各種がん

乳がん

血管新生阻害薬アバスチンの位置づけと広がる可能性 アバスチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用が未来を拓く

2018年8月

「アバスチンは、シグナル分子VEGFを捕獲することで、血管新生阻害だけでなく、免疫機能アップに関与していると考えられます」と語る高橋俊二さん 現在、化学療法との併用で使われることがほとんどのアバスチンは、分子標的薬の中では少々、特殊な存在かもしれない。がん細胞に直接作用するのではなく、がん細胞を巡る環境に働きかけるアバスチンのメカニズム(作用機序)と今後の可能性に焦点を当ててみた。 アバスチンとは...

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内部照射の仕組みと効果 密封小線源治療で、がん細胞を体の内側からピンポイントで攻撃する

2018年7月

「子宮頸がんは、Ⅱb期までなら、手術と放射線治療は同等の効果です。Ⅲa~Ⅳa期は放射線治療でないと治せません」と語る村上直也さん 小線源治療が、なぜ子宮頸がんで効果的なのか。前立腺がんで多く活用されるのか。それには確たる理由があった。体の内側からピンポイントで放射線を照射する小線源治療について考えてみた。 放射線治療の歴史は小線源治療から始まった 放射線治療をひと言でいうと、直接的あるいは間接的に...

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病院とメーカー共同で臭いの主要成分の解明と消臭効果のあるパッドを研究中 乳がんの皮膚潰瘍による臭いから患者さんを開放したい!

2018年6月

「臭いに困っている患者さんに対してケアの方法に悩むことがあります」と語る名取由貴さん 乳がんは進行・転移すると皮膚表面に露出し、潰瘍になることがある。がん性皮膚潰瘍だ。強い痛みが起こり、出血や滲出液に細菌が感染すると臭いを放つようになり、潰瘍が広がると滲出液も増え、1日に何度もガーゼやパッドを交換しなければならない。「臭いで周囲も自分もつらい……」という精神的苦痛も含めて、患者のQOLを著しく損な...

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「乳癌診療ガイドライン」が3年ぶりに大幅改訂 「乳癌ガイドライン」を医師と患者のコミュニケーションツールとして使って欲しい

2018年6月

「今回のガイドラインは医者と患者さんが話し合う共有意思決定のツールとして使って欲しい」と話す岩田広治さん これまでは2年ごとに改訂されてきた「乳癌診療ガイドライン」だが、今回は3年を要して改訂された。今回の改訂は、これまでのガイドラインと大きく変わったという。どこがどのように変わったのか。ガイドライン作成委員長の愛知県がんセンター中央病院乳腺科部長の岩田広治さんに伺った。 世界のガイドライン作成の...

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高齢者乳がんに対する診療の課題 増える高齢者乳がん~意思決定支援を重視した診療を

2018年6月

「我々は100を目指して治療しますが、患者さんにはそれが幸せなのかは別です。我々の価値感がベストとは思っていません。もう十分だからと、強い治療を望まないという人もいます。家族会議の中で個人の有事の際の身の振り方を決めておくことが大事です。意思表示がはっきりしていると治療方針も決めやすくなります」と語る西村誠一郎さん 超高齢社会となった日本では、当然のように高齢になってからがんに罹患する患者数も増え...

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長期戦の覚悟と対策を持って生き抜くために ホルモン陽性HER2陰性の乳がんは、なぜ10年経っても再発するのか

2018年6月

「背骨や腰など体のどこかに痛みが出たときは、まず乳腺外科を受診しましょう」と語る中村さん 術後10年以上経っても、再発の不安から逃れられない乳がん。しかし、ホルモン療法のメカニズムを知り、その理由と傾向がわかれば、何に注意して日々を過ごしたらよいかが見えてくる。過剰な心配は必要ない。万が一、再発したとしても、新薬も年々増え、治療法の選択肢も広がっている。大切なのは、知ること。そして、不安を捨てて楽...

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ホルモン陽性HER2陰性の進行・再発乳がんに、イブランスに続きバーゼニオも承認間近

2018年6月

「バーゼニオはセカンドラインより後のラインでも併用で使えるかもしれないなど、さまざまな可能性が考えられます」と語る向井博文さん 2017年3月に米国食品医薬品局より正式承認され、同年12月には日本でも販売開始となったCDK4/6阻害薬イブランス。これにすぐ続く形で、同系統のバーゼニオが昨年9月と今年2月に米国食品医薬品局によって承認された。秋には日本での承認もほぼ確実視されている。ホルモン療法との...

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「挙上」「圧迫」「肥満防止」がリンパ浮腫治療の3本柱

2017年12月

「どれほど重症化していても、リンパ浮腫は適切なケアと治療で必ず改善できます」と語る廣田さん がんの手術でリンパ節を切除することは多いが、その副作用であるリンパ浮腫はあまり注目されてこなかった。命に別状はないからと放置され、どれほど多くの人がむくみに悩み苦しんできたことか。放っておくとむくみ続けるが、正しい知識を持って、段階に応じたケアをすれば、確実に改善する。まずは知ることから始めよう。 脇道では...

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乳がん術前化学療法で病理学的完全奏効となった症例

2017年9月

「侵襲の大きな治療は、省けるものなら省いたほうがよいですが、手術を省略することで生じる不安を解消するためにも、しっかりしたエビデンス(科学的根拠)を積み上げていく必要があります」と語る淺岡真理子さん 乳がんで術前化学療法を受け、病理学的完全奏効(pCR)となった患者は予後が良好であることが知られている。手術前に超音波ガイド下針生検を行うことで、pCRを正確に予測することができれば、将来的には手術を...

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第25回日本乳癌学会学術総会レポート No.1「乳がん患者のサバイバーシップ支援」

2017年9月

今年(2017年)7月に福岡で開催された第25回日本乳癌学会学術総会から「乳がん患者のサバイバーシップ支援」「多遺伝子発現検査」に関する話題を拾った。 No.1「乳がん患者のサバイバーシップ支援」 日本人女性における悪性腫瘍のうち最も罹患率の高い乳がん。罹患数、死亡者数ともに増加の一途をたどっている。年齢層別にみると40歳から増加傾向が見られ、55~59歳でピークに達する。年齢分布では平均年齢は5...

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