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2016_jan_i

編集●「がんサポート」編集部

人口の高齢化とともに、前立腺がんの罹患数が増加している。国立がん研究センターがん対策情報センターの2015年のがん統計予測では、部位別の罹患数で前立腺が女性乳房を抜いて第4位となっている(2014年のがん統計予測では第5位)。また男性においては、胃および肺を抜いて首位になると予測されている。早期の段階で治療を行えば治癒が期待できる前立腺がん、最低限知っておきたい基礎知識をまとめた。

治療をしないことも選択肢の1つ

監修●古賀文隆 がん・感染症センター都立駒込病院腎泌尿器外科部長

PSA(前立腺特異抗原)検診が普及し、前立腺がんは早期発見が可能になった。限局性前立腺がん(いわゆる早期がん)は、どのような治療法があり、どう選択されるのだろう。体への負担を少なくする治療法はあるのだろうか。最先端で治療に当たる専門医に伺った。

治療回数を減らす寡分割照射法

監修●萬 篤憲 国立病院機構東京医療センター放射線科医長

放射線療法において、1回の照射線量を増やして回数を減らす方法を寡分割照射法という。前立腺がんは前立腺の性質上、1回に高線量を当てるのが効果的とされている。一方で、高線量となると副作用も心配される。欧米では広まりつつあるが、日本ではまだ数施設で臨床試験として行われている段階で、今後の展開が注目される。日本での寡分割照射法の現状を専門医に伺った。

新薬の効果認める

監修●赤倉功一郎 JCHO東京新宿メディカルセンター副院長・泌尿器科部長

初回ホルモン療法が効かなくなった状態を「去勢抵抗性前立腺がん」というが、従来はそうなった際の対策は限られていた。しかし、2014年に3つの新薬が承認され、治療風景は大きく変化した。一方で、延命効果はあるものの、薬価が非常に高いという医療経済上の課題も指摘され始めている。専門医に、去勢抵抗性前立腺がん治療における2016年の展望を伺った。

新薬で全生存期間延長という臨床試験結果も!

監修●鈴木啓悦 東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科教授

骨に転移しやすいという特徴がある前立腺がん。骨転移による痛みや骨折は患者のQOL(生活の質)に大きく影響を及ぼす。この骨転移に対して、最近では骨の健康"Bone health(ボーンヘルス)"という考え方が広まってきており、骨転移と併せて骨粗鬆症に対する対策も重要になってきている。登場が期待される新たな骨転移治療薬の最新情報も踏まえ、最新トピックをレポートする。

日常生活に支障のないレベルまで回復

監修●増田 均 がん研有明病院泌尿器科副部長

前立腺がんの手術後の尿失禁は時間とともに改善するが、中には重症な尿失禁が残ってしまう患者もいる。重い尿失禁があると日常生活に支障が出るばかりでなく、気持ちも塞ぎがちだ。2012年に保険適用となった「人工尿道括約筋埋込手術」は、重い尿失禁を劇的に改善させる効果がある。どんな手術なのだろうか。

経口的栄養補助、消化酵素補助(補充)剤、在宅経腸栄養など方法は様々ある

監修●大村健二 上尾中央総合病院栄養サポートセンターセンター長/外科・腫瘍内科顧問

かつては胃がんなど消化器系の手術で臓器を切除すれば、体重が減ってやせ細るのは当たり前とされていた。しかし、今はそれが誤りで、治療中に体重を減らさないことが治癒につながるとわかっている。また消化器系以外でも、化学療法や放射線療法を行う上で適切な栄養摂取が欠かせなくなっている。

乳がんレジメン別で味の感じ方に違いも

監修●鍋谷圭宏 千葉県がんセンター消化器外科部長
監修●前田恵理 千葉県がんセンター栄養科 管理栄養士

化学療法時に味覚障害を訴える患者は多い。ただ味覚障害といっても、主観的な要素が強く、味の変化の尺度も対処法も確立されていないのが現状だ。そうした中、千葉県がんセンターでは乳がん患者を対象に、化学療法中の味覚障害に対する調査を実施。レジメン別に味覚障害の現れ方に違いがあることなどがわかってきており、それに対する食事レシピも開発している。

味、形態、容量などを見極めて選択

監修●千歳はるか 国立がん研究センター東病院栄養管理室長
監修●渡邊太一 国立がん研究センター東病院栄養管理室 管理栄養士

コンビニや薬局などでよく見かけるようになった栄養補助食品。がん治療中に、体重や食欲の低下から、こうした栄養補助食品を利用したいという患者は少なくない。たくさんの種類の中から、どの栄養補助食品を選び、どう役立てていけばよいのだろうか。
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