各種がん

2つのPARP阻害薬の力で大きく進化! 卵巣がん治療最前線

2022年10月

「PARP阻害薬の適応が拡大し、初回維持療法から使えるようになりました。多くの患者さんがその恩恵を受けられると思います」と語る谷川輝美さん 早期に症状が現れにくいため、自身では気づきにくい卵巣がん。実は、罹患者数、死亡者数ともに、年々、増加傾向にある。最も多い罹患年齢層は、更年期世代と言われる50代。ホルモンバランスの乱れからくる不調だろうと、つい体調の変化を見過ごしがちな年代だ。長く変化のなかっ...

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主な改訂ポイントを押さえておこう! 「乳癌診療ガイドライン」4年ぶりの改訂

2022年9月

「患者向けは来年刊行されますが、ガイドラインが新しくなったことを知っていれば、主治医に確認してださいというアピールになるので、それだけでも意味があるのではないか」と語る佐治さん 乳がん診療の羅針盤とも言える『乳癌診療ガイドライン』の2022年版が、6月30日に刊行された。2018年版が出てから、ほぼ4年ぶりの改訂版である。「治療編」と「疫学・診断編」に分かれており、どちらについても詳細な改訂が行わ...

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4次治療のための新しいタイプの治療薬が登場 進行GIST(消化管間質腫瘍)の薬物療法

2022年8月

「従来と異なる作用機序をもつ新薬が登場してきたのは、治療選択肢が広がるという意味で、よい話だと思います」と語る尾阪さん 胃や小腸などの消化管の筋肉から発生する悪性腫瘍であるGIST。症状が現れにくく、内視鏡でも見つけにくいので、進行した状態で見つかることも少なくない。その場合の治療は、原則として薬物療法が行われる。まず使われるのはグリベックで、2次治療、3次治療にはスーテント、スチバーガが使われる...

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遺伝子変異と左右どちら側にがんがあるかが、薬剤選択の鍵を握る! 大腸がん薬物療法最前線

2022年8月

「最新知見に基づいた方向性を簡潔に示して、全国で治療を行う医師たちの指針となるのがガイドラインです。ガイドラインはバイブルでも約束ごとでもなく、あくまでも指針。全国どこの施設でも一定レベル以上の治療が行えるようになるための、いわば楽譜のようなものです」と語る山口研成さん 今年1月、「大腸癌治療ガイドライン第7版(2022年版)」が刊行された。2019年の第6版からおよそ3年。その間にも、臨床試験に...

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がんゲノム検査で治療選択肢が急激に増える! 治療標的になる遺伝子変異や融合遺伝子が多い甲状腺がん

2022年8月

「甲状腺がんは特定の遺伝子異常をもつ患者さんが多いので、がんゲノム検査の結果に応じて治療を提案できるようになってきたというのが一番大きな変化です」と語る清田尚臣さん 甲状腺がんは複数の組織型がありますが、それぞれが希少がんと位置づけられる状況にあります。そのため、臨床試験を行うことがむずかしく、標準治療は近年になって確立されたものの「そのあと」の治療選択が少ない状況が長く続いていました。そこに新た...

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乳房再建における乳頭乳輪温存の可否診断の精度が大幅アップ! MRIを用いた「乳頭乳輪内病変予測モデル」を開発

2022年7月

「女性にとって乳頭乳輪は切実なもので、残すことを希望される人は多い。今回の予測モデルで科学的根拠を持って残せる、残さないほうがいいといった目安が示せた」と語る関 大仁さん 今日では、乳がんの手術と同時に乳房の再建も行う患者さんが多い。その場合、自分の乳頭乳輪を残したいと願うのは当然のことです。ところがこれまでは、乳頭乳輪の温存の可否は主に、マンモグラフィやエコーを用いて主観的に評価され、判断に迷う...

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従来の治療薬と作用機序が異なり新しい選択肢として期待 慢性骨髄性白血病に6番目の治療薬が登場

2022年7月

「慢性骨髄性白血病は薬の効果も重要ですが、同じくらい副作用の管理も重要です。長期服用になるので、胸水、脳梗塞や心筋梗塞、肝機能障害などの副作用をマネジメントしていく必要があるのです」と語る高久智生さん 慢性骨髄性白血病の治療は、20年ほど前、特効薬のグリベックが登場したことで大きく進歩した。慢性期に病気を発見して薬の服用を続けることで、コントロールできる病気となったのだ。5種類のチロシンキナーゼ阻...

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放置せずに検査し、適切な治療を! 食道腺がんの要因になる逆流性食道炎

2022年7月

「東北大学病院では、とくに2㎝以上のバレット食道に対しては細心の注意を払い、定期的な内視鏡検査を行っています」と語る小池智幸さん 日常的に胸やけや胃もたれを感じていませんか? それは、もしかしたら逆流性食道炎のサインかもしれません。胃酸の逆流によって起こるそうした症状は、QOL(生活の質)を落とすだけでなく、ときにバレット食道、さらには食道腺がんを引き起こす要因になりかねないことがわかっています。...

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分子標的薬ペマジール承認から1年、遺伝子検査のタイミングも重要! 切除不能の胆道がん薬物療法最前線

2022年6月

「分子標的薬治療のタイミングを逸しないために、組織検体を可能な限り早めに遺伝子検査に出すよう主治医と相談しておきましょう」と語る上野 誠さん 長きに渡って、ゲムシタビン、シスプラチン、S-1という3剤の抗がん薬しか治療法がなかった胆道がん薬物療法に、明るい兆しが見えてきた。2021年3月に承認された初の分子標的治療薬ペマジールが臨床に登場しておよそ1年。加えて、まだ臨床試験段階ではあるが、免疫チェ...

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ステージⅣ乳がん原発巣を手術したほうがいい人としないほうがいい人 日本の臨床試験「JCOG1017試験」に世界が注目!

2022年6月

「同時期に同じコンセプトの試験が5つ計画され、すでに4つの結果はそれぞれ出ています。しかし、世界では日本のJCOG1017試験の結果を見て最終的な結論を出しましょう、となっています」と語る枝園(しえん)忠彦さん 従来の診療ガイドラインでは、ステージⅣ乳がんの原発巣は切除する意味がないとされてきた。しかし、切除によって生存期間が延長するという後ろ向き試験の結果があり、実臨床でも切除に積極的な施設と消...

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