2006年5月
日本大学医学部 泌尿器科学教室助教授の 吉田利夫さん 前立腺がんでは、がんそのものの影響や手術、放射線などの治療の後遺症として、排尿困難、尿失禁などの排尿障害が起こることがあります。それぞれの原因に合わせた適切な治療法とケアについて、日大板橋病院泌尿器科科長の吉田利夫さんに伺いました。排尿障害はなぜ起こる?尿道が圧迫されると排尿困難、尿道括約筋の損傷では尿失禁に[図1 前立腺の内部構造(垂直断面...
2005年8月
かみやま ごういち 昭和大学医学部消化器外科講師。大腸・肛門の専門医で、排便障害の専門家。消化器外科の手術や診察のかたわら、排便障害に悩む患者さんの相談にのり、具体的な改善策を提案している。「排泄を考える会」でも活躍 婦人科がん等で子宮全摘手術を受けた後、排便トラブル、とくに便秘で悩む方が少なくありません。ある調査では、「広汎子宮全摘術後の患者さんの3分の2が便秘傾向にある」との結果が出ています。...
2005年7月
国立看護大学校 成人看護学教授の 飯野京子さん いいの きょうこ 1960年生まれ。 82年新潟大学医療技術短期大学部卒。 1999年聖路加看護大学大学院修士課程成人看護学がん看護CNSコース卒。 82年国立がん研究センター中央病院、看護師。 2001年国立看護大学校成人看護学教授。 専門は、成人看護学、がん看護。下痢になるのはなぜ?腸で水分が吸収されないと起こる一般に、食べ物は口で噛み砕かれて食...
2005年5月
癌研有明病院婦人科医師の 宇津木久仁子さん 日本コンチネンス協会理事の 梶原敦子さん 患者さんへのアンケートより広汎子宮全摘術では、半数以上が排尿障害に 子宮頸がんの手術を受けた工藤敏子さん(仮名・43歳)は、退院して3年たった今でも、なかなか尿が出ない、いきんでも出しにくいという状態が続いていると言います。「主治医に相談したのですが、よくあることだよ、心配なら泌尿器科に行きなさい、と...