1人ひとりに合った治療も! 乳がん丸わかり図解
Q 細胞診、組織診ってなにをするの?
触診、マンモグラフィ、エコーなどの検査でがんが疑われたら、以下の検査に進む。

Q がんの進行度は?
乳がんの病期は、大きく5期(8段階)に分類される。この病期が、治療方針を決定する目安となる。
病期 | 0期 | 1期 | 2期 | 3期 | 4期 | |||
a期 | b期 | a期 | b期 | c期 | ||||
がんの大きさ | 乳腺のなかに とどまる | 2cm以下 | 2.1~5cm | 5.1cm 以上 | 大きさ関係なし | 肺、肝臓、骨、 脳などに転移 | ||
リンパ節 転移 | × | × | ○と× | ○と× | ○ | ○ | ||
種類 | 非浸潤がん | 浸潤がん (早期がん) | 浸潤がん | 浸潤がん(局所進行がん) | 浸潤がん (遠隔転移がん) |
*リンパ節転移ありは○、リンパ節転移なしは×
Q どんな治療をするの?
乳がんの治療法は、がんを取り除く外科切除と、目に見えない微小がんをやっつける薬物治療が柱となり、それに放射線治療を組み合わせて行われる。

*アンスラサイクリン系=アドリアシンやファルモルビシンなど
*タキサ��系=タキソールやタキソテールなど
*タキサ��系=タキソールやタキソテールなど
乳がんは個別化治療の時代へ

他のがんと比べて、乳がんほどその人に合った個別化治療が進んでいるがんはない。ホルモン感受性の有無、HER2タンパク質の有無、またリンパ節転移の有無などによって、その人に合った治療法が決定される。治療方針の決定にあたって、一部では遺伝子検査を取り入れたケースも見られており、乳がんはさらなる個別化治療の時代に入ったといえよう。
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