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がんサポート4月号

統合医療特集

1 玉石混交の情報に振り回されないために
統合医療の膨大な情報を見極め 自分の価値観で行うかを判断

監修●大野 智 大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座准教授

統合医療に関心を持つがんの患者さんは多い。まず大切なのは、膨大な情報の中から信頼できるものをふるい分けることだ。次に、その情報が自分に当てはまるかどうかを考え、最終的に自分の価値観に基づいて、行うかどうかを判断する。統合医療とうまくつき合うには、情報をうまく使いこなす能力が必要となる。

2 肺がんⅣ(IV)期の介入研究で 期待以上の治療成績が得られた
進行再発がんで ケトン食療法が有効か⁉

監修●萩原圭祐 大阪大学大学院医学系研究科漢方医学寄附講座准教授

がんになると、それまでの食事を見直す人は多い。ただ、何を食べれば、再発を防げるか、また進行再発がんに対してどういった食事がいいのか、現時点では確固たるエビデンス(科学的根拠)は存在しないのが現状のようだ。そうした中、新たな可能性として注目されているのがケトン食。進行再発がんに著しく有効だったという研究結果が明らかとなった。化学療法などと併用した新たな治療法として注目されている。

3 『がん補完代替医療ガイドライン』に ヨガ項目が加わる予定
ヨガが、がん患者の副作用軽減に効果あり

監修●岡 孝和 九州大学大学院医学研究院心身医学准教授

がん治療を行っていく過程で、倦怠感や疲労感を訴える人は多い。また、精神的にも不安定となり、抑うつ状態に陥っている人も中にはいるだろう。そういった人に対して有効ではないかと、今注目されているのがヨガだ。エビデンス(科学的根拠)が徐々に確立されつつあり、2016年度には日本緩和医療学会の『がん補完代替医療ガイドライン』に新たな項目として加えられる予定だという。

4 副作用の軽減効果を認める臨床試験結果も
相互作用を見極めるため サプリメントは1種類を慎重に

監修●伊藤壽記 大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座特任教授/千里金蘭大学看護学部教授

統合医療の中でも、がん患者に一番多く用いられているのが、健康食品・サプリメントだという。抗がん薬と同じように体内で代謝されるため、がん治療中のサプリメントの併用には注意点も多い中、期待できる効果が臨床試験によって明らかになっているものもある。最新の知見を専門家に聞いた。

5 がん患者に鍼灸治療で緩和ケア!
西洋医学でコントロールしきれない つらい症状を緩和する鍼灸治療

監修●里見絵理子 国立がん研究センター中央病院緩和医療科科長
監修●佐々木久子 国立がん研究センター中央病院緩和医療科鍼灸スタッフ

鍼灸は、専用の鍼や灸を使って、体表にあるツボを刺激する治療法。がん治療中の術後の痛みや、終末期の倦怠感など、西洋医学だけでは取り除くことができない症状を緩和する効果があると言われている。国立がん研究センター中央病院の緩和医療科には鍼灸専用の治療室があり、艾の心地よい香りの中、「刺さない鍼」での治療が行われている。

6 家族や患者自身がケアできるのもメリット
香りで不快な症状を緩和し、心身を癒すアロマトリートメント

監修●長谷川記子 薬剤師/アロマテラピスト

植物の芳香成分を利用して、不快な症状を軽減するアロマテラピー。現在、アロマテラピー介入後のがん患者の症状を評価した臨床研究に基づき、様々なエビデンス(科学的根拠)が集積されつつある。がん患者にはどのような効果があるのだろう。また、精油(エッセンシャルオイル)はどう選び、どのようにトリートメント(マッサージ)を行えばよいのだろうか。

医療

凄腕の医療人 「長く生きる」から「治癒」へ トータルテラピーで骨髄腫に挑む

●鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長

多発性骨髄腫(MM)は治療法の開発が遅れて1990年代までは余命が短いがんの代名詞でもあったが、相次ぐ新薬の開発や自家末梢造血幹細胞移植により、患者を取り巻く状況は格段に良くなった。この領域で39年間にわたって治療を続けてきた日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長の鈴木憲史さんは、さらに「延命」から「治癒」に向けた取り組みを続けている。

がんのチーム医療・施設訪問 自由な雰囲気のカンファレンスで討議 多くの専門家で1人の患者を診る

●順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター(東京都文京区)

