各種がん

再発・転移がん

新薬で全生存期間延長という臨床試験結果も! 骨転移と併せて骨粗鬆症対策が重要。前立腺がんの骨転移治療

2016年1月

「Bone healthという点では、骨転移と併せて骨粗鬆症対策も重要です」と語る鈴木啓悦さん 骨に転移しやすいという特徴がある前立腺がん。骨転移による痛みや骨折は患者のQOL(生活の質)に大きく影響を及ぼす。この骨転移に対して、最近では骨の健康"Bone health(ボーンヘルス)"という考え方が広まってきており、骨転移と併せて骨粗鬆症に対する対策も重要になってきている。登場が期待される新たな...

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多様な職種の連携で、骨転移患者さんのQOLを維持する 最期まで自分の足で歩けるように

2015年9月

「骨転移があっても、最期まで自分らしい生活を送れるように支援していきたいと思います」と話す篠田裕介さんと澤田良子さん 骨転移は骨の病気であることから、運動器を専門にしている整形外科医による診療が有用だ。骨転移のがん患者さんが急増するなか、リハビリの必要性や他職種との連携など新しい診療体制が求められている。様々な科が連携して治療にあたる、東京大学医学部附属病院の骨転移キャンサーボードの取り組みについ...

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病勢安定期間を延ばす 進行・再発大腸がんの4次治療での、新規2剤のよりよい活用法とは

2015年7月

「新規治療薬のこの1~2年の投与実績から、よりよい活用法が見えてきました」と話す水沼信之さん 治癒切除不能の進行・再発大腸がんの治療は、分子標的薬の登場で飛躍的に向上している。それでも3次治療、4次治療の段階になると治療薬がない状態になっていたが、2013年に分子標的薬スチバーガ、14年に抗悪性腫瘍薬ロンサーフが新たに加わって選択肢が増え、最適な治療を続けることができるようになってきた。 相次ぐ分...

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エルプラット、サイラムザと新たな治療選択肢も登場 進行・再発胃がんに新しい治療法。着実に広がる治療の選択肢

2015年7月

「なかなか分子標的薬が登場しなかった胃がん領域において新薬が承認されたことは1つの進歩と言えるでしょう」と語る朴成和さん 手術による切除が困難と判断された進行・再発胃がんの化学療法に、ファーストラインではエルプラット(2015年3月承認)、セカンドラインでは分子標的薬のサイラムザ(同)が加わった。かつて胃がんは抗がん薬が効きにくいがんと言われたが、着実に治療の選択肢が広がりつつある。 入院せずに外...

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マウスモデルで体重減少を抑制し、生存期間を延長 ナノ粒子を用いた光線力学療法による腹膜播種治療

2015年7月

「腹膜播種の診断と治療の両方を行えるのが最大のメリットです。5年以内の実用化を目指したい」と語る辻本広紀さん これまで胃がんの腹膜播種では抗がん薬が効かなくなると、それ以上打つ手がなかったが、昨年(2014年)11月、光増感剤内包ナノ粒子を用いた光線力学療法(PDT)により、ヒト胃がん細胞を移植したマウスの腹膜播種モデルで体重減少の抑制と生存期間の延長効果が得られたとの報告があり、将来的には食道が...

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進化する腹膜播種の化学療法 腹膜播種に対する3つの腹腔内投与療法が先進医療に

2015年7月

胃がんの怖さに腹膜播種がある。決して珍しい症状ではなく、胃がんでの死亡者のうち、半数近くが腹膜播種に苦しむとされている。これまでは化学療法を受けても予後が悪いとされてきたが、近年は新しい併用療法の研究が進んでいる。その中でも、とくに注目されているのが、パクリタキセルなどを用いた腹腔内投与併用療法。この併用療法に2006年から取り組んでいるのが東京大学医学部附属病院腫瘍外科。本誌では、これまでにも数...

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肝転移のある大腸がんの治療が 化学療法の進歩で大きく変化 手術前後での化学療法の組み合わせの妥当性を検証

2014年7月

「手術前か後に、化学療法を組み合わせる治療が注目されるようになっています」と語る井上さん大腸がん肝転移に対する治療は、肝臓手術の進歩や化学療法の進歩によって変化を遂げてきた。現在では、切除手術が可能な肝転移のある患者さんに対しても、手術前後に化学療法を組み合わせる治療が行われるようになり、それが妥当かどうかの検証が進められている。かつては手術が可能なら 積極的な肝切除が行われた肝臓への転移がある大...

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脳転移に威力を発揮するサイバーナイフ 技術革新により原発肺がんも保険で治療できる

2014年6月

「サイバーナイフのメリット・デメリットをよく知って治療を選んでほしい」と話す佐藤健吾さん脳に転移しやすいがんの1つが肺がん。脳転移の治療の中心は放射線治療となるが、通常の放射線治療よりも精度が高く、効果が大きいと注目されているのがサイバーナイフだ。技術の進歩が著しく、転移だけでなく肺原発巣へのサイバーナイフ治療も可能になっている。肺がんは脳転移しやすいがんがんの転移は血液やリンパ液の流れに乗って起...

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骨転移のある患者さんが リハビリで自分らしい生活を取り戻せるように

2014年5月

おおもり まいこ 1999年慶應義塾大学医学部卒業後、同リハ医学教室に入局。2001年より慶應義塾大学月ヶ瀬リハビリテーションセンター、慶應義塾大学病院リハビリテーション科などに勤務し、現在に至る。日本リハビリテーション医学会認定臨床医、専門医、指導責任者がん治療中・後のQOL(生活の質)向上の鍵を握るのが、リハビリテーションだ。だが、骨転移のある患者さんを対象としたリハビリには、基準と呼べるもの...

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再発・転移の基礎知識:まずは知ること 再発・転移はこう起きる、そしてこう対処する

2013年5月

東京慈恵会医科大学葛飾医療センター副院長の吉田和彦さん 局所にできたがんを取り除いても、患者さんを常に不安にするのが、「再発・転移」だ。どのような仕組みで起こるのか、どのようながん種に多いのか、対処するにはどのような方法があるのか――。Q1  「再発」「転移」ってなに?■再発転移に関する用語原発がん最初に発生したがん領域がん原発巣近くのリンパ節や周辺の組織・臓器に浸潤*したがん転移がん原発巣とは別...

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