副作用対策

心のケア

時間が解決してくれないことも がんで大切な人を亡くしてつらいときは「遺族ケア外来」へ

2021年9月

「当院では、今までも家族ケアも遺族ケアも行っていたのですが、公認心理師の着任を機に、家族外来と遺族ケア外来の看板をあげました」と清水研さん 大切な人を亡くしたときは、誰でも耐え難い悲しみに打ちひしがれるもの。なかには悲嘆が長引き、うつ病などで健康を損なう人もいる。近年、近親者を亡くした遺族を医療で支える場として「遺族ケア外来」が注目を集めている。しかし、その必要性が指摘されながら、残念なことにその...

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香りで不快な症状を緩和し、心身を癒すアロマトリートメント

2016年4月

「がん患者さんのアロマテラピーは、とくに心理面の症状改善に有効です」と話す長谷川記子さん 植物の芳香成分を利用して、不快な症状を軽減するアロマテラピー。現在、アロマテラピー介入後のがん患者の症状を評価した臨床研究に基づき、様々なエビデンス(科学的根拠)が集積されつつある。がん患者にはどのような効果があるのだろう。また、精油(エッセンシャルオイル)はどう選び、どのようにトリートメント(マッサージ)を...

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精神腫瘍科医の役割とメンタルケアの必要性

2015年1月

「患者さんは遠慮なく、メンタルケアを求める声をあげてください」と話す小川朝生さんがん患者さんには不安、苛立ち、孤独感などがつきまとい、ときにはQOL(生活の質)を低下させ、治療さえもできなくなることがある。こうした精神的苦痛は早期に対応することが大切だが、実際に治療を受ける患者さんは多くない。精神腫瘍科医を含む緩和ケアチームの対応と現状、課題について聞いた。 がん告知のショックから 通常は2週間程...

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院内連携で心の問題を解決する 看護師の役割とは

2015年1月

「看護師には対話力を身に付けてほしい」と語る精神看護専門看護師の川名典子さんがん患者さんが抱える心理的負担は大きい。がん罹患で人生が変わってしまったという焦り、この先どんな治療をするのか、それによって普段の生活がどう変わるのかも見えない不安――。このような心理的背景にある患者さんへの対応には、配慮が必要だ。看護師を中心とした院内での対応の現状と課題を聞いた。 患者さんへの対応は 心理的背景を踏まえ...

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うつ症状をすくいあげるシステムの確立を

2015年1月

「うつ病のサインを早く見つければ、適切なケアが受けられます」と話す清水 研さんがんを告知された際に、心理的動揺のない人はいないだろう。しかし、その心理的、精神的な変化を「当たり前」としてやり過ごしてはいけない。きちんとしたケアに結びつければ、がん自体の治療効果も高まる。国は2014年にその発見を義務化する方針を示した。がん患者さん本人すら気づかない精神疾患を早期に発見しようという取り組みを紹介する...

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たかが不眠、されど不眠――がん患者の不眠からの解放

2015年1月

「眠れない日が1週間続くようなら、迷わず医療者に相談して欲しい」と話す吉内一浩さんがん患者さんによく聞かれる、夜眠れないといった不眠の声。「眠れないくらいで医療者に相談していいものか」と、そのまま我慢している人は多い。しかし、「1人で抱え込まないで、医療者に相談して欲しい」――専門医はそうアドバイスする。ここでは薬物療法はもちろんのこと、自分でできる対処法についても紹介する。 病気を持つ人の5人に...

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がん治療薬との相互作用にも注意!うつ病、せん妄、不眠の薬物療法の進め方

2015年1月

「心配事などがある場合、気軽に精神腫瘍科医に相談して下さい」と話す佐伯吉規さんがん患者さんに現れることのある心の病としては、うつ病、せん妄、不眠などがあげられる。通常の治療と異なり、がん治療という疾患があるが故に、薬物治療を行う際には、抗がん薬などとの相互作用に注意が必要だ。 がん治療における向精神薬の使われ方 がんの治療では色々な種類の薬が用いられ、場合によっては、精神科領域の薬剤が処方されるこ...

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苦しいのは患者だけではない 家族に「第2の患者」以上の位置づけが必要

2015年1月

「患者さんと家族を一単位で診なければ治療効果は上がりません」と語る大西秀樹さん(左)と石田真弓さん(右) がんを宣告され、つらい治療を受け続ける患者さんの精神的負担は大きい。一方で、闘病を支える家族も大きな心理的負担に襲われる。そして、大切な人を亡くしてしまった後の心理的苦痛も非常に大きなものである。全国で初めて「遺族外来」を開設した埼玉医科大学国際医療センターの専門家に、現況と対策のあり方を聞い...

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もっと気軽に患者さんが心のケアを受けられるには

2015年1月

「患者会に参加して、仲間がいると感じられることは心強いものです」と話す患者会コスモスの世話人代表の緒方真子さん(右端)とみなさんがん患者さんは、あらゆる時期において気持ちが落ち込んだり、悲観的になったりすることがある。患者さんたちは心のケアについて、どう受け止めているのだろうか。神奈川県立がんセンターの患者会「コスモス」のみなさんに、その現状と要望について聞いた。 「がんかもしれない」ときから心の...

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緩和ケアを受ける家族の子どもにも目を向けて欲しい

2015年1月

「緩和ケアチームのみんなで、子どもの心をサポートしたい」と話す大曲睦恵さん(中央)。右は徳原 真さん、左は小川弘美さん父母が病気になると、子どもは親と離れることや、生活が変わっていくことに対して不安になることが多い。また、家族は親の病気について、どう子どもに伝えたらいいのか悩みがちだ。チャイルド・ライフ・スペシャリストは、子どもの心を支える専門職。緩和ケアを受ける子どものいる患者家族をサポートする...

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