連載

腫瘍内科医のひとりごと

腫瘍内科医のひとりごと 70 「体に聞くということ」

2016年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ここ数年、「治療法はもうありません」「あと3カ月の命です」と告げられたたくさんの患者さんが相談に来られました。とてもつらい気持ちでおられる患者さんは、奈落からどうやって這い上がれるのか。私は「宗...

詳細はこちら

腫瘍内科医のひとりごと 69 「がん死と自然死」

2016年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある介護老人施設で、ほとんど認知症状のみられない104歳になるRさん(女性)を看取りました。やや大柄な顔立ちで、白い牡丹のような方でした。2月末になって水分だけで、ほとんど食事を摂らなくなりまし...

詳細はこちら

腫瘍内科医のひとりごと 68 「オオカミ少年」

2016年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Oさんは会社の部下から「仕事では鬼のように怖い」と言われ、一方ではとても面倒見がよく、慕われていた方でした。定年後は、関連会社に勤め、料理と日本酒、和服が趣味。高校野球では、母校の部の先輩として...

詳細はこちら

腫瘍内科医のひとりごと 67 「なさけない禁煙対策」

2016年7月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Bさん(65歳女性、喫煙歴40年)は診察室に入ってきて、身体中からタバコの臭いを振りまきながら私に訴えます。「肺の精密検査が必要といわれてこの病院に来ましたが、呼吸器内科のS医師はひどいです。タ...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!