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2016_jul_i

副作用を最小限に抑え、最大限の治療効果を引き出す

監修●池田公史 国立がん研究センター東病院肝胆膵内科長

進行した肝がんでは、標準的な化学療法として血管新生阻害薬であるネクサバールが使用されている。しかし、ネクサバールには手足症候群、高血圧、肝機能障害などの副作用があり、これらが治療の休止や中止の一因になることがある。医療チームを立ち上げ、ネクサバールの副作用マネジメントに取り組んでいる専門医に話をうかがった。

期待される日本発の治療法開発

監修●伊佐山浩通 東京大学大学院医学系研究科消化器内科学准教授

胆汁を十二指腸まで運ぶ胆道に発生するがんは早期に発見することが難しい。罹患者に高齢者が多いこともあり、手術で切除することが難しく、化学療法が選択されるケースも多い。現在は3剤による組み合わせで対応されているが、新しくFOLFIRINOXという4剤併用療法の臨床試験(先進医療B)が計画されている。

切除不能膵がんに対する新たな治療選択肢

監修●森安史典 医療法人財団順和会山王病院がん局所療法センターセンター長/国際医療福祉大学教授

見つかったときにはすでに切除できないケースが全体の約8割を占める膵がん。その場合、薬物療法という道しか現時点ではないが、そうした中、新たな選択肢として注目されている治療法がある。それが「ナノナイフ治療」だ。腫瘍が縮小したり、予後が延長するといった治療効果が期待されている。

新たな治療戦略の可能性

監修●森 隆太郎 横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学講師

膵がんの唯一の根治的治療は手術である。切除できるかできないかのボーダーライン膵がん(切除可能境界域膵がん)では、「術前化学放射線療法」の臨床研究が行われており、その有効性が明らかになってきた。手術が可能になり、生存率が改善したという報告もある。どのような治療法なのだろうか。

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