各種がん

子宮頸がん

1次、2次治療ともに免疫チェックポイント阻害薬が登場 進行・再発子宮頸がんの最新薬物療法

2024年1月

「1次治療でキイトルーダが使用できるようになった2022年以前に1次治療を受けた患者さんが再発した場合は、リブタヨは良い適応と言えます。単剤化学療法を上回る成績が期待できます」と語る平嶋泰之さん 子宮頸がんの薬物療法が進歩しています。臨床試験では全生存期間の延長を示した免疫チェックポイント阻害薬のキイトルーダが、2022年に1次治療で使用できるようになりました。さらに、2023年になると、2次治療...

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AI支援のコルポスコピ―検査が登場! 子宮頸がん2次検診の精度向上を目指す

2023年11月

「コルポスコピー検査は前がん病変を評価し確定診断につなげる検査。誤診があってはならない最後の砦です。このAI支援ツールがコルポ診のクオリティ担保を実現し、将来的には医療機器プログラムとして保険適用されることを目指します」と話す植田さん 今年8月に横浜で開催された「ASCO Breakthrough 2023」で、「AI(人工知能)搭載コルポスコピー検査システム」が開発されたことが発表されました。検...

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第75回日本産科婦人科学会 報告 ~慈しみの心とすぐれた手技をもって診療に努める(慈心妙手)が今年のテーマ~

2023年6月

東京国際フォーラムで開催された日本産科婦人科学会 第75回日本産科婦人科学会が5月12日から14日の3日間にわたって、東京国際フォーラムで開催された。今年のテーマは、「慈心妙手」(じしんみょうしゅ)。「良医は慈しみの心とすぐれた手技をもって診療に努めること」という意味だ。会長を務めた東京慈恵会医科大学産婦人科学講座主任教授の岡本愛光さんは会長講演で、「近年の遺伝子研究が、実際に臨床レベルでどのよう...

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HPV9価ワクチンが定期接種に! 子宮頸がんはワクチン接種で予防する

2023年5月

「まずは性交渉開始前の年齢で、男女ともに、HPVワクチン接種を受けることから始めましょう」と話す上田豊さん 今年(2023年)4月1日から、日本でも子宮頸がん予防ワクチンであるHPV9価ワクチンが定期接種になりました。子宮頸がんの原因となるHPV感染を防ぐHPVワクチン。日本では、副反応問題で事実上、長く停止されていましたが、昨年4月より2価、4価のHPVワクチンの積極勧奨が再開され、今年、2価、...

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腺がんで威力を発揮、局所進行がんの根治をめざす 子宮頸がんの重粒子線治療

2021年7月

「子宮頸がんでも重粒子線の保険適用を申請しているので、2022年の改定で認められることを期待しています」と語る若月優さん 放射線治療は子宮頸がんの約70%を占める扁平上皮がんに効きやすいこともあり、子宮頸がんの根治をめざす治療法として近年、ますますウエイトが増している。また、局所進行がんには、放射線と化学療法を組み合わせる化学放射線療法が標準治療となっている。それに加え、放射線の一種である重粒子線...

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自己採取HPV検査とHPVワクチンの持続感染予防効果を検討 〝子宮頸がん撲滅〟を目指す2つの臨床研究~福井大学

2020年7月

「現在の検診受診率とワクチン接種率のままでは、そのうち子宮頸がんは先進国で日本だけの疾患になってしまうかもしれません。それを防ぐためにも、若い世代にもっと子宮頸がんに関心を持ってほしい」と話す知野陽子さん 日本では年間約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約3,000人が死亡している。今世紀(2000年)に入ってからは患者数・死亡率とも増加しており、他の先進国とは異なる現象となっている。増加の理由の...

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受診率アップのためには若い世代への意識付けが肝要 大学生に対する子宮頸がん検診啓発活動を実施~福井県

2020年7月

「福井大学医学部産科婦人科では、〝子宮頸がんゼロ〟を目指して積極的な活動を行っています。大学生に対する子宮頸がん検診啓発の講義もその一環です」と話す知野陽子さん 日本で子宮頸がん検診の対象となる20歳以上の女性の受診率は、全体で42.3%(※2016年 国民生活基礎調査 厚生労働省より)と、先進国の中で特に少ないことが知られている。子宮頸がんの罹患が若年化傾向にあることや妊孕(にんよう)性温存を考...

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定位放射線療法を併用した臨床試験も進行中 子宮頸がんの化学放射線療法

2020年7月

「将来的には、4門照射に代わって強度変調放射線治療(IMRT)が行われるようになる可能性もあります」と語る唐澤克之さん 子宮頸がんは放射線がよく効くがんで、術後治療だけでなく、根治的治療として放射線治療が標準治療になっている。特にがんが大きい場合や局所進行がんに対しては、化学療法と放射線療法を併用する化学放射線療法が選択される。標準治療として行われている化学放射線療法は、シスプラチンによる化学療法...

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世界80カ国以上でHPVワクチンは定期接種に 子宮頸がんは、検診とワクチンで予防できる!

2019年7月

「女性だけでなく、男性も自身のこととしてHPVワクチン接種を考えるようになってほしい」と語る宮城悦子さん 現在、世界の先進各国では子宮頸がんの罹患数が減少し始めている。ところが若年女性の罹患数、死亡数ともに増加の一途をたどる日本。そこには検診受診率の低迷があるとともに、将来的にはHPVワクチン接種率も影響してくると考えられる。この現状を受けて、今、日本が考えなくてはならないことを横浜市立大学医学部...

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子宮頸がんはアバスチンを加えた3薬剤、子宮体がんではダヴィンチ、卵巣がんには新薬リムパーザが

2018年9月

「いつもと違うと感じたときは、婦人科にできるだけ早く相談して、自分の体は自分で守るという気持ちが大切です」と話す石川光也さん 子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん。妊娠・出産に関わる、女性にとって重要な臓器に発症するがんだ。近年、あらゆるがん治療で、その治療法が進化するなか、女性特有のがんであるこれらのがん治療の現状はどうなのか。そして今後の展望は? わが国の婦人科がんの臨床・研究をリードする、国立が...

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