検査・治療法

チーム医療

外来がん化学療法副作用対策 薬剤師外来の活用で安心のできる化学療法を

2016年12月

「薬剤師外来では長い時間をかけて患者さんの様子を丁寧に聞きます。夢や希望を持っていただけるお手伝いをしたいと思います」と語る山口正和さん がん化学療法は副作用を伴うので入院で……という時代から、今は外来(通院)治療に大きくシフトしている。在宅で生活できるというQOL(生活の質)の面でのメリットは大きいが、一方で副作用への対応が課題となる。これまでは医師や看護師が患者との窓口になることが多かったが、...

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診断から退院後までを有機的連携で支える

2016年6月

治療決定までの判断過程の透明化を組織としてどう保障するか小林 隆さん 三井記念病院がん診療センター長・消化器外科部長 常に何が患者にベストかを考える 当院のがん患者の特徴は、高齢者が多いことです。70歳以上が44.4%を占めており、都内のがん診療連携拠点病院の平均37.4%と比べてもその多さがわかります。60歳、70歳の患者さんはまだまだ若いのです。治療は、常に何が患者さんのベストになるかを考...

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新設のブレストセンター チームを率いるのは3人の医師

2016年5月

目的は1つ、患者さんの幸せ 皆で自信の持てる医療を古澤秀実さん 川口工業総合病院ブレストセンター乳腺外科部長 ブレストセンターはまだ助走の段階ですが、「診療を通じて地域と国の誇りと呼ばれる集団になる」という大きな目標に向かって頑張っています。スタッフや部署の間には見方の違いや個人の性格の反目もあるかもしれませんが、それを超えるような大きな目標を掲げれば、組織はうまく回っていくものです。 医師はス...

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自由な雰囲気のカンファレンスで討議 多くの専門家で1人の患者を診る

2016年4月

患者さんをエンカレッジ いろいろな立場から支える鶴丸昌彦さん 順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター長/特任教授 いろいろな職種・専門医が集まって対応する必要が 病院にはいろんな職種があります。しかし、それぞれが全ての能力を持っているかというとそうではなく、専門家の集団です。がん患者さんはすでに命を意識していますので、精神的、身体的、治療、治療後のこと、社会的なこといろいろな問題が起きて...

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カンファレンスで情報共有 看護師がチームワークのカギ

2016年3月

明るい雰囲気を醸すのがチーム 看護師も医師も笑顔で鈴木憲史さん 日本赤十字社医療センター副院長/血液内科部長 スピードを意識し、すばやく対応 当院には約1,000人の看護師がいます。その数は全スタッフの半分以上に当たります。チームとして薬剤師など他の職種ももちろん大切ですが、患者さんと常に接している看護師の役割はとても大きなものがあります。化学療法をしている患者さんの初期変化を素早く見つけること...

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患者を地域で支える診療体制を構築 前立腺がん地域チーム医療

2016年1月

早期発見、治療で治る そのための適切な診断を連携で植田 健さん 千葉県がんセンター医療局局長/前立腺センター・泌尿器科部長 私が千葉県がんセンターに赴任して10年ほどになります。すでに前立腺がんの治療では日本有数の実績があり、診療科間の合同カンファレンスもありました。そのように前立腺がんを総合的に診る環境が定着しているので、1時間で10数件のデータをレビュー(精査)することもスムーズに行われ、意...

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社会復帰までが医療の責任 退院してからもしっかりフォローアップ

2015年12月

術前から退院までではなく、社会復帰までトータル治療を地域まで広げる大幸宏幸さん 国立がん研究センター東病院食道外科科長 一般的な外科治療においても「手術をして終わり」という時代は終わり、術前からの医療介入の大切さが指摘されていますが、がん治療ではさらに社会復帰までを見据えなければなりません。食道がんではより重要度が増します。退院後のプログラムを行っている医療機関はあまりないのではないでしょうか。...

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多職種による切れ目のない訪問看護 スタッフ間の密な連絡が鍵

2015年10月

大切なのは生活スタイルの提案 意思決定を尊重した看護を佐治 暢(みちる)さん 彩の国東大宮メディカルセンター(旧東大宮総合病院)東大宮訪問看護ステーション 作業療法士・介護支援専門員 私は訪問看護チームの中で主にリハビリを担当しています。在宅で出来るリハビリはたくさんあります。マッサージも筋トレも歩行訓練も大切ですが、メンタル面でのリラクゼーションも同じくらい重要です。患者さんが安心して主体的な...

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活発な議論が出来るカンファレンス 診療科をつなぐ接着剤

2015年9月

長期フォローが必要な小児がん患者さんへの よりスムーズな医療提供のために松本公一さん 国立成育医療研究センター小児がんセンター長 小児がんは、多職種による集学的治療がとても大切な領域です。そのため、関連する専門分野も成人のがんよりも多岐にわたります。例えば、大人では学校に戻るというケースは少ないでしょうし、家族とのかかわりも小児のほうが兄弟姉妹を含めて濃いので、より丁寧なケアが必要です。もちろん...

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多職種で移植の様々な局面をカバー 退院後のフォローアップも大切に

2015年7月

合併症の管理を頑張ることが完治につながる福田隆浩さん 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科科長 造血幹細胞移植は化学療法では治らない症例が対象で、完治が期待されるという大きなメリットがあります。合併症が多いことが問題ではありますが、その発症を抑えられれば、治療成績は上がります。多くのがんでは新しい抗がん薬が開発されると治療成績が上がりますが、移植の世界では合併症の管理をしっかりすること...

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