患者サポート

患者を支える

高齢者乳がんに対する診療の課題 増える高齢者乳がん~意思決定支援を重視した診療を

2018年6月

「我々は100を目指して治療しますが、患者さんにはそれが幸せなのかは別です。我々の価値感がベストとは思っていません。もう十分だからと、強い治療を望まないという人もいます。家族会議の中で個人の有事の際の身の振り方を決めておくことが大事です。意思表示がはっきりしていると治療方針も決めやすくなります」と語る西村誠一郎さん 超高齢社会となった日本では、当然のように高齢になってからがんに罹患する患者数も増え...

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納得した乳がん治療、療養生活を選ぶために アドバンス・ケア・プランニングの取り組み

2016年9月

「ACPを通して、患者・家族が納得した生活、治療法を選択できれば」と語る谷野裕一さん 再発した乳がん患者が希望する療養生活とはどういったものか、それを実現するために治療法はどうしたらよいか――。患者・家族と医療者がともに話し合い、納得しながら進めていく、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)という決定プロセスが注目されている。医療現場の取り組みを探った。 再発患者の不安を軽減する取り組み 図1...

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乳がん体験者ががん患者を支える 患者の悩み、必要なサポートとは?

2016年9月

不安を感じる患者に対して〝1人ではないですよ〟と呼びかける西貝圭子さん 西貝圭子さんは治療後20年以上を経た乳がんサバイバーであり、日本のがん闘病現場で*ピア・サポートを担ってきた草分けの1人。現在も手術直後の患者を病室に訪ねる「病院訪問ボランティア」などの活動を続けている。患者が抱えている悩みとは何か?それに対して必要なサポートとは?多くの患者の声を聴いてきた西貝さんに話をうかがった。 *ピア・...

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乳がんサバイバーの職場復帰:外来通院中の患者さんを対象に意識調査 職場復帰には周囲の理解と本人の自覚が大切

2014年10月

「時間調整ができる職場のシステムが大切」と話す小野智恵美さん「身体的負担でこれまでの仕事ができなくなるのでは‥」「雇用条件はどうなるの?」──乳がんは治療後に良好な予後が望めるがん種だ。仕事を持つ女性が乳がんになることも珍しくないが、彼女たちの大きな悩みに「就業をどうするか」ということがある。患者さんに職場復帰への本音を聞いた調査結果がまとまった。働く世代も襲う乳がん 乳がんの罹患者数は、女性では...

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診療放射線技師:治療計画から機器の管理まで幅広く行う 患者さんの不安を取り除くことも大切

2012年9月

さとう ともはる 1959年生まれ。1981年都立診療放射線専門学校(現・首都大学東京)、1988年東京理科大学理学部を卒業。国立がん研究センター中央病院放射線治療部などを経て、2006年からがん研究会有明病院放射線治療部に勤務、現在に至る。2007年米国MDアンダーソンがんセンターに短期留学。放射線治療に関する研修会の企画運営などを通して、がん医療の均てん化の促進にも力を注いでいる 画像診断や放...

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義肢装具士:失った手足を取り戻し、日常生活を支援 早期訓練で、患者さんもより早く社会復帰へ

2012年8月

患者さんのことを考えてさまざまな工夫を凝らし、義肢製作を行っている石倉祐二さんいしくら ゆうじ 京都府出身。義肢装具士・1級義肢装具技能士。埼玉医科大学病院・埼玉医科大学総合医療センター・埼玉県立大学・東京医科歯科大学などと義足の研究開発を進め、最近は「高齢者義足のありかた研究会」に力を入れており、よりよい義足とはなにかと常に模索している がん治療のためとはいえ、足を失うショックは極めて大きい。そ...

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理学療法士:訓練ではなく日常を楽にするがんの理学療法 患者さんの体と思いに寄り添う

2012年7月

日常生活を楽にするがんのリハビリを行っている高倉保幸さんたかくら やすゆき 国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院卒業後、癌研究会付属病院に勤務。その後、埼玉医科大学総合医療センターリハビリテーション科に従事し、2007年から現職に至る リハビリテーションといえば、機能訓練というイメージが強い。だが、埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科教授の高倉保幸さんは、「がんのリハビリは訓練ではなく、楽...

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臨床研究コーディネーター:薬の開発を患者さんの立場からサポート 医師、製薬会社、患者さんの橋渡しを担う

2012年6月

治験はいろいろな人の目が入って行われていることを知ってほしいと話す臨床研究コーディネーターの小林典子さんこばやし のりこ 大学病院にて看護師として勤務後、製薬企業の立場から治験に携わる。その後、国立がん研究センター中央病院にてミレニアムゲノムプロジェクトの臨床研究コーディネーターを経験し、現在の臨床試験支援室の臨床研究コーディネーターとなる。臨床試験に関わり10年目を迎える 新薬の開発に欠かせない...

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音楽療法士:がん患者さんの心と体を癒やす音楽療法 身心の調子に合わせた選曲が大事

2012年5月

生演奏で、心と体のリラクゼーション効果を得ることを目標にしたいと話す長島律子さんながしま りつこ 日本音楽療法学会認定音楽療法士、日本芸術療法学会員。茨城県立医療大学付属病院、茨城県立こころの医療センターなどで、精神科領域の音楽療法を実践した後、2005年より千葉県がんセンターに勤務。終末期医療を中心に音楽療法を実践し、講演や後進の指導にも携わっている 陽気な歌を口ずさむと、気分が明るくなったり、...

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管理栄養士:細やかな心配りで、がん患者の「食べる」を応援 患者の約7割は、その人に応じた個別対応

2012年4月

「栄養管理では栄養の改善だけではなく、気持ちに寄り添っていくことも大切」と話す落合由美さんおちあい ゆみ 1992年、大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業、同年より旧国立東京第2病院栄養士に。2004年旧国立がん研究センター中央病院栄養係長などを経て、2008年より現職 副作用や全身状態の低下で思うように食べられないがん患者は多い。これに対して、国立がん研究センター東病院では栄養サポート...

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