各種がん

悪性リンパ腫

CAR-T細胞療法と新免疫療法薬エプキンリ 再発・難治性悪性リンパ腫の最新治療

2024年3月

「エプキンリは、皮下注射なのですぐ投与できるのは大きなメリットと言えます。また、CAR-T療法のような細胞採取施設は必要ないので、多くの医療機関で治療することができます」と語る下山さん 悪性リンパ腫の中で最も多いびまん性大細胞性B細胞リンパ腫は、R-CHOP療法などの1次治療で6~7割が治癒します。治癒しなかった再発・難治性悪性リンパ腫の治療は、かつてはなかなか有効な方法がありませんでした。しかし...

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病勢をうまくコントロールして共存 原発マクログロブリン血症/リンパ形質細胞性リンパ腫(WM/LPL)の最新治療

2022年3月

「WM/LPLの患者さんには病気を正しく理解してもらうことがとても大切です。しっかり病勢をコントロールしながら日常生活を送る方も多いので、根治が難しいとされている病気ですが悲観することはありません。また、さまざまな薬剤が出てきているので、その人のニーズに合わせた治療ができるようになってきています」と語る口分田(くもで)さん 多種多様な血液がんの中でも罹患数の少ない原発性マクログロブリン血症/リンパ...

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希少がんだが病型が多い皮膚リンパ腫 なかでも圧倒的に多い「皮膚T細胞リンパ腫」の最新治療

2021年8月

「皮膚リンパ腫の多くは、病気の進み方はゆっくりですが、症状を抑えるのは難しく、進行する患者さんに対して効く治療法がほとんどなかったのが現状でした。最近になり、いろいろ新しい薬がでてきて、治療の選択肢が増えてきています」と語る大塚幹夫さん 皮膚リンパ腫は、白血球の1つであるリンパ球が腫瘍化して皮膚に浸潤し、さまざまな皮膚症状を生じる病気である。リンパ球にはT細胞、B細胞、NK細胞などがあるが、そのう...

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再発・難治性の悪性リンパ腫のCAR-T細胞療法 キムリアに続き新薬が次々と登場!

2021年3月

「抗がん薬治療を使わないで治すという時代の入口に立ったという印象です」と語る下山 達さん 2019年5月に保険承認されたCAR-T細胞療法の製剤キムリアは、難治性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)とびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に対するがん免疫遺伝子療法として大いに期待されている。キムリアでの治療を2020年12月現在までに13例と、国内では多くの治療を手がけている、がん...

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悪性リンパ腫治療の最近の動向

2017年4月

「インターネットを中心に様々な情報が溢れており、心配も増えますが、医師からよく説明を聞いて、病気をよく知った上で前向きに治療することをお勧めします」と語る伊豆津宏二さん 悪性リンパ腫という名称は、リンパ球に由来するがんをまとめて指している。リンパ節やそれ以外の様々な臓器に生じ、病型によって治療法も異なる。ここでは日本人に多い病型であるびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)、濾(ろ)胞性リン...

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古典的ホジキンリンパ腫に免疫チェックポイント阻害薬が承認 慎重な投与時期の検討が必要、重篤な合併症にも注意

2017年4月

「免疫チェックポイント阻害薬はよく効きますが、慎重な投与時期の選択が必要です」と語る蒔田真一さん 免疫療法が有効であるとみられてきたホジキンリンパ腫で2016年12月、免疫チェックポイント阻害薬オプジーボが承認された。魅力的な薬剤であることは確かだが、その扱いには慎重さが求められる。血液がんにおける免疫チェックポイント阻害療法の現状を専門家に伺った。 オプジーボ承認、キイトルーダも申請中 悪性リン...

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病型ごとに治療の開発が進む B細胞性リンパ腫

2016年2月

「B細胞性リンパ腫では、病型によって新たな治療法の開発が進んでいます」と語る丸山 大さん 悪性リンパ腫は種類が多く、治療選択もそれぞれで異なる。近年は新薬の開発が進むとともに、薬剤の組み合わせ、さらに投薬スケジュールの工夫など様々な取り組みが行われている。今回はB細胞性リンパ腫の中のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫(FL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)の最新治療につ...

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造血幹細胞移植患者のリハビリは「継続する」ことが大切

2016年2月

「リハビリはできる範囲でよいので続けて行うことが大切です」と語る石川愛子さん 造血幹細胞移植とは、患者のがん細胞を根絶するため、大量の抗がん薬と放射線治療を組み合わせた非常に強力な治療法となるが、その一方で問題となるのが移植後の身体機能の低下だ。「移植は成功したが、寝たきりになってしまった」では、何のための治療かわからない。そこで今、重要性が指摘されているのが、造血幹細胞移植患者に対するリハビリテ...

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血栓症リスクを知り、血液がんの治療中は症状に早く気づき受診を

2016年2月

「緊急受診時は、血栓症リスクの高い使用薬をまず伝えていただきたい」と話す岡元るみ子さん 血液がんの治療薬には、血栓症リスクを高める治療薬があり、また、高齢者に多い脳血管障害対策の抗凝固薬のワルファリンとの相互増強作用に配慮が必要なものもある。治療に際し、どのような対策が必要なのだろうか。そもそも、がんと診断され、治療を行うこと自体で血栓症のリスクが高くなるという、その基本事項から解説する。 がんの...

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小児がんの新薬開発で再発治療の充実を!

2015年8月

「小児がんの再発治療を確立していくことが重要です」と話す河本 博さん 小児がんは子どもがかかるがんの総称だが、希少がんということで治療法の開発が遅れてきた分野だ。しかし、近年では医師主導型の臨床試験が立ち上がるなど新しい動きが出ている。その先端にいる専門医に小児がんの新たな取り組みについて聞いた。 小児がんの罹患数は年間約2,000人弱 表1 小児がん特有の主な疾患 子どもが罹患する様々ながんを総...

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