[ 乳がん ]
2010年7月
順天堂大学医学部付属 順天堂医院乳腺科科長の 齊藤光江さん 乳房は、女性のシンボル的な意味合いを持つ器官だ。出産や性の営みとも密接に関わっているため、若くして乳がんを患うことは、仮に命に別状がない場合でもさまざまなつらいことに直面する。結婚・出産を望んでいる女性も多く、その不安や苦しみは大きい。 こうした若年性乳がん患者さんには、精神面のバックアップがとても重要となる。 若年性乳がん 知っ...
[ 乳がん ]
2010年1月
名古屋第二赤十字病院 乳腺外科部長の 久留宮康浩さん 「胸を失ってしまった」 「形が崩れてしまって、左右の大きさが全然違う……」 乳がんの手術後に、患者さんからよく聞かれる声―― でも大丈夫、自信を持って 乳房再建手術で、自然な乳房は取り戻せるのだから 乳房が温存されない温存手術なんて…… 乳がんの手術には、乳房温存手術と乳房切除手術がある。温存手術は乳房の一部だけを切除し、局所での再発を...
[ 乳がん ]
2009年6月
横浜市立大学付属 市民総合医療センター 再建外科准教授の 佐武利彦さん 乳がん患者が増えるにつれて、より美しい乳房再建のニーズも高まっています。 横浜市立大学付属市民総合医療センター再建外科准教授の佐武利彦さんは、日本ではまだ数少ない乳房再建を専門とする形成外科医です。 「それぞれの患者さんの希望や体型などにあわせて最適の乳房再建を求めてきた結果、生まれたもの」という自家組織を移植する新しい乳...
[ 乳がん ]
2008年10月
聖マリアンナ医科大学外科学教授の 福田護さん 乳がんは今日、罹患率は第1位、死亡率は5位という、最も多くの女性が罹患するがんとなってしまいました。 しかし、その一方で、乳がんは様々な治療法が存在すること、治療法の進歩が早いこと、進行がゆっくりであることなどから、比較的よく治るがんと言えます。乳がんのことをよく知り、早い時期に適切な治療を受けることで、多くの方が病気を克服したり、進行しない穏やか...
[ 乳がん ]
2008年10月
帝京大学医学部外科学教授の 池田正さん 「乳癌診療ガイドライン」は、エビデンス(科学的根拠)に基づいて乳がん診療の基本的方針を示すものです。 乳がんの場合は、2004年以来薬物療法、外科療法、放射線療法、検診・診断、疫学・予防と5つの分野ごとに、QアンドA方式で指針が示されてきました。しかし、乳がん治療は進歩が目覚ましく、すでに2007年には薬物療法の診療ガイドラインが改訂されています。 また...
[ 乳がん ]
2008年3月
虎の門病院 乳腺内分泌外科部長の 川端英孝さん 乳がんの治療に関する考え方や検査の状況もここ1~2年で急速に変わってきている。 マンモグラフィ検査の普及で乳がんが発見されやすくなり、また2005年5月、ハーセプチンの登場以降、乳がんの治療法は大幅に広がりオーダーメイド治療の時代に入ったといわれている。 そんな乳がんの最新情報を虎の門病院乳腺内分泌外科部長の川端英孝さんに伺った―― マン...
[ 乳がん ]
2008年3月
川崎医科大 乳腺甲状腺外科講師の 中島一毅さん 乳房を残すなら美しく残そうと12~13年前、日本で開発されたのが「鏡視下乳房手術」だ。05年からこの手術を導入、現在まで約100例の実績があり、手術したことがほとんどわからないほどきれいに乳房を残すケースも多数手がけた、川崎医科大学乳腺甲状腺外科講師の中島一毅さんに「鏡視下乳房手術」の実際とその適応についてお話を伺った。 「トップレスで温泉に入れ...
[ 乳がん ]
2007年8月
サポート医師・渡辺亨 医療法人圭友会 浜松オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第1内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 2003年、山王メディカルプラザ・オンコロジーセンター長、国際医療福祉大学教授。 現在、医療法人圭...
[ 乳がん ]
2006年2月
聖路加国際病院 ブレストセンター長の 中村清吾さん 乳がんの検査、治療は日進月歩の勢いで進んでいます。そのベースになる考え方自体も大きく変わってきています。 その最大のポイントは、乳がんは局所の病気ではなく、全身的な疾患である、という点です。 その視点に立って、患者としてこれだけは知っておきたい点を、聖路加国際病院ブレストセンター長の中村清吾さんに解説していただきます。 大きく変わって...
[ 乳がん ]
2005年6月
ナグモクリニック総院長の 南雲吉則さん なぐも よしのり 乳がんの手術、乳房再建術、豊胸術など、女性のバスト医療をオールラウンドに手がける「ナグモクリニック」総院長。 専門は乳腺外科・乳房形成術。キャンサーネット・ジャパン顧問理事。 昭和56年東京慈恵会医科大学卒。 癌研究会付属病院、慈恵医大等の乳腺外来を歴任。 慈恵医大外科講師、韓国および中国の大学客員教授としても活躍。『乳がん110番』(...