検査・治療法

検査

がんゲノム医療をじょうずに受けるために 知っておきたいがん遺伝子パネル検査のこと

2024年1月

「がん遺伝子パネル検査の目的は、発がんのドライバーになっている遺伝子変異を同定し、それを標的とした薬剤を見つけることです」と語る植木さん がんの原因となった遺伝子に起きている変異を特定し、それをターゲットにがん細胞を狙い撃ちするがんゲノム医療は、がん医療最前線の治療です。この医療を受けるにはがん遺伝子パネル検査を受けることが必要です。そのがん遺伝子パネル検査は、2019年6月から健康保険で受けられ...

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AI支援のコルポスコピ―検査が登場! 子宮頸がん2次検診の精度向上を目指す

2023年11月

「コルポスコピー検査は前がん病変を評価し確定診断につなげる検査。誤診があってはならない最後の砦です。このAI支援ツールがコルポ診のクオリティ担保を実現し、将来的には医療機器プログラムとして保険適用されることを目指します」と話す植田さん 今年8月に横浜で開催された「ASCO Breakthrough 2023」で、「AI(人工知能)搭載コルポスコピー検査システム」が開発されたことが発表されました。検...

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「尾道方式」でアプローチ! 病診連携と超音波内視鏡を駆使して膵がん早期発見をめざす横浜

2023年3月

「このプロジェクトで1㎝以下の早期膵がんを 1人でも多く見つけ、生存期間を延ばし、他の政令指定都市へのモデルとなりたい」と語る窪田賢輔さん 難治性がんの1つにあげられる膵がん。日本の膵がん罹患数は43,865名(2019年)、死亡数37,677名(2020年)で、罹患数、死亡数とも増加の一途をたどっています。そこで、「なんとか膵がんを早期発見・早期治療に結び付けることはできないか」と、地域の医師会...

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重要な認定遺伝カウンセラーの役割 がんゲノム医療がますます重要に

2022年9月

「患者さんやご家族に、がんゲノム医療に関しての理解を深めてもらうようにしています」と語る田辺記子(たなべのりこ)さん 近年、その人に発症したがんの特徴を知るためのがん遺伝子検査や、多くの遺伝子を一度に調べるがん遺伝子パネル検査が登場している。患者さんのがんの遺伝子変異を検査し、その検査結果により、効果が期待できる薬剤や治験を探したりすることで、適切な治療選択が可能となり、薬物療法で治療成績を上げて...

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大腸のAI内視鏡画像診断が進化中! 大腸がん診断がより確実に

2022年1月

「病変が一瞬でも、ほんの一部分でも、カメラに映りさえすれば、AIなら見逃さず、見つけ出すことができます」と語る斎藤さん 内視鏡による診断と治療が世界でもっとも進んでいるのは日本。医療機器の多くを海外からの輸入に頼っている我が国だが、消化器内視鏡だけは日本製が世界シェアの90%以上を占めるという。日本の内視鏡技術に世界が注目する中、「大腸内視鏡AI」が登場したのは、2019年3月のことだった。それか...

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「遺伝子パネル検査」をいつ行うかも重要 NTRK融合遺伝子陽性の固形がんに2剤目ヴァイトラックビ

2021年10月

「遺伝子パネル検査は標準治療が終わった段階では遅い。患者さん毎で検討し、1次か2次治療後などの、より早い段階で行うことが推奨されています」と語る砂川 優さん 共通の遺伝子変異があれば、がん種にかかわらず効果が期待できる臓器横断的治療薬として、2021年3月、TRK阻害薬ヴァイトラックビが承認された。TRK阻害薬としては2剤目だ。日本で初めてのTRK阻害薬ロズリートレクが、「NTRK融合遺伝子陽性の...

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血液検査で「前がん状態」のチェックが可能に⁉ ――KK-LC-1ワクチン開発も視野に

2021年3月

「KK-LC-1は予防ワクチン開発が可能な唯一のがん抗原です。効果の検証を踏みながら実用化し、がんの発症率の減少に寄与したい」と語る福山 隆さん 血液中の特殊なタンパク質を調べてがんを予知し、予防・超早期治療に役立てようという研究が、北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)上級研究員の福山隆さんたちによって進められている。検査のマーカーとしているのは、「KK-LC-1」というがん抗原。日本(産業...

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遺伝子変異を調べて個別化の最先端を行く肺がん治療 非小細胞肺がんのMET遺伝子変異に新薬登場

2020年12月

「肺がんの検査は、遺伝子パネル検査の方向にありますが、コストベネフィットも考える必要があるでしょう」と語る久保田 馨さん 近年、進行・再発非小細胞肺がんの薬物治療は選択肢が増え、目覚ましい進歩を遂げている。2002年に登場し、2004年EGFR遺伝子に変異のある患者に有効だとわかったイレッサを皮切りに、解明された遺伝子変異ごとの治療薬の開発が進み、非小細胞肺がんの薬物治療は細分化してきた。そんな中...

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自己採取HPV検査とHPVワクチンの持続感染予防効果を検討 〝子宮頸がん撲滅〟を目指す2つの臨床研究~福井大学

2020年7月

「現在の検診受診率とワクチン接種率のままでは、そのうち子宮頸がんは先進国で日本だけの疾患になってしまうかもしれません。それを防ぐためにも、若い世代にもっと子宮頸がんに関心を持ってほしい」と話す知野陽子さん 日本では年間約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約3,000人が死亡している。今世紀(2000年)に入ってからは患者数・死亡率とも増加しており、他の先進国とは異なる現象となっている。増加の理由の...

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受診率アップのためには若い世代への意識付けが肝要 大学生に対する子宮頸がん検診啓発活動を実施~福井県

2020年7月

「福井大学医学部産科婦人科では、〝子宮頸がんゼロ〟を目指して積極的な活動を行っています。大学生に対する子宮頸がん検診啓発の講義もその一環です」と話す知野陽子さん 日本で子宮頸がん検診の対象となる20歳以上の女性の受診率は、全体で42.3%(※2016年 国民生活基礎調査 厚生労働省より)と、先進国の中で特に少ないことが知られている。子宮頸がんの罹患が若年化傾向にあることや妊孕(にんよう)性温存を考...

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