各種がん

乳がん

ヒト由来の人工皮膚使用で1次1期乳房再建が可能に! ダビンチSPで日本初の乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術

2024年11月

「手術の適応条件は、普通の手術とロボット手術とでは変わらないと思います。ロボットを使うことによって、手術痕が小さく、出血が少なく、より繊細で、乳頭近くをギリギリで血流を残して切除することができるため、手術の質が高くなります」と語る宇山さん「乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術は、画像検査の結果、乳頭乳輪まで病変が進展していない早期乳がんが適応となります」と喜島さん 前立腺がんに初めて導入された「ロボット支...

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高濃度乳房の多い日本人女性には マンモグラフィとエコーの「公正」な乳がん検診を!

2024年9月

「マンモグラフィを受けて、ご自身が高濃度乳房かどうか知ることが大切です。そのうえでエコーを受けるか判断しますが、もう1つ覚えておいて欲しいのは、血縁者に乳がんの人がいたらエコーも受けたほうがいいかもしれません。そして、ご自身が遺伝性乳がんの可能性がないかを専門医の先生に相談することをお勧めします」と語る植松さん 日本で2000年にマンモグラフィを導入した乳がん検診が始まってから、2024年の今年で...

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1次治療後の新たな治療法が登場! ホルモン受容体陽性・HER2陰性の転移・再発乳がん治療

2024年9月

「現在の標準治療は、1次治療か2次治療でCDK4/6阻害薬を使うことになっているので、トルカプは2次治療か3次治療で用いる薬ということになります」と語る上野さん かつてはホルモン療法薬の単剤療法が標準的な1次治療だったが、現在はCDK4/6阻害薬を併用するのが標準治療となっている。1次治療が新しくなったことで、エビデンスのある2次治療がない状態が続いていた。昨年、分子標的薬のトルカプとフェソロデッ...

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新薬の登場で選択肢が増える 乳がんの再発・転移の最新治療

2024年5月

「サブタイプによって全く治療法が違うので、少なくともご自分の乳がんのサブタイプがなんであるか知っておくことが大切です」と德留さん 乳がんは、女性の罹患者数が最も多いがんですが、新薬などにより治療成績が向上しています。しかし、再発・転移は根治が難しいのですが、今年(2024年)3月には、ルミナルタイプの再発・転移乳がんに新薬が承認されましたし、トリプルネガティブにも現在承認待ちの新薬が控えています。...

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ホルモン療法中は骨折リスクに注意! アロマターゼ阻害薬服用時の骨粗鬆症治療

2024年4月

「アロマターゼ阻害薬による骨粗鬆症にエビデンスがある薬剤は、抗RANKL抗体プラリアです」と話す宗圓聰さん ホルモン療法は、女性ホルモンや男性ホルモンを抑制することで、がん細胞の成長を食い止める治療法。ところが、ホルモン抑制は骨密度を低下させて骨粗鬆症を引き起こし、骨折リスクを上げてしまいます。寝たきりを招きかねない背骨や大腿骨骨折を回避するためにも、ホルモン療法開始時から骨に注意を向け、早めの治...

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がん情報を理解できるパートナーを見つけて最良の治療選択を! がん・薬剤情報を得るためのリテラシー

2024年2月

「がんリテラシーは、情報を分析してそれを活用して行動に繋げる。最終的には何をするのかという意思決定に繋げていかなければいけません」と語る齊藤さん 玉石混交のがん情報が溢れているデジタル情報社会。その中から自分が必要とするがん情報をどう選び取るか、難しい状況です。また、自分にとって必要ながん情報が入手できたとしても、その情報をどのように活用していくかがとても大事と、順天堂大学大学院医学系研究科乳腺腫...

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SONIA試験の結果でもCDK4/6阻害薬はやはり1次治療から ホルモン陽性HER2陰性の進行・再発乳がん

2023年11月

「SONIA試験の結果は1次治療からCDK4/6阻害薬を使わなくてもうまく行く可能性はあるということを保証してくれるデータではありますが、全例で最初から使うのをやめましょうとはなりません」と語る髙田さん ホルモン受容体(ER)陽性HER2陰性の進行・再発乳がんで、現在1次治療で標準治療となっているCDK4/6阻害薬を、1次治療で使用するか2次治療で使用するか比較した「SONIA試験」。その結果は、...

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〝切らない乳がん治療〟がついに現実! 早期乳がんのラジオ波焼灼療法が来春、保険適用へ

2023年9月

「第Ⅲ相試験の中間解析で、手術に劣らない治療成績と十分な安全性が確認され、使用する機器は今年7月に薬事承認されました。今は来春の保険適用を目指して準備を進めております」と話す木下貴之さん 2006年に始まった第Ⅰ相試験から17年、早期乳がんに対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)が来春にも保険適用されます。適応は「腫瘍径1.5㎝以下、腋窩リンパ節転移および遠隔転移を認めない限局性早期乳がん」。早期...

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心不全などの心血管の副作用に気をつけよう! 乳がんによく使われる抗がん薬

2023年9月

「がんの治療で頑張ってきた患者さんを循環器内科としてサポートしたいと思っていますので、がん治療中に何かおかしいと思ったら早めに相談して欲しい」と語る遠藤彩佳さん 抗がん薬アドリアマイシンによる心筋症は、何十年も前から知られていました。その後、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など新しい薬剤が登場し、多岐にわたる心血管の副作用(心血管毒性)が懸念されています。また、心血管疾患を抱える高齢のがん患...

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新規薬剤の登場でこれまでのサブタイプ別治療が劇的変化! 乳がん薬物療法の最新基礎知識

2023年8月

「乳がん薬物療法が複雑化した現在、セカンドオピニオンが非常に有効になりました。ガイドラインとエビデンスだけでは語り切れないところに、リアルワールドデータが治療選択のヒントになってきます」と話す大野真司さん 今年(2023年)3月、抗体薬物複合体のエンハーツがHER2低発現に承認されたことで、乳がんの薬物療法はさらなる進化を遂げました。いまや、乳がん専門医でさえ戸惑うほど、治療法は複雑化しています。...

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