治療目的を明確に持って、乳がんと向き合うために これだけは押さえておこう! 乳がん薬物療法の基礎知識
[図3 基本24病型分類表]
HER2 陰性 | HER2 陽性 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホルモン受容体反応 | 高度反応性 | 不完全反応性 | 非反応性 | 高度反応性 | 不完全反応性 | 非反応性 | ||||||
閉経状況 | 前 | 後 | 前 | 後 | 前および後 | 前 | 後 | 前 | 後 | 前および後 | ||
リ ス ク カ テ ゴ リ | | 低リスク | リンパ節転移なし、かつ 2cm以下、グレード1、 非浸潤、HER2(-)、 エストロゲンまたは プロゲストロゲン(+)、35歳以上 | ホルモン療法 | ホルモン療法 | ホルモン療法 | ホルモン療法 | ||||||
中間リスク | リンパ節転移なし、 かつ 2cmより大きい、 グレード2~3、 浸潤、HER2(+)、 エストロゲンおよび プロゲストロゲンともに(-)、 35歳未満 のうち1つ以上に該当 | ・ホルモン 療法 ・化学療法 | ・ホルモン 療法 ・化学療法 | ・化学療法 →ホルモン 療法 ・ホルモン | ・化学療法 →ホルモン療法 ・ホルモン | 化学療法 | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 + ハーセプチン | |
リンパ節転移1~3個、 かつエストロゲンまたは プロゲストロゲン(+) かつ、HER2(-) | ||||||||||||
高リスク | リンパ節転移1~3個、 かつエストロゲン、 プロゲストロゲン ともに(-)、 またはHER2(+) | 化学療法 | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 →ホルモン 療法 + ハーセプチン | ・化学療法 + ハーセプチン | |||||
リンパ節転移4個以上 | 化学療法 →ホルモン 療法 | 化学療法 →ホルモン 療法 | 化学療法 →ホルモン 療法 | 化学療法 →ホルモン 療法 |
[図7 進行再発乳がんに対するホルトバギーの治療方針]

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