放射線医学総合研究所では、早期乳がんに対する重粒子線治療の臨床試験を行っています。

放射線医学総合研究所では、早期乳がんに対する重粒子線治療の臨床試験を行っています。

重粒子線治療は日本が世界に誇る先進治療で、乳がんが手術せず4回の照射のみで完治するとなれば、世界的にも大きなインパクトとなります。重粒子線照射による乳がん治療、臨床試験を開始

試験概要 この試験はT1N0M0低リスク群(ER陽性、HER2陰性、60歳以上)の乳癌患者に対し、
第Ⅰ相:線量増加試験、レベル1は48GyE/4回、レベル2は52.3GyE/4回、レベル3は60GyE/4回の線量増加試験を行い、90日後に切除して病理学的効果を判定後、内分泌療法で経過をみる。
第Ⅱ相:第Ⅰ相の推量線量で治療し、内分泌療法で経過をみるというものです。

対象患者 対象となる患者さんは、腫瘍の大きさが2cm以内で転移のない低リスク群(ER陽性、HER2陰性、60歳以上)で、年間約9,000人いらっしゃるはずです。適格患者さんの来院をお待ちしています。

費用負担 臨床試験ですので重粒子線治療費用の患者負担はありません。当法人への文部科学省からの交付金が充てられ、治療開始日から4日後の治療終了日までの医療費は無料です。

お問合せ 独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター病院
〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1
電話:043-206-3306 ファクス:043-256-6506
ホームページ:http://www.nirs.go.jp/hospital/index.shtml

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