第8回 最新の褥瘡予防ポイントはこれ!
2022年3月
杏林大学医学部形成外科学教授の大浦紀彦さん 在宅で療養をするがん患者さんが増えています。体を動かしづらくなったり、寝たきりになったりすると、「床ずれ(褥瘡)ができやすい」という話をよく聞きます。では、褥瘡を予防するには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。今回は、褥瘡予防について長年研究をされている杏林大学医学部形成外科学教授の大浦紀彦さんにお話しを伺いました。近年は褥瘡予防のための寝具やグッズも...
楽・得 がんケアのABC
2022年3月
杏林大学医学部形成外科学教授の大浦紀彦さん 在宅で療養をするがん患者さんが増えています。体を動かしづらくなったり、寝たきりになったりすると、「床ずれ(褥瘡)ができやすい」という話をよく聞きます。では、褥瘡を予防するには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。今回は、褥瘡予防について長年研究をされている杏林大学医学部形成外科学教授の大浦紀彦さんにお話しを伺いました。近年は褥瘡予防のための寝具やグッズも...
2021年8月
「頑張り過ぎると体力も気力も長続きしません。最初は決して無理をしないで、総務・人事・労務担当に相談しながら、ぼちぼちでいきましょう」と語る遠藤源樹さん がんは、ある日、突然診断されます。がんと診断された精神的なショックとともに、がんの詳しい情報と良い病院探しと、頭の中が混乱しているなか、仕事をやめてしまう方が少なくありません。でも今は、がん治療は毎年進歩しています。がん治療をしながら仕事を続けるに...
2021年6月
「歯科医が加わったチーム医療は病院では行われるようになりましたが、在宅治療における歯科医の重要性はまだまだ知られていません」と語る菊谷 武さん がんになるとがん治療のことで頭がいっぱいになり、口内のケアのことは後回しにしてしまいがちです。近年、がん診療連携拠点病院の多くに歯科が設置され、口腔内のがん治療のためだけではなく、口腔内に発症した薬物療法の深刻な副作用を軽減させるなど、重要な役割を担ってい...
2021年4月
「病気が落ち着いたら、体は動かしたほうがいいのです。ファシアの痛みは、痛み止めが効きません。体を動かすことがクスリなのです」と語る遠藤健司さん 肩こりや腰痛、がんの不安からの不眠などで悩んでいませんか。その上、新型コロナ感染症の影響で外出を控えるようになると、ますます運動不足になりがちです。こうした不調の原因の1つとして、体内組織の「ファシア」が話題になっています。これまで肩こりや腰痛は、筋肉の不...
2020年12月
「AGEをためない食生活習慣に気を配ってみてはいかがでしょうか」と語る山岸昌一さん 「AGE」という言葉をご存じですか。AGEとは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質のことで、「終末糖化産物」とも言います。最近、このAGEが老化に深く関わっていることがわかってきて、今とても注目されています。今回は、AGEと老化やがんとの関係性や、AGEを体内にため込まない食生活について、昭和大学医学部内科講座糖...
2020年11月
「これまで、整形外科医はがんもがん患者も診ない傾向がありましたが、今は学会をあげてがんと取り組み出しました」と語る河野博隆さん がんになっても動ける体でいたい、自分の足で歩き続けたい、多くのがん患者さんはそう願っているはずです。でも、がんやがん治療の影響で骨や関節などの「運動器」に障害が起こると、「がんだから仕方がない……」と諦めていませんか。今回は運動器の問題を取り上げます。近年よく耳にするよう...
2020年10月
「どんな時代になっても人を癒すのは、人の手のぬくもりや寄り添う気持ち」と語る松本比砂美さん 「タクティールケア」という言葉をご存じですか?タクティールケアとは、手で相手の背中や手足をやさしく触ることで痛みや不安をやわらげる、スウェーデン発祥のタッチケアのこと。がんの不安や恐怖、痛みを緩和する施術の1つとして、今注目が集まっています。タクティールケアの認定資格を持ち、PL病院(大阪府がん診療拠点病院...
2020年9月
「唾液には、口腔内の細菌を洗い流す自浄作用がありますから、がん患者さんは唾液がたっぷりあるほうがいいのです」と語る槻木恵一さん 「唾液の力」という言葉が近年話題になっています。唾液には、食べ物の消化を助けるだけでなく、感染症予防やがんの早期発見にも重要な役割を果たすことがわかってきたからです。唾液の研究の第1人者であり、「唾液腺健康医学」という新しい学問領域を提唱している神奈川歯科大学副学長/大学...