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免疫の基礎知識 国際学会でも注目度アップ

監修●河上 裕 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所所長
取材・文●「がんサポート」編集部

がんの3大治療というと、手術、抗がん薬、放射線ということになるが、第4の治療法として注目を集めているのが、免疫療法だ。しかし、海外の学会では盛んに取り上げられているものの、まだその仕組みや治療効果などは研究途上という段階。免疫治療の基礎から現状、展望をレポートする。

免疫療法最前線 ASCO(米国臨床腫瘍学会)でも注目

監修●柴田昌彦 埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター・消化器腫瘍科教授
取材・文●伊波達也

がんに対する免疫療法というと、医療界ではこれまでエビデンス(科学的根拠)の確立されていない未知の領域という認識が支配的だった。しかし、近年は免疫のメカニズムがさまざまな研究により解明され、欧米を中心に注目を集めている。6月に開かれたASCO(米国臨床腫瘍学会)2013では、免疫療法に関する日本人研究者の発表も注目を集めた。

製薬企業の最新研究 製薬企業が挑むがん免疫研究の最前線

小林製薬中央研究所・川西 貴さんに聞く
取材・文●伊波達也

免疫療法の中でもキーワードとなっている「免疫抑制の解除」。がんを攻撃する免疫力を無力化しようとする免疫抑制細胞を抑え込もうという、ここ数年で広まった作戦だ。15年前からがん免疫の研究を積み重ね、近年、「免疫抑制」の分野で盛んに研究発表している製薬会社がある。臨床現場の最前線でがん患者さんと接しながら、研究に没頭する一研究員の姿を追った。

ペプチドワクチン療法 多方面からの研究と様々な臨床試験が進行中

監修●中面哲也 国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野長
取材・文●伊波達也

がん治療では、外科療法、化学療法、放射線療法に続く第4の治療法として期待されている「がん免疫療法」だが、まだ標準治療とはなっていないのが現状だ。がん抗原の発見により、1990年代以降、副作用なくがん細胞だけをやっつける〝特異的免疫療法〟の時代となり、がんワクチン療法、抗体療法などの免疫療法の研究開発が盛んに行われてきた。

その1つ、がん細胞だけに現れるがん抗原ペプチドを体外から注入し、ペプチドを目印に、細胞傷害性T細胞(CTL)にがん細胞を攻撃させるペプチドワクチン療法。延命効果や再発予防効果など、がん患者さんの期待は大きい。ペプチドワクチン療法の現状と今後の取り組みについて迫った。

がん免疫療法の新しい動向 ペプチドワクチンを用いた臨床試験

監修●笹田哲朗 神奈川県立がんセンター臨床研究所がんワクチンセンター長/がん免疫療法研究開発学部部長
取材・文●柄川明彦

従来のがんワクチン療法で使われていたのは、ほとんどが遺伝子変異のない自己抗原だった。そのため免疫原性が低く、十分な治療効果が得られなかったと考えられている。そこで期待されるのが、遺伝子変異由来のがん抗原だ。肺がん治療に使われるEGFR-TKI(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬)に耐性となった患者さんの6割に、ある遺伝子変異が起きている。これを抗原としたワクチン療法の研究が進行中だという。

樹状細胞ワクチン療法 同治療を受けたい場合には、手術前に要相談

監修●小寺由人 東京女子医科大学消化器病センター外科医師
取材・文●伊波達也

肝がんには大きく分けて、肝細胞がんと肝内胆管がんがあるが、両者ともに再発しやすく、たちの悪いがんと言えるだろう。この肝がんの再発予防を目的として、自己のがん組織を利用した樹状細胞ワクチン療法が効果を示しているという。
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