闘病記

スペシャルインタビュー

セックスへの思いがあったから放射線の組織内照射に辿り着いた 日本将棋連盟会長・米長邦雄 × 鎌田 實

2010年2月

将棋界の勝負師が前立腺がん治療で打ったこの一手 第51期名人で、タイトル獲得数19期を誇る永世棋聖、米長邦雄さんは、現在、日本将棋連盟会長として、将棋の普及・発展、後進の指導に当たっているが、平成20年に前立腺がんにかかり、同年暮れ、放射線治療の高線量率組織内照射を受けた。勝負師として一世を風靡した米長さんの、がん発見から放射線治療に至る過程で長考したあれこれに、「がんばらない」の鎌田實さんが迫っ...

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「人間は暗いところから生まれ、死ねばまたそこに帰って行く」という空海の哲学を知り、死の恐怖が消えた 小説家/脚本家・早坂 暁 × 鎌田 實

2009年9月

「がん」で絶望の淵にあったとき、音楽に触れて魂の本音がほとばしり出た テレビドラマ『夢千代日記』『天下御免』『花へんろ』や、映画『きけ、わだつみの声』などの作品で知られる脚本家の早坂暁さんは、今年8月、80歳になった。3年前に泌尿器系のがんと診断され手術。現在、リンパ浮腫の副作用に悩まされている。早坂さんは50歳になった頃、心筋梗塞に加えて胆嚢がんと診断され、死の恐怖にさいなまれ絶望の淵に立たされ...

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がん対策基本法の理念は悪くない。しかし、この仕組みは1度、壊したほうがいい 作家/医師・海堂 尊 × 鎌田 實

2009年8月

拠点病院をつくるより1つひとつの病院に力をつけさせるほうが大事 『チーム・バチスタの栄光』『極北クレイマー』など、相次いでヒット作を連発し、総計1000万部に迫る勢いの今、最もホットな書き手である海堂尊さんは、現役の病理医師でもある。作品に日本の医療がかかえる諸問題を巧みに取り入れながら、日本の医療の現状に異議を申し立てている。地域住民との信頼関係を土台に地方病院を立て直してきた鎌田さんと海堂さん...

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がんは絶望すると悪くなり、気力が充実すれば克服できる、そう信じています 漫画家/詩人・やなせたかし × 鎌田 實

2009年7月

膀胱がん、10回の再発を乗り越え、アンパンマンは今日も行く 30年以上にわたって、幼児を中心に日本の子どもたちを魅了し続けているアンパンマン。その原作者である漫画家のやなせたかしさんは、数年前からがんと闘っている。腎盂にできたがんを取り除いた後、すぐに膀胱がんが発見され、10回の再発を度重なる内視鏡手術、そして放射線、BCGの併用療法で乗り切って、90歳になった今も、元気に創作活動を続けている。&...

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子どもが欲しいという想い、そして持たないという選択 特別対談・洞口依子(女優) × 高橋 都(東京大学大学院講師)

2009年6月

大切なのは、夫婦がどこに価値を置くかということ 女性のがんと密接に関わってくる妊娠、出産、子どもという問題――。2004年に子宮頸がんを患い、今年5年目を迎えた女優・洞口依子さんと、がん患者の性問題の第1人者である東京大学大学院講師の高橋都さんとがこの問題を巡って話し合った。特別対談第2弾。「あなたはどうしたいですか? あなたのパートナーはどうしたいと思っていますか?」お2人はこう投げかける。 ど...

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がん細胞から世界平和まで縦横に語り合う白熱の3時間 「知の巨人」立花さんが自らのがん体験を踏まえ、樋野さんに鋭く迫る がん特別対論・立花 隆(評論家) × 樋野興夫(順天堂大学医学部教授)

2008年11月

生きるとは、いずれがんになる運命のどこかの地点にいることだ 評論家の立花隆さんは昨年暮れ、膀胱がんを手術した。その渾身の闘病ドキュメントは、月刊「文藝春秋」(5~7月号)に連載された。思想史から宇宙論まで幅広い評論を手がけてきた博覧強記の立花さんは、いま、真摯なまなざしでがんを見つめている。その立花さんが、「がん哲学外来」を開設し、行き場を失ったがん患者さんと真剣に向き合っている順天堂大学教授で病...

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死を意識して生きると毎日がとても大切に感じられます 医師/作家・久坂部 羊 × 鎌田 實

2008年11月

がんになった時節には、がんを受け入れるがよく候 高齢者の障害をテーマにした『廃用身』で作家デビューし、「平成の『白い巨塔』」と評価された『破裂』で作家の地位を不動のものとした久坂部羊さんは、もともとは消化器外科医であり、がん医療にも詳しい。若い頃、医療の現実に絶望感を抱き、さまざまな経緯を経て、医師と作家の二足のわらじを履くに至った久坂部さんに、鎌田實さんが日本の医療の現状批判、「死に時」の考え方...

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私の赤ちゃんが一緒になって子宮全摘手術を闘ってくれました エッセイスト・しえ × 鎌田 實

2008年5月

妊娠から子宮全摘へ――“奈落の底”から這い上がった再生物語 マネージャーとして仕事に専念するか、彼との結婚に踏み切るか迷っていた36歳のある日、体調が優れず病院に行った。「おめでたです」と言われ彼女の気持ちは決まった。しかし、1週間後、非情にも女性は子宮頸がんを宣告され、妊娠の継続は無理と告げられ″奈落の底″に突き落とされた。日活映画「エースのジョー」こと宍戸錠さんの長女・しえさんである。前例のな...

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子宮をなくしたが、「女であること」を自分の中でもっと開花させたい 特別対談・洞口依子(女優) × 高橋 都(東京大学大学院講師)

2008年2月

性のことをうまく話し合えない状況に風穴をあける 「タンポポ」などの映画で知られる女優、洞口依子さんは、子宮頸がん、8時間に及ぶ手術、術後の後遺症という幾多の試練をくぐり抜け、仕事に復帰した。が、彼女の身体には、実は大きな穴があいていた。性という名の喪失感だ。しかし、なかなか大っぴらにはしゃべれない。こんなときに知ったのが、がん患者の性問題の第一人者として知られる東京大学大学院講師の高橋都さんだ。2...

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がんの知識を集めれば集めるほど、彼は「がん患者」に仕上がっていきました 作家/慶應義塾大学文学部教授・荻野アンナ × 鎌田 實

2007年11月

がんとは何かという問いの中で、揺れながらも向き合った2人の心の軌跡 このほど、芥川賞作家で慶應義塾大学文学部教授の荻野アンナさんは、食道がんで逝ったパートナーと自分ががんと向き合った1年2カ月の軌跡を1冊の小説にまとめ刊行した。タイトルは『蟹と彼と私』。今回はこの小説に描かれたがん闘病の日々と、小説が誕生するまでの道のりをアンナさんとともに辿る。 おぎの あんな作家。慶應義塾大学文学部教...

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