各種がん

悪性胸膜中皮腫

オプジーボ+ヤーボイ併用療法への期待と問題点 治療成績が向上している悪性胸膜中皮腫の手術と薬物療法

2021年11月

「オプジーボ+ヤーボイ併用療法の適応は1次治療のみです。現在すでに治療を受けている患者さんは使えません。こうした使用条件が撤廃されることを望んでいます」と語る長谷川誠紀さん 悪性胸膜中皮腫で手術の対象となるのは全体の約10%で、手術は化学療法と組み合わせることが基本となっている。手術技術の進歩、有効な薬剤の登場、適切な患者さんの絞り込みなどにより、手術の治療成績は徐々に向上してきた。手術できない場...

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術前術後化学療法との組み合わせで手術の予後が良好に 二次治療にニボルマブが承認、悪性胸膜中皮腫の治療成績は大幅に改善

2019年2月

「切除可能例については、術前化学療法がこれからの標準治療になっていくでしょう。さらにオプジーボの承認は一次治療が効きにくい肉腫型や二相型の患者さんにとっても朗報だと思います」と語る木島貴志さん 希少がんである悪性胸膜中皮腫は、保険適用で使用可能な抗がん薬が少なく、予後不良の疾患である。外科的切除の適応となる症例は少なく、また手術自体の意義についても一定した見解はなく賛否両論であるが、兵庫医科大学で...

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政府も動き出した希少がん対策

2015年8月

「均てん化は希少がんには馴染まないという根本的な問題を抱えています」と語る川井 章さん 「希少がん」の定義が日本では定まっていないことはあまり知られていない。希少がんと診断された患者さんはどうすればいいのか、治療はどうあるべきか、国内唯一の希少がんセンターを持つ国立がん研究センター中央病院希少がんセンター長の川井章さんに伺った。 治療の均てん化との兼ね合い 希少がんとは、文字通り「まれで少ないがん...

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アスベスト曝露後30~40年で発症。思い当たる人は、まず検査を アスベストの悲劇、難治の悪性中皮腫は早期発見が要

2010年1月

東京医科大学 外科学第1講座主任教授の 池田徳彦さん 社会問題となっているアスベスト被害による悪性中皮腫。アスベストの曝露から30~40年で発症する。現在、患者は急増中で、今後も増加が予想されている。獰猛でやっかいな悪性腫瘍であるだけに、早期発見が要という。 2030年まで患者数が増加する 肺がんとまぎらわしい病気に、数年前から社会問題にもなっている悪性中皮腫がある。 かつて建設資材...

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アスベスト禍で急増する悪性胸膜中皮腫の最新治療 「肺がんとは性格の違うがん」に注意! 抗がん剤治療が効果を上げてきた

2006年8月

中皮腫治療の第一人者 兵庫医科大学教授の 中野孝司さん マスコミでも大きく報道されるアスベスト被害。しかし、アスベストがもたらすがんは、今後もっと増えていく。ピークは2020年と、英国で予想されている。そこで、アスベストが原因のがんの中でも、最も多い悪性胸膜中皮腫について、正しい知識と最新の治療法を紹介しておきたい。急増する中皮腫の患者数体の内側や臓器は、「漿膜」と呼ばれる薄い膜でおおわれている...

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