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大腸がんの基礎知識 大腸がんはこう進む

監修●杉原健一 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授
取材・文●「がんサポート」編集部

大腸がんは女性のがん死亡原因の第1位、男性の3位。そして、大腸がんに罹った人はこの30年間で5倍にも増えている。大腸がんはどこに発生しやすいのか、どのような治療法がとられるのか――。

内視鏡治療最前線 体に傷をつくることなく、一括切除できる最新治療法

監修●大圃 研 NTT東日本関東病院内視鏡部部長
取材・文●町口 充

リンパ節などへの転移がなく大腸の粘膜層にとどまるがんならば、ある程度大きくても、手術ではなく内視鏡を使って完全切除でき、再発も招かずに完治させることが可能になってきた。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という治療法で、2012年4月からは保険適応になっている。どのような治療法か、また普及のカギは?

術後補助化学療法 病期Ⅱ・Ⅲで重要な術後の補助化学療法。効果や副作用を知って6カ月の治療完遂へ

監修●金澤旭宣 北野病院消化器センター消化器外科副部長
取材・文●柄川昭彦

大腸がんは手術でがんを取っても、再発する場合も多い。Ⅱ期・Ⅲ期の患者さんでは、術後に化学療法を行って体内に残った微小ながんをたたくことが必要だ。この術後補助化学療法には、いくつかの方法がある。効果と副作用、利便性などを踏まえ、患者さんにとってベストな治療法をきちんと続けるためのポイントを紹介する。

外来化学療法 ポイントは自己管理!

監修●朴 成和 聖マリアンナ医科大学腫瘍内科教授
取材・文●伊波達也

がんの化学療法は、医療の進歩や患者さんの意識変化など、さまざまな要因から外来治療で行われることが多くなっている。大腸がんでも同様だ。ただ、外来化学療法を受けるにあたり、患者さんが注意しなければならない点がある。

がんと食事1 大腸がんの食事

監修●須永将広 国立がん研究センター中央病院栄養管理室主任栄養士
取材・文●山下青史

毎日の食事は、がん患者さんにとって大きな楽しみの1つだ。過酷な手術を経たあとには、日常に復帰した証しともなる喜びである。食事の作り手が愛情を込めた料理は、患者さんの何よりの励みにもなるはずだ。しかし一方では、手術や化学療法などのがん治療によって、身体に変化が起こっている。そんなとき、何をどのくらい食べて良いのか、食事への不安を抱きやすい。がんの治療で変化した身体に応じた食事とは、どのようなものだろうか。

ストーマケア QOL向上・治療継続のカギは、「造設後」

監修●松浦信子 がん研有明病院看護部WOC支援室師長
取材・文●池内加寿子

直腸がんなど消化器がんの手術後、ストーマを造設するケースが増え、漏れやにおいなどのトラブルに悩む患者さんが後を絶たない。ストーマ外来で患者さんの相談にあたっているWOC看護師に、ストーマ・ケアのA・B・Cをアドバイスしてもらった。

7KRAS遺伝子解析は、大腸がん治療をどう変えたか

KRAS検査からの治療 進む遺伝子解析、新薬も続々

監修●土井俊彦 国立がん研究センター東病院消化管内科科長
取材・文●半沢裕子

大腸がんの診断を受けると、必ず行われるのがKRAS遺伝子検査。KRAS遺伝子解析は、大腸がん治療をどのように変えたのか。そして今、大腸がんの遺伝子検査はどのように進んでいるのか――。

8分子標的治療薬は進行・再発大腸がんの新たな武器となるか?

進行・再発大腸がんの最新治療 肝転移の切除が、進行・再発大腸がん治療の要!

監修●小川匡市 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター外科
取材・文●柄川昭彦

肝臓への転移がとても多い大腸がん。しかし、この肝転移を制すれば治癒も目指せるということも大腸がんの大きな特徴だ。進行・再発大腸がんに、新たな治療法が登場しようとしている。分子標的治療薬を併用した化学療法だ。その効果とは――。
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