膀胱がんの基礎・最新治療 高齢化に伴い罹患率が上昇 5年生存率は病期別に10~90%

監修●古賀文隆 がん・感染症センター都立駒込病院腎泌尿器外科医長
取材・文●西条 泰
発行:2014年1月
更新:2019年9月

Q4 治療法は?

治療は、転移のない筋層非浸潤がん、転移のない筋層浸潤がん、転移のある膀胱がんの3つに分かれます。

膀胱がんのタイプと深達度(T因子)

日本泌尿器科学会・日本病理学会・日本医学放射線学会編「泌尿器科・病理・放射線科 腎盂・尿管・膀胱癌取扱い規約 2011年4月(第1版)」(金原出版)より作成

膀胱がんのステージ

Q5 再発リスクは?

膀胱がんの特徴は再発リスクが高いことで、TUR-BTを行った後の再発率は50%~70%です。そのため、再発阻止目的の膀胱内注入療法が行われます。使用する薬剤は再発や進行のリスクに応じて選択されます。

Q6 生存率はどうですか?

膀胱がんの生存率

生存率はステージにより異なります。5年生存率は右の通りです。

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