検査・治療法

免疫療法

期待が高まる免疫療法 いよいよオプジーボが承認!

2016年3月

「オプジーボは慎重に使う一方、効果予測因子の解明なども必要です」と語る神田慎太郎さん 新しいタイプのがん治療薬である、免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボに対し、2015年12月、肺がんへの適応拡大が承認された。待ち望まれた薬剤だけに期待が高まるが、具体的にはどんな症例に使われ、どんな効果が見込めるのだろうか。また、副作用はどの程度あるのだろうか。その使われ方と今後の見通しについて話を伺った。 ...

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クリニックレポート「あきらめないがん治療」東京ミッドタウン先端医療研究所

2016年1月

田口淳一さん東京大学医学部卒業後、宮内庁侍従職侍医や東海大学医学部付属八王子病院循環器内科助教授などを経て、2007年に東京ミッドタウンクリニック院長、2010年に東京ミッドタウン先端医療研究所所長に就任  六本木駅に直結し、一流ホテルや緑豊かな公園など多彩な魅力を有する街、東京ミッドタウン。そのミッドタウン・タワー6階に、再発転移予防や他院で打つ手なしと言われたがん患者さんと向き合っている医師た...

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エビデンスとともに適応拡大へ 免疫チェックポイント阻害薬

2015年10月

「将来的にがん免疫療法に適した人、そうでない人の予測ができる時代が来ることが期待されます」と語る北野滋久さん がんの免疫療法というと、「エビデンス(科学的根拠)のない民間療法」と引き気味になってしまう患者さんや医療関係者もいるのではないだろうか。しかし近年、新しい作用機序をもつ免疫療法薬と従来の化学療法薬との比較試験で、免疫療法薬の優位性が証明され、保険適用されるなど様相が変わってきた。最新のがん...

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進行非小細胞肺がんに対する 抗PD-1抗体オプジーボの効果

2015年9月

「免疫チェックポイント阻害薬は治療法を大きく変える可能性がありますが、経済面などいくつかの課題も残されています」と話す西尾誠人さん 現在肺がんの治療薬の開発で、最も過熱しているのが免疫チェックポイント阻害薬。今年(2015年)のASCO(米国臨床腫瘍学会)年次学術集会では抗PD-1抗体オプジーボに対する注目の臨床試験の結果が発表された。日本でも免疫チェックポイント阻害薬の様々な臨床試験が行われ、今...

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メラノーマ(悪性黒色腫)、血管肉腫の治療が大きく変わる

2015年8月

「新しい治療の情報を得て、適切な治療を受けて欲しい」と話す吉野公二さん 皮膚がんには、基底細胞がん、メラノーマ(悪性黒色腫)など数種があるが、それぞれ病気の性格が大きく異なり、治療法も違う。患者数は少なく、これまで新しい治療法の開発が進みにくい状況にあったが、メラノーマについては、昨年(2014年)から新薬が次々に発売され、血管肉腫では、治療法が変わり生存期間を大きく伸長している。激変する皮膚がん...

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再発予防やQOLの維持を目指す ペプチドワクチン療法

2015年6月

「最近強力な免疫療法もどんどん登場していますが、ペプチドワクチンはまだまだ捨てたものではないと考えています」と話す国立がん研究センターの中面哲也さん がん治療では、外科療法、化学療法、放射線療法に続く第4の治療法として期待されている「がん免疫療法」だが、まだ標準治療とはなっていないのが現状だ。がん抗原の発見により、1990年代以降、副作用なくがん細胞だけをやっつける〝特異的免疫療法〟の時代となり、...

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遺伝子変異由来の抗原を標的にした 新規のがんワクチン療法

2015年6月

「遺伝子変異由来のがん抗原を見つけ、ワクチンとして治療に応用していくことを考えています」と語る笹田哲朗さん 従来のがんワクチン療法で使われていたのは、ほとんどが遺伝子変異のない自己抗原だった。そのため免疫原性が低く、十分な治療効果が得られなかったと考えられている。そこで期待されるのが、遺伝子変異由来のがん抗原だ。肺がん治療に使われるEGFR-TKI(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬)に耐性...

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有効な治療成績も出てきた!肝がんの再発予防のための樹状細胞ワクチン療法

2015年6月

「肝がんの再発予防として樹状細胞ワクチン療法を行っています」と話す小寺由人さん 肝がんには大きく分けて、肝細胞がんと肝内胆管がんがあるが、両者ともに再発しやすく、たちの悪いがんと言えるだろう。この肝がんの再発予防を目的として、自己のがん組織を利用した樹状細胞ワクチン療法が効果を示しているという。 手術後に再発しやすい肝がんを対象に先進医療として実施 第4世代の免疫療法である免疫ワクチン療法は、昨今...

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難治性の再発・進行卵巣がんに 抗PD-1抗体薬を用いた新しい免疫療法

2015年4月

「抗PD-1抗体薬は、がん治療におけるブレイクスルーの1つとして、世界中で注目されています」と話す濵西潤三さん プラチナ製剤耐性の再発進行卵巣がんは、難治性で有効な治療選択肢も少ないため、早期の治療法開発が求められている。京都大学医学部附属病院産科婦人科では、「抗PD-1抗体薬」を用いた免疫療法の医師主導第Ⅱ(II)相臨床試験(治験)を実施した。どのような治療法なのか、治験責任医師である濵西潤三さ...

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免疫チェックポイント阻害薬で肺がん治療はさらなる進歩へ

2015年2月

「免疫チェックポイント阻害薬の登場で、肺がん治療はさらに進歩すると考えられます」と話す慶応義塾大学医学部の副島研造さん手術、抗がん薬治療、放射線療法に並び、第4の治療法として今、俄然注目を浴びているのが免疫療法だ。中でも「免疫チェックポイント阻害薬」は、肺がん領域でも、期待の持てる治療成績をあげている。 新しい免疫療法の臨床試験が進んでいる 現在、肺がんの治療薬の開発で、最も過熱しているのが新しい...

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