慢性骨髄性白血病の子供。このままグリベックで治療を続けたほうがいいか
2019年6月
6歳で慢性骨髄性白血病(CML)を発病した長男のことでご相談です。現在、12歳ですが*グリベック(一般名イマチニブ)3錠服用でMR(分子遺伝学的奏効)4.0(BCR-ABL=0.01)を行ったり来たりしている状態です。グリベックでの治療は、副作用がほとんどないため、本人はこのままの治療で良いと思っているようです。しかし、親としてはMR4.5を目指し、最終的には薬の中断・中止を目指したいと考え、*ス...
小児がん
2019年6月
6歳で慢性骨髄性白血病(CML)を発病した長男のことでご相談です。現在、12歳ですが*グリベック(一般名イマチニブ)3錠服用でMR(分子遺伝学的奏効)4.0(BCR-ABL=0.01)を行ったり来たりしている状態です。グリベックでの治療は、副作用がほとんどないため、本人はこのままの治療で良いと思っているようです。しかし、親としてはMR4.5を目指し、最終的には薬の中断・中止を目指したいと考え、*ス...
2014年9月
4歳の息子が頭部の横紋筋肉腫と診断されました。手術は大がかりなものになるということで、専門の大病院を紹介されました。どのような手術が行われるのでしょうか?ほかに治療選択肢はありませんか?(40歳 男性 愛知県)A 術前療法で腫瘍を小さくしてから切除聖路加国際病院小児科医幹の長谷川大輔さん体を動かすときに使う筋肉を骨格筋といい、その骨格筋を形成しているのが横紋筋です。横紋筋肉腫は、骨格筋になるはずの...
2014年9月
5歳の娘が急性リンパ性白血病(ALL)と診断され、移植はせずに化学療法を行うことになりました。子どものほうが大人よりも治療結果がよいという説明を受けましたが、治療後に体に影響が残る「晩期障害」が心配です。どのような障害が出るのでしょうか。対策はありますか?(32歳 男性 東京都)A 治療法の進歩で、リスクは少ない聖路加国際病院小児科医幹の長谷川大輔さん小児がんにおける晩期障害は、親御さんをはじめ関...
2014年1月
息子は、小脳の中心に発生する脳腫瘍(*髄芽腫)で、5歳のとき入院。4度の手術後、化学療法と放射線治療を受け、7カ月後に退院しました。幼稚園に行くはずの5~6歳時は、自宅で療養。小学校入時は体力がなく、歩くのもやっとでした。必死の努力で、周りの子供たちについていけるようになったのですが、小学校2年生になった今年、手術の痕を友達にからかわれ、「学校に行きたくない」とふさぎ込むようになりました。子供には...
2014年1月
娘は現在小学校2年生なのですが、妊娠がわかる6~7週までは、1日15本程度タバコを吸い、妊娠がわかった後も、1日5本くらい吸っていました。やっと止められたのは、妊娠8カ月になってからです。娘はその後無事に生まれました。母乳があまり出ず、生後2カ月ほどでミルクに変えてから、また喫煙するように……。1年程前に夫婦で禁煙したものの、今になって妊娠中と幼児期の受動喫煙を後悔しています。小児がんや、その後が...
2014年1月
4歳のときに、*ウィルムス腫瘍で、右の腎臓を摘出しています。小学生のうちは、治療した病院で定期的に検査を受けていたのですが、フォローアップを止めて20年以上経過しました。3年前に*サルコイドーシスになり、健康情報を調べているうちに、小児がん経験者は、一生涯定期的なフォローアップが望ましいこと、2次がんのリスクに気を配る必要のあることを知りました。本当に一生涯、定期検診を受けるべきですか? また 2...
2013年8月
生後1カ月の息子のことでお聞きします。お腹が大きく膨れ上がっていたため調べてもらったところ、神経芽腫の疑いがあると言われました。その後の検査で、皮膚と骨髄にも転移がありました。担当医からは、様子を見たいとのこと。どうして治療をしないのでしょうか?(神奈川県 女性 34歳)A 神経芽腫4S期は、自然消失しうる特殊な病型神経芽腫の4期とは、リンパ節や骨・骨髄・肝臓・皮膚など原発巣から離れた他の臓器に転...
2013年8月
娘(5歳)がCT(コンピュータ断層撮影)検査の結果、髄芽腫と診断されました。放射線治療と化学療法に入ると言われましたが、放射線による影響が心配です。やらない方法はないでしょうか?(福岡県 男性 41歳)A 予後を考えれば避けられないが、その後の総合的ケアが重要髄芽腫は、年齢や髄腔内播種*の有無、手術による腫瘍の摘出範囲によってリスク分けがされています。3歳以上で、播種がなく腫瘍がほぼ全摘された場合...
2013年8月
急性リンパ性白血病(ALL)の息子(4歳7カ月)について質問です。抗がん薬治療の合併症に、腫瘍崩壊症候群があると聞きました。どういったものなのでしょうか?(新潟県 男性 37歳)A 治療効果が高いがゆえに、ときに起こりうる合併症腫瘍崩壊症候群(TLS)とは、治療を行った際に腫瘍細胞が急速に死滅(崩壊)することで発症します。症状には、体内の尿酸が増える、カリウム・カルシウム・リンなどの電解質のバラン...
2013年2月
5歳の息子が横紋筋肉腫と診断され手術をしました。手術ではがんをすべて取ることができ、手術のあとの抗がん薬治療には、VAC療法*という治療法を行うと言われています。インターネットで調べたところ、ヴォトリエント*という悪性軟部肉腫に有望な新薬が認可されたとありました。息子にも使えるのでしょうか。(東京都 男性 35歳)A 小児横紋筋肉腫への効果は不明。VAC療法を行うべきヴォトリエントは、最近発売され...