連載

腫瘍内科医のひとりごと

腫瘍内科医のひとりごと 103 「治療をしないで……」

2019年7月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Aさんは4年前、下行結腸(かこうけっちょう)がんの手術を受けました。このときは肝臓に3個の転移がありましたが、切除できました。手術後、抗がん薬の点滴注射と内服を開始しましたが、5カ月後に肝臓に再...

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腫瘍内科医のひとりごと 102 透析〝いのちの最大限尊重〟の問題

2019年6月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 私たちは、人工透析(以下透析)中の患者ががんになったときは、安全に手術を行い、また、必要な場合は抗がん薬治療も行いました。抗がん薬が投与された場合、その多くは尿から排泄されます。ところが、透析患...

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腫瘍内科医のひとりごと 101 「死に目に会えた」

2019年5月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 がんの終末期、ご臨終、そのときのお話です。「今、息子がこちらに向かってもうすぐ着くのです。間に合うでしょうか?」と言われたことは、何回も、何回もありました。血圧が下がって意識がない、下顎呼吸(か...

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腫瘍内科医のひとりごと 100 ある緩和病棟でのこと――死ぬ覚悟

2019年4月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 あるがん遺族の会報で、とても気になった投稿がありました。それは、緩和病棟に入院したお母様のことでした。「苦しんで逝かせてしまいました。……(母は)死ぬことを恐いと言い、呼吸ができなくなりそうだっ...

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腫瘍内科医のひとりごと 99 毎朝の歌「朝のひととき・早春賦」

2019年3月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 私たちの病院でのことです。がん患者さんの多い病棟の廊下のコーナーで、月曜日から金曜日まで毎朝、患者さんの歌声が響いていました。通算10年以上、2009年3月31日まで続きました。朝8時半頃から体...

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腫瘍内科医のひとりごと 98 「がん温熱療法と温泉」

2019年2月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 寒い日に、温かいお話をします。がんが熱に弱いことは昔からわかっていました。がん細胞は42℃以上、43℃になると壊れていきます。以前、私たちは、なかなか効果が得られない進行胆のうがんに対して、温熱...

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腫瘍内科医のひとりごと 97 「挑戦してこそ得られる結果」

2019年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 がん化学療法で、最近すこし気になることがあります。医師の治療ガイドラインの標準治療。それが最も大切で、標準治療が効かなくなったら緩和を勧める、それが規定路線。それで何ら問題はないのかも知れないの...

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腫瘍内科医のひとりごと 96 患者の想い・医師の想い

2018年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Sさん(45歳男性、スーパーの支店長)は、胃がん手術1年後に、腹腔内のリンパ節に再発し、抗がん薬の点滴と内服治療を行った。約半年でリンパ節転移は消失し、抗がん薬治療は内服のみとなった。それから2...

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腫瘍内科医のひとりごと 95 〝転院させられた〟病院の古さ

2018年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある地方への旅で、その地域の中核となるZ病院が新しく出来たと聞いて、宿泊した旅館の方に話しかけてみました。旅館の方は、「建物は立派だけど、Z病院の評判は良くないのです」と言って、話し始めました。...

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腫瘍内科医のひとりごと 94 「スマホ時代の納得治療」

2018年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 この2年ほど前からWさん(48歳、花屋)の傍には常にスマホがあり、新聞は読まなくとも、1日10回以上もスマホを見る生活になりました。あるとき、下痢と腹痛があり、近所のA内科医院を受診しました。A...

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