連載

腫瘍内科医のひとりごと

腫瘍内科医のひとりごと 125 芝桜

2021年5月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 玄関と庭にある芝桜が赤色、ピンク色に咲きました。花びらがすこし白っぽく、芯のところが赤くなっているのもあります。お隣のN(娘)さんの父Kさん(94歳男性、元学校長)は、定年退職した後、長年、自宅...

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腫瘍内科医のひとりごと 124 眠っていたがん

2021年4月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Eさん(55歳 女性)は、ある診療所で肝機能の異常を指摘され、私たちの病院に紹介されてきました。早速、外来で腹部超音波検査を行ったところ、肝臓全体にがんと思われる大小の塊を認めたのです。 乳がん...

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腫瘍内科医のひとりごと 123 ピロリ菌の不思議

2021年3月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 胃がんの多い日本では、1970年頃から胃がん診断学は大きく向上しました。病理組織検査では、胃がんのほとんどが「慢性萎縮性胃炎」を基にできていることがわかっていました。病理医は、手術で切除された胃...

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腫瘍内科医のひとりごと 122 コロナ禍でも、がん治療は進歩している

2021年2月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 昨年からの、コロナ流行がおさまるのを静かに待つしかないのかと家にこもり、じっとテレビや新聞を見ながら、「ワクチンはどうか」「もっと明るい話題がないか」と思って過ごしていました。 初めて見た「ゲノ...

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腫瘍内科医のひとりごと 121 参拝も分散して

2021年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 正月には、Aさん(66歳、乳がん手術後2年)の家に誰も来ない予定です。テレビを見て、ひとりで過ごすつもりです。息子、息子の嫁さん、孫からは「お正月は行けないけど、来年もよろしくね」と、スマホの画...

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腫瘍内科医のひとりごと 120 キャンドルサービス

2020年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 20年ほど前のことです。患者さんの入院している期間は、いまの2倍から3倍、がん病棟ではとくに長かった頃です。多くの患者さんは、がんの病名は告げられていました。「早く退院できるように、頑張りましょ...

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腫瘍内科医のひとりごと 119 黄色い爪

2020年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 食品売り場にいろんな種類のミカンがたくさん出る時期になりました。北国育ちの私は、冬になると毎年、こたつの中でミカンを1日何個も食べました。高校生の頃、食べ過ぎで「体が黄色い」と言われたこともあり...

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腫瘍内科医のひとりごと 118 記憶を絵におきかえて

2020年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある病院の乳腺科病棟でのことです。Nさん(55歳、女性)が入院されたのは10月ですが、まだまだ暑い日でした。Nさんは乳がんの手術をしてから3年。骨、肺に転移していました。がんの組織は、エストロゲ...

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腫瘍内科医のひとりごと 117 退院日のバンダナ

2020年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Cさん(43歳 女性 会社員)は、ある病院のCT検査で腹腔内にリンパ節腫大が見つかり、生検で悪性リンパ腫との診断でした。病院を紹介されて、入院しました。組織型は悪性リンパ腫の中でも悪性度の高いも...

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腫瘍内科医のひとりごと 116 父親、Wさんのこと

2020年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 詳しくは知りませんが、Wさん(当時55歳、男性)は会社社長で、ある地方の名士なのだそうです。そのWさんに、思わぬ悲劇が起こりました。Wさんが、とても可愛がっているたったひとりの娘さんが、高校に入...

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