闘病記

娘を亡くした後にも再び「喪失」があるとは、思いもしませんでした インフルエンザ脳症の会【小さないのち】代表・坂下 裕子さん

2004年5月

不妊治療中にがんが見つかった 坂下 裕子さん インフルエンザ脳症の会【小さないのち】代表 大阪の代表的な繁華街、十三。 東京でいう歌舞伎町のような街だ。商店や飲み屋、風俗店などが混在している。そこに働く女性を地元では「十三のねーちゃん」と親しみを込めて呼ぶ。 駅前にいる「客引き」のそばを通り過ぎ、にぎやかな商店街を抜けると、下町情緒の漂う住宅地に出る。アパートやマンション、合気道の道...

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今は“おまけの人生”を思う存分楽しんでいる がんをくぐり抜けたとき、本当に大切な自分が見えてきた・種川とみ子さん

2004年5月

種川とみ子さん (画家) たねかわ とみこ 1944年、東京都生まれ。 学生時代には油絵を専攻。 21歳で結婚。絵をやめて琴の教師をしていた義母の生徒になる。 30歳のときに子宮頸がん、37歳のときに胃がんを発症。 その後、再び絵筆を取り、現在、どこの団体にも所属せずに画家としての活動を続けている。 遺影のつもりで撮った家族写真 初めての親子水入らずの食事会。初めての家族写真。種川さんの心...

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「いい加減な医者」はぶっつぶすつもりで活動しています 「癌と共に生きる会」会長・佐藤 均さん

2004年4月

「うまい」!? 抗がん剤治療 佐藤均さん 「癌と共に生きる会」会長 「医療では“舌の肥えた患者さん”は少ない」と、外科医が話すのを聞いたことがある。そのココロは、「同じ手術を2度受けるわけにいかないから」だ。 たしかに、医療の「良し悪し」を患者が評価するのは難しい。ところが、たまたま同じ治療で、「うまい」「まずい」の両方を味わった人がいる。 佐藤均さん(55歳)は、島根県出雲市に住む...

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「尊厳ある生」こそ大切なもの 無念な思いを抱いて死んでいく人をなくしたいから、私は書き続ける・中島みちさん

2004年4月

中島みちさん (ノンフィクション作家) なかじま みち 1931年、京都生まれ。 TBS勤務を経てノンフィクション作家に。 1970年、乳がんになり、右乳房を切除。姉と夫をがんで亡くしている。 『奇跡のごとく―患者よ、がんと闘おう』(文芸春秋社)、『脳死と臓器移植法』(文春新書)、『患者革命―納得の医療、納得の死』(岩波アクティブ新書)、『がんと闘う・がんから学ぶ・がんと生きる』(文春文庫)など...

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脳腫瘍がくれた2つのビッグな勲章 奇跡のカムバックを遂げたプロ野球投手・盛田幸妃

2004年3月

もりた こうき1969年北海道生まれ。函館有斗高校卒。88年横浜大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)にドラフト1位入団。92年には佐々木主浩とのダブルストッパーで大活躍。最優秀防御率のタイトルを獲得する。98年近鉄バッファローズへ移籍。シーズン中に脳腫瘍が見つかり、12時間に及ぶ手術を受ける。99年10月、392日ぶりに1軍復帰。2001年34試合に登板し2勝をあげ、チーム12年ぶりのリーグ優勝に...

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自分を超えた「何か」が見えれば、死の恐怖は乗り越えられます 精神科医・小澤 勲さん

2004年3月

“超人”を見つけた! 小澤勲さん 精神科医 自分ががんで、しかもそれが全身に転移していると分かった、とする。命の限りが近い、と医師から告げられた。そんな状況で、いったいどれほどの人が、最初から、その事実を平然と受けとめることができるだろうか? それができる“超人”の存在を知ったとき、私は不思議でたまらなかった。 小澤勲さん(64歳)は、2002年の春、肺がんと診断された。リンパ節や胸...

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孤独や不安な気持ちを支えたい がん患者のメンタル・サポートが私の最後のライフワーク・竹中文良さん

2004年3月

竹中文良さん (ジャパン・ウェルネス理事長、医師) たけなか ふみよし 1931年、和歌山県生まれ。 日本医科大学卒業。医学博士。 日本赤十字社医療センター外科部長、日本赤十字看護大学教授を経て、現在、同大客員教授。 1986年、大腸がんに罹患し、手術を受ける。そのときの経験に基づいて書いた『医者が癌にかかったとき』(文芸春秋社)は有名。 2001年、がん患者のメンタル・サポートを目的にジャパン...

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手術を拒否し、「生涯現役」にこだわる男 前立腺がんと闘い続けたプロゴルファー・杉原輝雄の6年間

2004年2月

すぎはら てるお1937年6月14日、大阪府茨木市生まれ。中学卒業後、茨木カンツリークラブに入社し、今でいう研修生となって腕を磨き、20歳でプロに昇格。1962年、最高峰の日本オープンで初優勝を飾ったあと、コンスタントに勝利を重ね、国内外で通算61勝を挙げている。長男の敏一氏もツアープロ。 ゴルフファンお馴染みのベテラン・プロゴルファー杉原輝雄が、医師からがんを宣告されたのは60歳の時だった。だ...

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がんこそ人生の意味と向き合う絶好のチャンスです 臨床心理士、立命館大学教授・高垣忠一郎さん(59歳)

2004年2月

がんを「簡単に切り取られたくない」 臨床心理士、 立命館大学教授の 高垣忠一郎さん 10月半ばの京都は、初冬の冷え込みだった。夕刻の立命館大学のキャンパスには、マフラーを巻いた女子学生の姿も見える。 高垣忠一郎さん(59歳)は大学院で、臨床心理士(カウンセラー)を目指す学生たちを教えている。 研究室をたずねると、インドのお香が漂う部屋の奥から、高垣さんが現れた。一見、平凡な紳士だが、...

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最後まで「負けないぞ」という気持ちで、死んでいきたい シリーズ対談・田原節子のもっと聞きたい ゲスト・絵門ゆう子さん

2004年1月

がんの治療やケアをどうしたらいいのか、がん患者の悩みは大きい。医師に委ねるのか、自力でするのか。西洋医学を軸にするのか、民間療法に頼るのか。その命題の試金石となる対談が、ここで展開された。元女性アナウンサーでエッセイスト、乳がん患者と共通項の多い二人が辿った軌跡は、対極から出発し大きく迂回しながらも、いま同じ到達点に達している。 えもん ゆうこエッセイスト、産業カウンセラー。元NHKアナ...

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