各種がん

乳がん

がん情報を理解できるパートナーを見つけて最良の治療選択を! がん・薬剤情報を得るためのリテラシー

2024年2月

「がんリテラシーは、情報を分析してそれを活用して行動に繋げる。最終的には何をするのかという意思決定に繋げていかなければいけません」と語る齊藤さん 玉石混交のがん情報が溢れているデジタル情報社会。その中から自分が必要とするがん情報をどう選び取るか、難しい状況です。また、自分にとって必要ながん情報が入手できたとしても、その情報をどのように活用していくかがとても大事と、順天堂大学大学院医学系研究科乳腺腫...

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SONIA試験の結果でもCDK4/6阻害薬はやはり1次治療から ホルモン陽性HER2陰性の進行・再発乳がん

2023年11月

「SONIA試験の結果は1次治療からCDK4/6阻害薬を使わなくてもうまく行く可能性はあるということを保証してくれるデータではありますが、全例で最初から使うのをやめましょうとはなりません」と語る髙田さん ホルモン受容体(ER)陽性HER2陰性の進行・再発乳がんで、現在1次治療で標準治療となっているCDK4/6阻害薬を、1次治療で使用するか2次治療で使用するか比較した「SONIA試験」。その結果は、...

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心不全などの心血管の副作用に気をつけよう! 乳がんによく使われる抗がん薬

2023年9月

「がんの治療で頑張ってきた患者さんを循環器内科としてサポートしたいと思っていますので、がん治療中に何かおかしいと思ったら早めに相談して欲しい」と語る遠藤彩佳さん 抗がん薬アドリアマイシンによる心筋症は、何十年も前から知られていました。その後、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など新しい薬剤が登場し、多岐にわたる心血管の副作用(心血管毒性)が懸念されています。また、心血管疾患を抱える高齢のがん患...

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〝切らない乳がん治療〟がついに現実! 早期乳がんのラジオ波焼灼療法が来春、保険適用へ

2023年9月

「第Ⅲ相試験の中間解析で、手術に劣らない治療成績と十分な安全性が確認され、使用する機器は今年7月に薬事承認されました。今は来春の保険適用を目指して準備を進めております」と話す木下貴之さん 2006年に始まった第Ⅰ相試験から17年、早期乳がんに対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)が来春にも保険適用されます。適応は「腫瘍径1.5㎝以下、腋窩リンパ節転移および遠隔転移を認めない限局性早期乳がん」。早期...

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新規薬剤の登場でこれまでのサブタイプ別治療が劇的変化! 乳がん薬物療法の最新基礎知識

2023年8月

「乳がん薬物療法が複雑化した現在、セカンドオピニオンが非常に有効になりました。ガイドラインとエビデンスだけでは語り切れないところに、リアルワールドデータが治療選択のヒントになってきます」と話す大野真司さん 今年(2023年)3月、抗体薬物複合体のエンハーツがHER2低発現に承認されたことで、乳がんの薬物療法はさらなる進化を遂げました。いまや、乳がん専門医でさえ戸惑うほど、治療法は複雑化しています。...

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HER2発現の少ないHER2-low乳がんにも使用可能に 高い効果で注目のエンハーツ

2023年6月

「エンハーツが今まで適応にならなかった45~55%のHER2-low患者さんに使用が可能になったことは大きい」と語る向井さん 抗体薬物複合体という新しいタイプの薬剤エンハーツは、2020年3月、HER2陽性の転移・再発乳がんに対する3次治療薬として承認されました。そして、2022年11月には2次治療で、さらに今年3月には、従来のHER2陽性のみならず、HER2の発現が少ない(HER2-low)乳が...

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心臓を避ける照射DIBH、体表を光でスキャンし正確に照射SGRT 乳がんの放射線治療の最新技術!

2023年2月

「患者さんの体表面に斑点パターンを投影し、それをスキャンすることで体の位置合わせを行うSGRTはリアルタイムスキャンが可能なので、ズレを確認しながら治療を行えるのが優れた点です」と語る吉村通央さん 日本では、放射線治療を受ける人の約2割を、乳がんの患者さんが占めています。その放射線治療ですが、新技術の登場によって日進月歩の進化をとげています。乳がんの患者さんが受ける放射線治療も、従来の方法とはずい...

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乳がんサバイバーの再発恐怖を軽減 スマホアプリの臨床試験で世界初の効果実証

2023年1月

「今後どのように実臨床の場で利用していくかはこれからの課題ですが、将来は外来診療の補助としてアプリを使ってもらうなど、この成果を生かしたいですね」と語る明智龍男さん がん種にかかわらず、がん患者さんの多くは治療が終わっても、大なり小なり再発や転移の恐怖を抱えて日常生活を送っていることはよく知られています。とくに乳がん患者さんは、10年生存率は90%と予後はいいものの、10年以上経っても再発すること...

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インプラント再建でリンパ腫に続き扁平上皮がんも! 脂肪幹細胞培養による脂肪注入で安心な乳房再建を目指す

2022年12月

「インプラント再建では、たとえ不調がなくとも、1年に1度は超音波検査を受け、2年に1度は必ずMRIでの細かい確認を続けましょう。10年を過ぎてからこそチェックを怠らないでほしいのです」と話す佐武利彦さん 日本における乳房再建の歴史は比較的浅い。2006年に穿通枝皮弁、節皮弁などの自家組織による再建法が保険適用となったことで本格的に普及し始め、2013~2014年にインプラント法が保険適用されて以降...

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術前、術後治療も転移・再発治療も新薬の登場で激変中! 新薬が起こす乳がん治療のパラダイムシフト

2022年10月

「HER2陽性の定義を変えてしまったり、サブタイプ横断的に使える薬剤の出現で、乳がんの薬物療法は増すます複雑化しています」と語る尾崎由記範さん 乳がんの薬物療法がどんどん新しくなっている。効果的な新薬が使われるようになり、術前・術後治療でも、転移・再発乳がんの治療でも、標準治療が次々と新しくなる事態が続いている。従来、乳がんの薬物療法はサブタイプ別に考えられてきたが、現在は「HER2陽性」の概念が...

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