暮らし

リハビリテーション

がん治療中も歩いて動いてロコモティブシンドロームを防ごう! 整形外科医が呼びかける「がんロコモ」対策

2023年4月

「がんロコモの主要なテーマの1つは骨転移で、年間に20万人発生しているといわれています。がんロコモは骨転移がない患者さんにも起きますが、骨転移は整形外科医が直接関わらないと解決できないことがあるのです」と語る河野博隆さん 「安静に」と指示されることが多いがん治療。それに対して、整形外科医が疑問の声を上げ、「がん患者に起こるロコモティブシンドロームを防ごう」と提唱し始めたのは4年前のことでした。がん...

詳細はこちら

運動はメンタルへのデトックス効果も高い がん治療後に元の生活に戻れることが大事、運動はその第一歩

2018年12月

「社会に復帰するのが一番大事。10秒動いただけでも気持ちも動く。自分で動かせることができるのは喜びです」と語る広瀬さん 治療の選択肢が多く、予後もよいと言われる乳がんのみならず、近年では、各がん種で、治療および経過観察期間が長い、いわゆる〝がんサバイバー〟が増えており、その数約500万人を超えているという。そんながんサバイバーたちが治療後に抱える心身のストレスに対して、運動を軸とした様々なメソッド...

詳細はこちら

がん悪液質に対する運動介入のベスト・プラクティス

2017年12月

「早期に診断をつけ、予防的に介入して不応性悪液質へ移行しないようにしなければなりません」と語る立松典篤さん 悪液質とは重い病気が進行した段階で現れる一連の症候群で、心疾患や肺疾患、血液疾患でも発症するが、がんの終末期にも高い確率で発症し、一度発症すると打つ手が少ないことが知られている。ところが、がんにおいては悪液質が起こる前から栄養介入(栄養を指導・管理すること)や、運動介入(指導して運動してもら...

詳細はこちら

造血幹細胞移植患者のリハビリは「継続する」ことが大切

2016年2月

「リハビリはできる範囲でよいので続けて行うことが大切です」と語る石川愛子さん 造血幹細胞移植とは、患者のがん細胞を根絶するため、大量の抗がん薬と放射線治療を組み合わせた非常に強力な治療法となるが、その一方で問題となるのが移植後の身体機能の低下だ。「移植は成功したが、寝たきりになってしまった」では、何のための治療かわからない。そこで今、重要性が指摘されているのが、造血幹細胞移植患者に対するリハビリテ...

詳細はこちら

社会復帰までが医療の責任 退院してからもしっかりフォローアップ

2015年12月

術前から退院までではなく、社会復帰までトータル治療を地域まで広げる大幸宏幸さん 国立がん研究センター東病院食道外科科長 一般的な外科治療においても「手術をして終わり」という時代は終わり、術前からの医療介入の大切さが指摘されていますが、がん治療ではさらに社会復帰までを見据えなければなりません。食道がんではより重要度が増します。退院後のプログラムを行っている医療機関はあまりないのではないでしょうか。...

詳細はこちら

多職種による切れ目のない訪問看護 スタッフ間の密な連絡が鍵

2015年10月

大切なのは生活スタイルの提案 意思決定を尊重した看護を佐治 暢(みちる)さん 彩の国東大宮メディカルセンター(旧東大宮総合病院)東大宮訪問看護ステーション 作業療法士・介護支援専門員 私は訪問看護チームの中で主にリハビリを担当しています。在宅で出来るリハビリはたくさんあります。マッサージも筋トレも歩行訓練も大切ですが、メンタル面でのリラクゼーションも同じくらい重要です。患者さんが安心して主体的な...

詳細はこちら

社会復帰目標に個別的な対応を図る 肺がん手術前後のリハビリテーション

2015年9月

「この手術を受ける方全員に共通したリハビリプログラムがありますが、これに患者さんそれぞれの状態に合った個別的プログラムを提供します」と語る鵜澤吉宏さん 手術後のリハビリテーション(以下リハビリ)はどのがん種でも大切だが、胸を開き、しかも呼吸器の一部を切除する肺がんでは息苦しさへの対応がより求められる。術前の指導から実際のリハビリまでを聞いた。 術後のリハビリは「運動」を重視 図1 肺葉切除と呼吸...

詳細はこちら

乳がん術後に行いたい、肩関節可動域訓練と運動療法

2015年9月1日

「乳がん術後は、筋力・体力アップを習慣づけてほしい」と話す村岡香織さん 乳がん術後の痛みなどの不快な症状は、すぐに解消されるものではありません。しかし、そのために日々の活動量が減ると、筋力・体力が落ちて次第に栄養状態や心肺機能に影響を及ぼすことも少なくありません。術後は、敢えて運動を生活に取り入れ、基礎体力をしっかり維持することが大切。そのための方法を紹介します。 肩関節可動域訓練と運動療法の2本...

詳細はこちら

多様な職種の連携で、骨転移患者さんのQOLを維持する 最期まで自分の足で歩けるように

2015年9月

「骨転移があっても、最期まで自分らしい生活を送れるように支援していきたいと思います」と話す篠田裕介さんと澤田良子さん 骨転移は骨の病気であることから、運動器を専門にしている整形外科医による診療が有用だ。骨転移のがん患者さんが急増するなか、リハビリの必要性や他職種との連携など新しい診療体制が求められている。様々な科が連携して治療にあたる、東京大学医学部附属病院の骨転移キャンサーボードの取り組みについ...

詳細はこちら

訓練を習慣化し、退院後の継続したトレーニングが重要 患者に適した細やかなリハビリテーション 頭頸部がん・食道がん治療後の嚥下障害

2015年9月

「患者さんの日々の努力がリハビリテーションには重要です」と語る髙橋浩二さん 頭頸部がんや食道がん治療後に嚥下障害が起きるケースがあるが、治療によるダメージに加えて、口から物を食べられないというのは、QOL(生活の質)の観点からも、患者さんにとってつらいことだ。こうしたがん治療後の嚥下障害にどういったリハビリテーションが有効なのか。個々のケースからひも解く。 がん治療によって引き起こされる嚥下障害 ...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!