がん治療で大切なのは、各科の医師による治療だ。一方で、各科だけでは対応に迷う症例や科を跨いだ共通の問題もある。それを解決するのがチーム医療。専門家が参加するカンファレンスで知恵を集め、治療に生かす。それは患者さんにも届き、支えられているという安心感につながる。順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センターの取り組みを追った。

医学会レポート ~2016年米国臨床腫瘍学会泌尿生殖器がんシンポジウム(ASCO GU2016)から~

編集●「がんサポート」編集部

2016年米国臨床腫瘍学会泌尿生殖器がんシンポジウム(ASCO GU2016)が1月上旬に米サンフランシスコで開かれた。開催前にメディア対象に行われたプレスキャスト(presscast)から話題を拾った。

がん看護専門看護師山田みつぎの 副作用はこうして乗り切ろう! 12 むくみ

監修●山田みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長

がん治療についてまわる「むくみ」。タキソテールアリムタなどの抗がん薬で頻度の高い副作用ですが、いかに早くその徴候に気づき、治療を開始するかがカギになります。日常生活に注意しながら、予防することが大切です。

患者のためのがんの薬事典 再発・難治例にアーゼラ、マブキャンパスが保険適用に 慢性リンパ性白血病の治療薬

監修●塚崎邦弘 国立がん研究センター東病院血液腫瘍科科長

高齢者に多く、進行が緩やかで、早期発見されることも多い慢性リンパ性白血病(CLL)。早期は経過観察が標準治療ですが、病気が「活動性徴候」を示したら治療を開始します。このとき、「通常量多剤併用療法可能」と判断された場合は、FCR療法が標準治療になっています。また、再発・難治例に対しては、2013年にアーゼラが、2014年にはマブキャンパスが、保険で使えるようになりました。

対談

鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 「ケトン食」はがん患者への福音になるか?

●福田一典さん(銀座東京クリニック院長)・前編

来院する患者さんの99%ががん患者さんだという銀座東京クリニック院長の福田一典さんは、東洋医学的な立場からがん医療にアプローチしている医師だが、3年前に出した『ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!』が根強い支持を受けている。いま改めて注目を集める「ケトン食」とは何か2号にわたり鎌田さんが福田さんに聞いた。

生き方

私の生きる道 がんになったことで 幸福度がアップしました

●濾胞性リンパ腫と闘う元プロレスラー・垣原賢人さん(43歳)

一昨年(2014年)の12月、元プロレスラーの垣原賢人さんは、悪性リンパ腫の一種である濾胞性リンパ腫(FL)であることが発覚した。病期は最終ステージのⅣ(IV)期。それでも彼は穏やかな表情で話す。「がんになったことで、自分の中での幸福度が上がりました」と――。

がん闘病記 3 「再発乳がんと付き合っていくしかない」 6

●野田澤郁子さん(主婦)

90歳近い認知症の両親を介護しながら再発乳がん闘病生活全記録

患者サポート

がん相談 悪性リンパ腫/頭頸部がん/大腸がん

悪性リンパ腫●回答者:岡元るみ子・千葉西総合病院外来化学療法センター長/腫瘍内科部長

頭頸部がん●回答者:岸本誠司・亀田総合病院頭頸部外科部長

大腸がん●回答者:大矢雅敏・獨協医科大学越谷病院外科教授

症状別おすすめ・レシピ (11)味覚変化がある方の食事

レシピ・料理製作●渡邊太一 国立がん研究センター東病院栄養管理室 管理栄養士

がん治療中は味を強く感じたり、感じにくくなったり、本来の味と異なって感じたりすることがあります。まず「比較的食べられるもの」の味や特徴を知りましょう。

患者会レポート BCネットワークでは初めて、患者さんの経験談をメインに開催

文●山本眞基子 NPO法人BCネットワーク代表

日本と米国に在住している日本人女性に、乳がんについての医療情報と早期発見への啓蒙活動を目的に活動しているNPO法人BCネットワーク。今回は東京の開場で、乳がん経験者の交流会が開かれました。その様子をレポートしてもらいました。

がん哲学外来 今月の言葉「小さなきっかけから 人生が拓けることもある」

●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授

妻の他界後、世捨て人になってしまった(K・T さん、会社員 58歳)



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