あるがん患者さんから生まれた言葉が種となり、歌という名の花が咲いた 「一粒の種」になった命が今、生きることのすばらしさを教えてくれる
2009年10月
あるがん患者さんが発した言葉の種を、看護師である高橋尚子さんが大切に受け取った。 やがてその言葉にメロディがつけられ、たんぽぽの綿毛をもった「一粒の種」は今、歌手の砂川恵理歌さんの歌声によって届けられている。 楽曲「一粒の種」には、それぞれの人生や生きることのすばらしさが溢れている。患者を思うと言葉が溢れてきたそれは死を目前にした、ある1人の男性がん患者の悲痛な心の叫びから始まった。「それまで数え...