
2021年4月
「病気が落ち着いたら、体は動かしたほうがいいのです。ファシアの痛みは、痛み止めが効きません。体を動かすことがクスリなのです」と語る遠藤健司さん 肩こりや腰痛、がんの不安からの不眠などで悩んでいませんか。その上、新型コロナ感染症の影響で外出を控えるようになると、ますます運動不足になりがちです。こうした不調の原因の1つとして、体内組織の「ファシア」が話題になっています。これまで肩こりや腰痛は、筋肉の不...


2020年12月
「AGEをためない食生活習慣に気を配ってみてはいかがでしょうか」と語る山岸昌一さん 「AGE」という言葉をご存じですか。AGEとは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質のことで、「終末糖化産物」とも言います。最近、このAGEが老化に深く関わっていることがわかってきて、今とても注目されています。今回は、AGEと老化やがんとの関係性や、AGEを体内にため込まない食生活について、昭和大学医学部内科講座糖...


2020年11月
「これまで、整形外科医はがんもがん患者も診ない傾向がありましたが、今は学会をあげてがんと取り組み出しました」と語る河野博隆さん がんになっても動ける体でいたい、自分の足で歩き続けたい、多くのがん患者さんはそう願っているはずです。でも、がんやがん治療の影響で骨や関節などの「運動器」に障害が起こると、「がんだから仕方がない……」と諦めていませんか。今回は運動器の問題を取り上げます。近年よく耳にするよう...


2020年10月
「どんな時代になっても人を癒すのは、人の手のぬくもりや寄り添う気持ち」と語る松本比砂美さん 「タクティールケア」という言葉をご存じですか?タクティールケアとは、手で相手の背中や手足をやさしく触ることで痛みや不安をやわらげる、スウェーデン発祥のタッチケアのこと。がんの不安や恐怖、痛みを緩和する施術の1つとして、今注目が集まっています。タクティールケアの認定資格を持ち、PL病院(大阪府がん診療拠点病院...


2020年9月
「唾液には、口腔内の細菌を洗い流す自浄作用がありますから、がん患者さんは唾液がたっぷりあるほうがいいのです」と語る槻木恵一さん 「唾液の力」という言葉が近年話題になっています。唾液には、食べ物の消化を助けるだけでなく、感染症予防やがんの早期発見にも重要な役割を果たすことがわかってきたからです。唾液の研究の第1人者であり、「唾液腺健康医学」という新しい学問領域を提唱している神奈川歯科大学副学長/大学...
