検査・治療法

患者自身が知ることの重要性 放射線治療を味方につけてがんと闘うために

2019年5月

「放射線治療を受けようと決めたら、放射線治療専門医、医学物理士、放射線治療専門の診療放射線技師がいる施設を選ぶことをお勧めします」と語る唐澤久美子さん 世界的には、がん患者の50%以上が放射線治療を受けている昨今、日本での受療者は30%ほどに留まっている。この現状はなぜなのか。がん種、症状、年齢、合併症などすべての条件を考え合わせた上で、患者本人が最適な治療を選ぶために、知っておきたい放射線治療の...

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放射線の威力を最大限に引き出す 乳がんなど表面に近いがんで効果を発揮する増感放射線療法KORTUC

2019年5月

「乳がんなら乳房温存ができるのがメリットです。目に見えて小さくなります。放射線だけではこんなに小さくなりません」と語る柏原賢一さん 増感放射線療法(KORTUC)とは、がん細胞の感受性を高める薬剤である放射線増感剤を投与して、治療効果を高める放射線治療だ。現在、限られた施設で実施される研究的治療ではあるが、その効果については著効例が報告されている。その増感放射線療法を100例以上行っている東京放射...

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放射線治療最前線――免疫チェックポイント阻害薬併用で「上乗せ」効果も 機能温存重視で放射線治療を選択する患者が増えている

2019年5月

「放射線治療による機能温存と体への負担が少ないことは、皆さんが感じる以上に大きなメリットだと思います」と語る秋元さん 放射線治療には根治を目指すものと、痛みなどの症状緩和を目的とした治療など状況に応じて対応ができる。根治を目指す治療では病巣の局所制御をすることで臓器機能を温存でき、一般的に体への負担も少ないため、その必要性は高まる一方であり、それを支える技術の進歩も著しい治療法だ。現在、どんな放射...

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ハイパーサーミア(がん温熱療法)とは――抗がん薬や放射線療法の標準治療との併用で効果

2019年5月

「がんの治療は、まずガイドラインに示された標準治療を行うのが鉄則。その上で、ハイパーサーミアを上乗せするのが望ましい」と話す今田肇さん がん細胞は正常組織に比べ熱に弱い。この性質を治療に応用したのがハイパーサーミア(がん温熱療法)だ。がんが存在する領域に体表面からテレビやラジオで使われる周波数の高周波電流を流して加温し、がん細胞を死滅させる。また、化学療法や放射線療法と併用すると、それぞれの治療効...

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国内初の医療機器承認で開発に拍車がかかる AIを活用した大腸がんリアルタイム内視鏡診断サポートシステムの開発状況

2019年4月

年間罹患者数約15万人で、年間死亡者数は女性では1位、男性では3位という大腸がん。しかし前がん病変やごく早期がんで発見できれば、十分に根治が見込める。そんな大腸がんの早期発見と死亡数抑制への貢献が期待できるのが、AI(Artifical Intelligence:人工知能)を利用した診断だ。この分野では現在、昭和大学横浜市北部病院を中心としたグループのシステムが、2018年に医療機器承認された。さ...

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標準治療では治癒が難しい悪性脳腫瘍の治療に光明が ホウ素中性子捕捉療法「BNCT」の実用化が見えてきた

2019年4月

「数年後には必ず実用化できるようにしたい」と語る中井啓さん 難治性である原発悪性脳腫瘍に対する、新たな治療の選択肢として期待されているホウ素中性子捕捉療法「BNCT」。手術や従来の放射線治療では対処しきれない症状に対して、わずか1回の照射で効果が期待できるとされる治療だ。現在、京都大学を中心とするチームが脳腫瘍と頭頸部がんを対象に治験を実施中だ。今後は、原発悪性脳腫瘍に対する治療の実現を目指したい...

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光の力でがん細胞を叩く治療 悪性脳腫瘍に光線力学的療法(PDT)併用の実力

2019年4月

「手術中に腫瘍摘出を援護射撃してくれるPDTは、医療者から見てもいい治療法だと思います」と語る村垣善浩さん 脳機能を温存しながら腫瘍を摘出するという、ギリギリのせめぎ合いの中で行われる脳腫瘍摘出術では、正常組織との境目に、どうしても取り切れない腫瘍組織が残ってしまう。そこに登場したのが光線力学的療法(PDT)。取り切れなかった腫瘍組織を、光化学反応を利用して死滅させるPDTの威力と可能性に迫ってみ...

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新たにウイルス療法や免疫チェックポイント阻害薬など 悪性度の高い膠芽腫などの脳腫瘍治療に見えてきた可能性

2019年4月

「ブドウ糖に近い成分を用いたFDG-PETは、ブドウ糖を非常に消費する脳の検査には適切でないため、アミノ酸の1つメチオニンを用いたPET検査が早く保険適用になって欲しい」と語る西川さん 人口10万人あたり約19人がなると言われ、しかも130種以上と種類が多いため、それぞれの罹患数が少なく、エビデンス(科学的根拠)が蓄積されにくい原発性脳腫瘍。そのため標準化が遅れ、日本で初めて「脳腫瘍診療ガイドライ...

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ステージⅡ、Ⅲの直腸がんにはまず化学放射線療法を 進行直腸がんに対する術前化学放射線療法は世界基準

2019年3月

「ステージⅡ、Ⅲの直腸がんにはまず化学放射線療法を行い、反応のよくない患者さんには術後転移を防ぐ抗がん薬の開発を世界は目指しています」と話す貞廣さん 大腸がんは、結腸がんと直腸がんに分かれ、治療方針や治療の難易度も異なりある意味別のがんと言っても過言ではない。骨盤内の狭い領域で治療に当たらなければならない直腸がんは、がんの局所制御と同時に、周囲の神経などを傷つけないようにして機能を温存する必要があ...

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体重減少・食欲改善の切り札、今年いよいよ国内承認か がん悪液質初の治療薬として期待高まるアナモレリン

2019年3月

「第Ⅲ相試験でいちばん厳しいと思われた膵がん患者さんの成績がよかったので、肺がんだけでなく消化器がんにも試してみる価値がある」と語る古瀬純司さん 進行したがん患者に多く見られる悪液質は、患者のQOL(生活の質)を著しく低下させるにもかかわらず、長い間効果的な治療法を見出せなかった。しかし、初の治療薬アナモレリンが国内で実施された第Ⅱ相臨床試験で、非小細胞肺がん患者の悪液質に対する有効性が確認された...

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