『肝癌診療ガイドライン』をわかりやすく解説する 肝臓がん治療で世界のトップに立つ日本~さらに高い治療成績が期待されている

監修:今村 宏 東京大学医学部付属病院肝胆膵・人工臓器移植外科講師
取材・文:祢津加奈子 医療ジャーナリスト
発行:2008年5月
更新:2013年6月

[肝細胞がん治療のアルゴリズム]
図:肝細胞がん治療のアルゴリズム

(2005年度 肝癌診療ガイドライン)
1 現行の健康保険では,腫瘍マーカーは,毎月1種類しか測定できない
2 AFP-L3 分画は,肝細胞がんの病名がついていないと測定できない
3 AFP が10ng/ml 以下の場合,AFP-L3 分画は測定できない
4 腎機能障害がある場合,ヨード造影剤アレルギーが疑われる場合,ダイナミックMRI が推奨される
5 定期的な CT/MRI 検査として
6 動脈相で高吸収域として描出され,静脈相で相対的に低吸収域となるもの
7 胆管細胞がんや転移性肝がんなどの他の悪性腫瘍が疑われる場合は,各々の精査に進む

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