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ドイツがん患者REPORT 61 オランダから学ぶ病院の衛生管理

2019年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ドイツでは年間に約60万件の感染症が発生し、2〜4万件の死亡例が出ているとされています。しかし、隣国オランダでは桁違いに少なく、その理由に「良い衛生環境」が挙げられています。良い衛生環境を作るための条件とは、➀手術数を減らすような改善、➁重病人の介護は個別に、➂手の除菌を徹底——だそうです。よく聞く...

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腫瘍内科医のひとりごと 106 安楽死に思う

2019年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 7月の選挙で、安楽死制度を考える会は「自分の最後は自分で決めたい。耐え難い痛みや辛い思いをしてまで延命をしたくない。家族などに世話や迷惑をかけたくない。人生の選択肢の1つとしてあると『お守り』の...

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ドイツがん患者REPORT 60 似非科学の健康検査機器⁉︎〝バイオスキャナー〟

2019年10月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「健康に不安を感じるけど、面倒な検査は嫌だ」というのは、日本でもドイツでもみんなが共有する本音だと思います。僕もそうですよ、今でも。センサーバーを握るだけで、コンピュータが健康状態をチェックして、体に不足しているものがあれば、それを補うサプリメントをその場で購入できる。予約や待ち時間もなし、採血すら...

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腫瘍内科医のひとりごと 105 自分だけの命なのか?

2019年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 「先生、この春に亡くなった母のことですけど、こんなこと聞いていただけますか?」と話しかけてきたのは、病院事務の女性(50歳)でした。「母は80歳で、夜、血を吐いて、気づくのが遅くて、私が家に帰っ...

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ドイツがん患者REPORT 59 知人の自主製作映画

2019年9月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 8月1日のライブを最後に、一旦映画のプレゼンのバンド活動は終了しました。4月から4カ月間、長いようであっという間でした。映画とは、僕のバンドINCSの仲間、フランツィーの旦那さんであるトーマス・シュヴェンデマンの自主製作映画のことです。 映画のストーリー   映画は、若者ローランドが...

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腫瘍内科医のひとりごと 104 「治療していたい」と言ったKさん

2019年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Nさん(50歳 会社員 肺がん)は、某病院の外来通院治療センターで知り合ったKさんのことを心配していました。通院治療センターの入口を入ってすぐに、4人掛けの長椅子が6脚ほどあります。抗がん薬治療...

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ドイツがん患者REPORT 58 日本からの訪問者

2019年8月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 2008年11月末に僕の直腸がん肝転移が見つかり、闘病生活に入ってもう10年半。その間には3週間の帰国や娘の結婚等のイベントが色々あっても、これほど忙しい6月はありませんでした。バンドINCSのボーカルとフルートを担当しているフランツィーの旦那さんが、娯楽映画を自主製作。それがミュンヘン映画祭にノミ...

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腫瘍内科医のひとりごと 103 「治療をしないで……」

2019年7月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Aさんは4年前、下行結腸(かこうけっちょう)がんの手術を受けました。このときは肝臓に3個の転移がありましたが、切除できました。手術後、抗がん薬の点滴注射と内服を開始しましたが、5カ月後に肝臓に再...

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ドイツがん患者REPORT 57 「食品添加物でもめるEU」

2019年7月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「きれいに見えたほうが良い」のは世界共通でしょう。それは印刷物でも、壁の色でも、食料品でも。とくに和食の影響で「目で食を楽しむ」ということが言われ始め、武骨なドイツでも盛りつけを凝ったりするようになってきました。食料品、とくに菓子類は子供が選ぶことも多いせいか、ぱっと目を引いて美味しそうに見える商品...

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腫瘍内科医のひとりごと 102 透析〝いのちの最大限尊重〟の問題

2019年6月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 私たちは、人工透析(以下透析)中の患者ががんになったときは、安全に手術を行い、また、必要な場合は抗がん薬治療も行いました。抗がん薬が投与された場合、その多くは尿から排泄されます。ところが、透析患...

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