73歳。議員2年目には甲状腺がんの手術を、次期首相最有力と見られていたときには狭心症の治療を受けながら、政治の表舞台を歩いてきた小沢さんに、鎌田實さんが「日本はどうなるのか」を単刀直入に聞いた。 小沢一郎さん「いまの日本の状況は、僕が大変なので...

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自分を客観視する習性が、がん克服に導いてくれたのだと思います なかにし礼 × 鎌田 實 (後編)

2014年11月

陽子線治療で食道がんを克服した直木賞作家がいま思うこと前号で名医の切除手術を拒絶し、陽子線治療で食道がんを克服したことを、絶妙な語り口で明かしたなかにし礼さん。後編では、がんの話から少し離れて、作詩家から小説家に転身した経緯から、人間が生きていくためにはエロス(人間愛)が欠かせないという話まで、鎌田さんと含蓄に富んだ話題で大いに盛り上がった――。 なかにし礼さん「人生のエピローグらしく、言い残して...

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人間を診ないロボット医師にいのちを預けるわけにはいかない なかにし礼 × 鎌田 實 (前編)

2014年10月

食道がんの切除手術を拒絶し、陽子線治療で生還した直木賞作家の人生観とは?なかにし礼さんといえば、歌謡曲のヒットメーカーとして一時代を築いた作詞家であり、『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞した作家として知られるが、2年前、食道がんを患い、名医の切除手術を拒否し、陽子線治療に辿り着いて生還した、硬骨漢でもある。なかにしさんのヒット曲を愛唱する鎌田さんが、2号にわたりなかにしさんに迫る――。 なかにし礼さ...

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検査しないまま収監されていたら、帰らぬ人となっていたかも知れません 鈴木宗男 × 鎌田 實

2014年5月

胃がん・食道がんと2度のがんを克服し、再起を期す「闘う政治家」の気概北海道開発庁長官・沖縄開発庁長官などを歴任し、北方領土をめぐる日ロ交渉でも重責を担ってきた鈴木宗男さんは、2010年に最高裁で上告が棄却されて以来、国会議員を失職、公民権も停止され、文字どおり浪人生活中だ。胃がん・食道がんを克服し、現在、再審請求を行うとともに、国会への復帰に燃えている鈴木さんに、鎌田さんが心境を聞く。 鈴木宗男さ...

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治ると思ってがんに対峙するのと ダメだと思って対峙するのとでは全然違う 与謝野 馨 × 鎌田 實

2014年4月

35年間に7回がん宣告を受けた「全身がん政治家」が今、語る憂国の情文部大臣、通産大臣、官房長官、経済財政担当大臣など、政治の世界で数々の要職を歴任してきた与謝野馨さんは、初当選の翌年から35年間の長きにわたって、がんと闘ってきた。一昨年の師走選挙前に政界引退をしたが、下咽頭がん手術で一時失った声も、気管食道シャント法と呼ばれる手術で取り戻し、筋金入りの財政再建論者として、アベノミクスの行方を注視し...

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病気にはなったけど 決して病人にはなるまい 田部井淳子 × 鎌田 實

2014年3月

女性初の7大陸最高峰登頂者が 乳がん手術、子宮摘出、がん性腹膜炎を発症し余命3カ月と宣告されて今から約40年前、女性で初めて世界最高峰・エベレスト登頂を成し遂げた田部井淳子さん。その後も、女性初の7大陸最高峰登頂者となり、女性登山家として押しも押されもせぬ第一人者である。田部井さんは、2008年に乳がんの手術をし、2012年にはがん性腹膜炎の抗がん薬治療をするなど、ここ5~6年、がん闘病生活を送り...

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神が私を見捨てないから 難治性乳がんにもへこたれない ゴスペルシンガー・KiKi(ゲーリー清美) × 鎌田 實

2014年2月

鎌田實がその歌声に心を揺さぶられたゴスペルシンガーの 波乱万丈の人生と難治乳がんとの壮絶な闘い北海道を拠点にゴスペルを歌いながら全国を回っているKiKiさんは、10年前に難治性乳がんを発症した。その後、2度再発したが、いずれも温存手術で乗り切っている。ゴスペルシンガー・KiKiさんを支えているのは、神に対する敬虔な信頼である。両親の愛に包まれて育った少女時代は父の事業の失敗で暗転、波瀾万丈の青春時...

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原稿も旅行もゴルフもできるうちは好きなようにやって生きていきたい 作家・高橋三千綱 × 鎌田 實

2013年9月

糖尿病、肝硬変、食道がん、胃がんと満身創痍の無頼派芥川賞作家の飄々たる生きざま 1978年、弱冠30歳にして『九月の空』で芥川賞を受賞した高橋三千綱さんも、今や65歳となった。昨年6月に食道がんの内視鏡手術を行い、経過は順調だが、今年4月に新たに胃がんが見つかった。糖尿病、肝硬変も患っており、満身創痍の高橋さんだが、持ち前の飄々たる生きざまを見せながら、作家活動にいのちを燃やし続けている。同い年の...

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5年、10年と節目をつけ、少しドキドキしながら、娘を見守っていく 女優/タレント・麻木久仁子 × 鎌田 實

2013年8月

脳梗塞、乳がんと50歳を目前に病魔を克服した知性派タレント モデル、女優、司会、クイズ番組などで活躍しているタレントの麻木久仁子さんは、昨年、乳がんの手術を受けた。数年前、スキャンダルに巻き込まれたことは記憶に新しいところだが、その直後に脳梗塞も発症し、ここ数年、厳しい逆風を経験してきた。もともと、石橋を叩いて渡るタイプだが、なぜか石橋から落ちてしまうという麻木さん。乳がんを乗り越えた今、司会で身...

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