各種がん

膵臓がん

化学療法と栄養療法併用で予後改善にも期待 栄養改善で元気回復!膵がん化学療法継続の秘訣

2012年6月

「化学療法継続とQOL維持に栄養療法が大切です」と話す、 庄雅之さん がんを治療するための化学療法にもかかわらず、それによって全身状態を悪化させる場合が少なくない。 とくに、栄養低下が深刻な膵がんの患者さんでは化学療法の継続・完遂が難しい。 そんななか、化学療法と並行して行う栄養療法の成果が期待される。 膵がん患者さんは栄養低下が深刻 [図1 膵がんの化学療法に、なぜ栄養サポートが必要なの...

詳細はこちら

ただし、効果は限定される。そして治療は新しい個別化治療へ 転移性膵がんにも希望の光か、膵肝同時動注療法という新手の登場

2012年1月

動注化学療法を推進してきた 平山敦さん 難治がん中の難治がんといわれる膵がんにも、希望の光が見えてきました。まだ標準治療ではありませんが、膵肝同時動注療法と呼ばれる治療法が高い効果を見せているようです。しかし、研究が進むにつれ、意外な展開になっています。 膵がんは、早期発見が難しく、手術できない例が多く、しかも進行が早く、予後がきわめて悪いことで知られています。たとえ手術できても、7割が再...

詳細はこちら

難治の局所進行膵がん治療に効果を発揮 患者さんにとって治療の選択肢に!?膵がんの粒子線治療の可能性

2012年1月

膵がん治療への粒子線の効果拡大に臨む 外山博近さん 肝細胞がんや前立腺がんで有効例が集積されてきた粒子線治療。周辺臓器を避けてがん病巣へピンポイント照射ができ、がん細胞を死滅させる威力も備えていることから難治の膵がん治療への期待が寄せられている。その現状を紹介する。 ピンポイントでがん細胞を狙い撃ちがん治療に用いられる放射線には光子線(エックス線、ガンマ線など)と粒子線(陽子線、重粒子線な...

詳細はこちら

免疫療法という治療法にも期待! 膵がん丸わかり完全図解

2012年1月

第4の治療法として免疫療法にも 期待がかかりますと話す 砂村眞琴さん 早期発見が難しいとされる膵がんですが、そもそも、膵臓ってどの位置にあるか、みなさんご存知ですか? ここでは膵臓の働きを含め、膵がんの基本について解説します。 Q 膵臓ってどんな臓器? 体のどこにあるの? 大きさは長さ15~20cm、幅3~4cm、厚み2cmくらい。 色は淡黄色をしていて、ちょうどトウモロコシを横にしたよ...

詳細はこちら

患者さんに朗報! 高難度の膵切除が腹腔鏡で可能になった

2010年9月

東京慈恵会医科大学 外科学講座准教授の 三澤健之さん 技術的に高難度の膵腫瘍切除。 そこに東京慈恵会医科大学外科学講座准教授の三澤健之さんが腹腔鏡で挑み、手術器具の進化と高い技術力の獲得により腹腔鏡下での手術を可能にした。 患者さんの体の傷は小さく、出血量も少なくてすみ、高いQOLの維持とがんの早期発見が可能になっている。 手術の適応は良性、低悪性度の腫瘍 右の4つが鉗子などの手術器具...

詳細はこちら

ジェムザールとTS-1の併用など、新たな治療法に光明が 治療が難しい「再発膵がん」の最新治療

2009年5月

国立病院機構大阪医療センター 統括診療部長の 中森正二さん 見つかった時には、すでに転移していた――。がんの中でも最も治療が難しいとされる膵がん。 早期発見が難しく、さらには再発率も高いというのが大きな特徴だ。現在、再発した膵がんに対しては、抗がん剤による治療が中心。 ただここにきて、抗がん剤とワクチンとを併用した新たな治療方法の開発も始まっている。再発膵がんの最新治療を紹介する。 手術が...

詳細はこちら

先端医療の現場 世界に先駆けた「重粒子線治療」で膵がん治療に希望の光

2009年4月

放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター病院 医長の山田滋さん 治療が難しく予後が芳しくない膵がんに、光が見えた。 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院で行っている「重粒子線治療」だ。 治療を阻む膵がんの特徴に効果をあらわし、生存率も延びている。 世界で唯一の、膵がん重粒子線治療に迫った。 重粒子線治療を受ける様子(この患者さんは頭頸部がんの治療を受けている) 直...

詳細はこちら

膵臓がん、これだけは知っておきたい基礎知識 手術だけでなく化学療法の進歩にも期待

2008年5月

千葉大学大学院 臓器制御外科学教授の 宮崎勝さん 肝胆膵がんはひとまとめにして語られることの多いがんだが、ほんとうに似かよったがんなのだろうか。 肝臓、胆道、膵臓の位置と働き、そして、膵臓がんについて基本となる特徴および治療について千葉大学大学院臓器制御外科学教授の宮崎勝さんに伺った。 肝胆膵がんはまったく性質の異なる3つのがん [肝臓・胆道・膵臓の形と位置] 肝臓がん、胆道がん、膵...

詳細はこちら

『膵癌診療ガイドライン』のポイントをわかりやすく読み解く 最難関のがん。化学療法の進歩で大きく変わった

2008年5月

九州大学大学院 臨床・腫瘍外科学教授の 田中雅夫さん 膵がんの治療の基本は、『膵癌診療ガイドライン』に記されている。ガイドラインは、エビデンス(科学的根拠)を基に、効果が証明された、その時点でベストの検査と治療が紹介されている。ただ、『膵癌診療ガイドライン』は医師向けにしか発行されていない。そこで、それを患者さん向けにわかりやすく解説してみた。 2006年に初版が発行された 膵がん診療の...

詳細はこちら

膵臓がんの治療の中心は化学療法か化学放射線療法か ジェムザールを凌ぐ治療法の研究が着々進む

2008年5月

国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科医長の 奥坂拓志さん 膵臓がんで治癒を目指すには手術を受けるしかないが、その手術ができる人はわずか2割。しかも手術をしても成績はよくない。 したがって膵臓がんの治療の中心は手術以外ということになるが、では、化学療法と化学放射線療のどちらがいいのだろうか。 手術できる膵臓がんはわずか2割 [国際分類のステージ分類] [がん治療における外科治療の割...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート3月 掲載記事更新!