がんサポート9月 乳がん特集 掲載記事更新のお知らせ
●乳がん特集 ※ログインしてご覧ください
原発巣切除による生存期間延長効果の比較試験が進行中 試験結果が待たれるステージIV乳がんの原発巣手術の是非
BRCA遺伝子変異の再発乳がんに大きな選択肢が トリプルネガティブ乳がんにリムパーザに続き新たな治療薬が承認予定
これからの乳房再建の切り札に! 培養した脂肪幹細胞を使って、安全で自然な柔らかい乳房を
●がんと生きる ※ログインしてご覧ください
脳腫瘍を傍らにした元看護婦の心のカルテ オルゴールがおわるまで 第4回
グリオーマ、悪性リンパ腫、骨髄性白血病と3度のがんを乗り越えられた理由 娘の20歳の誕生日までは死ぬわけにはいかない・前編
●マインドフルネス・ヨガ:それでいいのだ!
●黒田尚子のがんとライフプラン
●がん相談 肺がん
【小細胞肺がん】手術や放射線治療を行わず完治するのは難しいか
【肺がん】ゲノム検査を受けた上で治療開始したほうが効率がよいと思うが
●連載
●9月 編集後記
■5月号でコータック(KORTUC)療法を行なっている東京クリニックの柏原院長を取材したが、そのコータック療法が「日本ベンチャー学会会長賞」を受賞したと8月3日のニュース。開発者の小川恭弘・高知大学教授(当時)に2012年12月号で取材している。今回受賞した日本ベンチャー学会会長賞とは今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーを表彰するもの。コータック療法とは2006年開発された増感放射線療法のことで、過酸化水素(オキシドール)とヒアルロン酸をがん組織に注入して放射線照射すると、放射線の増感パワーを生み出せて治療効果があがるというもの。安全で安価な治療法だが、薬剤があまりにも安いことなどで、日本では臨床試験が進まず、現在は自由診療だ。「大学発ベンチャー表彰2019」の選考委員会は「国内の施設で多数の治療効果をあげるとともに英国での臨床治験を進め、日本初のがん治療法の進展を高く評価し、乳がんのみならず様々ながん種に展開する可能性があることから、今後大きく成長することが期待される」と語る。2022年の保険適用を目指しているとのことだが、患者にも、健康保険にも優しいコータック療法の承認が待たれる。(松尾)
■今月の「がんと生きる」に登場いただいた高山知朗さんは40歳でグリオーマ(悪性脳腫瘍)、42歳で悪性リンパ腫、46歳で骨髄性白血病と3度がんを経験しながら、それらのがんを見事、克服していまに至っている。3度も絶望の淵に立たされても「娘の20歳の誕生日までには何としても死ぬ訳にはいかない」という並々ならぬ強い思いが、挫けそうになる気持ちを終始支え続けていた。高山さんの壮絶な体験を2回に渡ってお届けしたい。(髙橋)