自己検診は乳がん早期発見の近道

監修:遠藤登喜子 国立名古屋病院放射線科医長
発行:2004年4月
更新:2013年4月

自己検診のしかた

乳房の自己検診は、生理が始まってから1週間から10日がベストといわれていますが、それにこだわる必要はありません。入浴のときや寝る前など、思い出したときにチェックしてみてください。

チェック1 目で確かめる

イラスト(1)

(1) 鏡の前に立って乳房をよく見ます
 ・左右の乳房の形は同じですか。
 ・乳輪の大きさは同じですか。
 ・乳頭の高さは同じですか。
 ・乳頭の影はいつもと違っていませんか。

(2) 鏡の前で両手を上にあげ、ゆっくり下ろします。
 乳頭より下の部分をよく見てください。

 ・乳房にくぼみ、でっぱりはありませんか。


イラスト(3)

(3) 鏡の前で両手を腰に置き、ひじを前、後ろに動かします。乳頭より上の部分を見てください。
 ・乳房にくぼみ、でっぱりはありませんか。


チェック2 触って確かめる

自己検診をする上で大切なことは、乳房の中の乳腺について、よく知っておくことです。

乳腺とは、肋骨の筋肉の上にお椀をかぶせたような部分にあります。乳腺の上には脂肪がのっているので、ふにゃふにゃしていますが、指の腹でやさしく押すように触ると、つぶつぶした固い感触がわかると思います。乳腺は乳管と小葉からなる腺葉が15から20個集まったもので、手術のときはメスを使わなければ切れないほど、固い組織です。

イラスト(1)

(1) 右の乳房を触ります
 ・右手を上にげ、3本の指の腹で乳腺を感じながら、乳房を一回り触ります。
 ・鎖骨の下、肋骨の下は上下にゆするように触り、しこりがないか調べます。
 ・指先で乳首の上下、左右を絞り、分泌液が出ないかどうか調べます。

(2) 左の乳房を触ります
 ・左手を上にあげ、右と同じ要領で触ります。

イラスト
イラスト
イラスト

乳腺は乳管と小葉からなる腺葉が15~20個集まったもので、ちょうど樹木のような形をしており、葉の部分が小葉、枝・幹の部分が乳管です。周���には皮下脂肪があり、これらが乳房を円錐型に保っています。乳腺は点線で囲んだ涙型の部分にたくさんあります。
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問い合わせ先
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会
ファクス044・977・8215
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