子宮体がんで再びTC療法は受けたくない
2022年7月、60歳のとき子宮体がんと診断され、子宮を全摘して、卵巣、卵管なども切除し、タキソールとパラプラチン(TC療法)の化学療法を受けました。その後、2025年1月に左肺にがんが見つかりました。先生からは、肺の手術は行わず、前回と同じTC療法を行うと言われました。ですが、自分としては正直なところTC療法は受けたくありません。最初に受けたTC療法の副作用のしびれが今でも残っていて、足の裏が常に痺れている感じで、ぎこちない歩き方しかできません。また同じ治療でこれ以上ひどくなるのは耐えられません。TC療法以外の治療法はないのでしょうか。
(63歳 女性 埼玉県)
A レンビマとキイトルーダ併用療法の選択肢もあり

東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
講師/診療医長の西川忠曉さん
講師/診療医長の西川忠曉さん
再発が見つかり、大変な心労かと存じます。現在、科学的に最も強い医学的根拠に基づくと、TC療法+免疫チェックポイント阻害薬という治療法になるかと思います。
ただし、この治療法については化学療法歴を有する患者さんでは、効果が乏しい可能性も指摘されており、代替案としてはレンビマ(一般名レンバチニブ)とキイトルーダ(一般名ペムブロリズマブ)の併用療法という選択肢もあります。
どうしてもTC療法を避けたい場合には、こうした選択肢もありますので、主治医とご相談されるとよいかと思います。