2010年12月
アスベスト(石綿)による健康被害といわれる中皮腫や肺がんが年々増えています。この被害者たちを救済する救済制度があります。 2010年7月からその対象がさらに広がり、中皮腫・肺がんに加えて、著しい呼吸機能障害を伴う石綿肺やびまん性胸膜肥厚も加わりました。 8割以上が建材に使用された あなたはアスベスト(石綿)による健康被害を受けていませんか。 もし被害を受けていれば、労災補償制度等の対象になら...
2010年8月
患者さんにとっては、命綱の薬。だけど、服用を中止する患者さんが続出高額な治療費が招く“静かな自殺”にストップを!! グリベックは慢性骨髄性白血病患者さんにとって、なくてはならない薬。しかしあまりにも高価なため、続けたくても続けられず、自ら薬をやめる決断、いわば“静かな自殺”を引き起こすケースも出ているという。 乳がんの母親が白血病の長女を刺殺 慢性骨髄性白血病患者・家族...
2010年8月
帝京大学医学部付属溝口病院 医療相談室課長の 宮内佳代子さん がんの治療では、「お金」にかかわる問題も悩みの種だ。そんなとき、気軽に相談に応じてくれる「ソーシャルワーカー」という人たちがいることをご存じだろうか。ソーシャルワーカーがお金の悩みを具体的にどう解決してくれるのか、説明していこう。 どんな問題でもまずは相談してほしいがんにかかわるお金の悩みは、幅広く深刻だ。「抗がん剤治療の費用が高...
2010年8月
東京大学医科学研究所 特任研究員の 児玉有子さん 高額な医療費の支払いに困窮しているがん患者さん。この不況により収入が減っているにもかかわらず、薬の開発が進み、よく効くけれど値段が高い薬が次々に登場してきている。患者さんと家族が、安心して病と闘いながら生活を営むには、現状の制度はあまりにも冷たい。「給料日まで薬を中断」「再発したら死ぬ覚悟」東京大学医科学研究所特任研究員の児玉有子さんは、09年初春...
2010年8月
国保旭中央病院 泌尿器科主任部長の 中津裕臣さん 膨れ上がる医療費の削減に向け、厚生労働省は安価なジェネリック薬の利用を積極的に推進しようとしている。 この4月から患者自ら薬を選択する自由度も大幅に増えた。効果は先発薬と同等と言われるジェネリック薬。 医療費のかさむがん患者にとって、これは朗報なのか、それとも……? 前立腺がん治療にジェネリック薬を採用 中津さんが監修した前立腺がんのホル...
2010年8月
2010年春から、病院などでの精算時に無料で出るようになった診療明細書は、患者さんが、自分の治療や検査の内容と費用を後から知ることができる、医療のレシートだ。 スーパーでレシートをチェックするように、明細書にも目を通して、わからないことは医療機関に聞いてみよう。舛添要一厚労相によって明細書の無料化を開始2010年4月から、病院や診療所で治療や検査を受けた際にもらう領収書が大幅に充実した。従来の内訳...
2010年3月
アスベスト(石綿)による健康被害といわれる中皮腫や肺がんが年々増えています。 この被害者たちを支援する支援制度があるのをご存じですか。1つは労災保険制度ですが、この補償を受けられなくても、もう1つ救済される制度があります。 8割以上が建材に使用された あなたはアスベスト(石綿)による健康被害を受けていませんか。 もしかつてアスベストを吸引した恐れがあり、現在、それがもとで中皮腫や肺がんになっ...
2006年12月
野村医院院長の 岡田弘さん おかだ ひろし 1938年生まれ。 66年東京医科歯科大学卒業。 67年東京医科歯科大学医学部第1内科入局。 その後東京女子医科大学消化器センター、社会保険蒲田総合病院内科部長、青梅市立総合病院消化器部長などを経て2003年より野村病院院長高額療養費制度と高額医療費制度の違いは?どちらの制度も『病院等の窓口で支払った医療費の一部(自己負担限度額を超えた分)が払い戻し(償...
2003年11月
患者の視点で診療にのぞむ 福島県立医科大学病院第二外科 乳腺グループの相良浩哉医師 がんの治療をしなければ生きていけない。 しかし、それを続ければ家庭崩壊を招く、という 命と金の間でジレンマに陥っている患者が増えている。 乳がんでは新薬が効果を発揮している。 その中で起きた新たな悲劇だ。 福島県立医科大学の相良浩哉さんがこの問題に救いの手を差し延べる。高騰する乳がんの治療費 福島市光が丘の丘陵...